★ひとこと 「高千穂河原からガレ場の急坂で御鉢から高千穂峰へ」
中岳下山路から高千穂峰を望む
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★行った日 2006年4月12日(水) 曇一時晴
単独
★コース
(第2日午後)
高千穂河原13:35→古宮址13:42→御鉢火口縁14:30→御鉢奥火口縁14:48→15:13(1574.0m)高千穂峰15:22→御鉢奥火口縁15:38→御鉢火口縁15:47→古宮址16:22→16:26高千穂河原16:35(タクシー)=霧島神宮温泉16:45
高千穂河原正面の鳥居をくぐり参道を進むと正面奥に高千穂峰を遠景とした古宮址だ。かつては霧島神宮がこの地にあったそうだ。古宮址手前を右に入ると石畳と石段の神宮の森散策路が続いている。しばらく道なりに進むと「高千穂峰」の表示があって左の登山道へ入る。ここから歩き難い赤茶けた火山礫の道だ。始めはなだらかだがすぐに滑り易い急斜面だ。定まった登坂路はなく上りやすい場所を選んで登る。地元の生徒らしい四、五十人の中2の一団が下ってきて口々に「こんにちは」の挨拶を交わすのが気持ちが良い。全員スニーカーなので滑りやすく、また砂粒が入りやすいので度々靴を脱いでいるのが痛々しい。やっと御鉢の縁にたどり着くと強風だ。御鉢の周りを時計方向に登るが時に吹く突風に吹き飛ばされそうで恐ろしい。お鉢の斜面からは硫黄の煙が噴き出している。西北には午前中に歩いてきた韓国岳、新燃岳、中岳が見え、東には高千穂峰の頭が顔を出している。
(高千穂河原正面) (古宮趾参道) (古宮趾)
(神宮の森散策路を進む) (登山道は散策路から分岐) (歩き難い石ころ道)
(滑り易い火山礫の急坂) (?)
(高千穂河原を振り返る)
(御鉢の縁を見上げて登る)
(御鉢の縁、正面は高千穂峰) (御鉢の底)
(御鉢の全体像)
御鉢奥縁から見える高千穂峰本体の赤と黒の地層断面が鮮やかだ。ケルンが積まれている鞍部へ少し下ってから急坂を登る。崩落防止の丸太のある斜面を頑張って登りきると山頂だ。例の逆矛などのモニュメントがある山頂からは360度の展望だ。幸運にも午前中より視界が良くなり、北は市房山、南は櫻島まで確認できた。しばらく山頂を独占してからガスが上がってきたので往路と同じ経路で下山した。
閑散とした高千穂河原から霧島神宮温泉へ予定通りに帰着、タクシー代は1440円だ。キリシマツツジは5月に入ってから最盛期を迎えるが、この時期、天候にも恵まれて静かなえびの高原縦走を楽しむことができた。
(妖しい縞模様の地層) (妖しい縞模様の地層) (御鉢縁から韓国岳)
(御鉢縁から高千穂峰) (滑りながらの最後の登り) (山頂からの御鉢の俯瞰)
(山頂のモニュメント) (方位板と韓国岳) (方位板のテントウムシ)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(参考地図)
・山と高原地図 霧島・開聞岳
・2万5千分の1地形図 高千穂峰
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