斜里岳(1547m)

 

★ひとこと   「清岳荘から沢歩きと尾根歩きが楽しめるガスった斜里岳へ」

小清水から斜里岳を望む(登山前日)

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★行った日   2006年7月10日(月)  晴一時曇  単独
          
★コース

(第4日)
小清水温泉7:34(道道、林道)=清岳荘8:23→林道終点8:40→下二股9:15→見晴の滝10:06→七重の滝10:11→上二股10:40→九合目11:08→馬の背11:15→11:38(1547m)斜里岳11:57→馬の背12:20→九合目12:23→上二股12:37→竜神の池分岐12:41→P1250 13:02→熊見峠13:18→下二股13:53→林道終点14:21→14:34清岳荘14:40(林道、道道、R391、R241)=阿寒湖温泉17:00

(第4日)
 小清水温泉から雲を頂いた斜里岳をめざして清里町へ向かう。真っ直ぐな道の両側に広がる畑の作物は、青々としたビート、花盛りのジャガイモ、穂の出そろった大麦の3種だ。清里町から斜里岳登山口の表示に従ってしばらく進むと地道になるがさほど悪路ではない。高度を上げると新築直後の清岳荘の大きな駐車場がある。ゲートがありこれ以上は進めない。
○清岳荘〜七重の滝
 登山口で記帳して森林帯を進むとすぐに林道へ梯子で下りる。林道をしばらく進むと斜里岳道立公園の表示があって山道になる。少し進むと沢の渡渉が始まり数回渡った所が谷道と尾根道分岐点の下二股だ。なお、これからの谷筋も同じだが必ずしも飛び石伝いに沢を渡ることができず浅い水に入らざるを得ない所もある(普通の水量では登山靴のままで大丈夫だ)。下二股から沢渡りとなめ滝のサイドの岩登りの連続だ。要所にロープや鎖があるので安心して登れるがスリル満点の所もある。下りは通りたくない所だ。


      (清岳荘)               (登山口)          (すぐ森林帯に入る)

    (林道へ下りる)           (林道終点)          (沢の渡渉が始まる)

    (何回も沢を渡る)          (下二股)              (水蓮の滝)

      (各種滝)             (沢を登る)          (ナメ滝の右横を登る)

 
       (各種滝)             (各種滝)           (滝の左横を登る)

○七重の滝〜斜里岳
 残雪の谷辺りから水量は目立って少なくなり流れの中でも無理すれば歩けるようになる。連続した滝もようやく終わり、小さな流れとなった沢を遡行すると上二股だ。ここが谷道と尾根道の合流点だ。しばらく谷筋を登ると9合目だ。ここから小灌木帯の滑り易い急坂となり、雪渓を少し登ると馬の背だ。風の通り道らしく霧まじりの強風が吹き付けている。短いハイマツ帯の尾根を登ると祠があり、更に右の急坂の尾根を登りきると斜里岳山頂だ。少し低い所に三角点もある広場だが風が滅法強く早々に下山を始めた。


    (沢に残雪が現れる)        (七重の滝)             (霊華の滝)
 
 (水量が減ってきた上流の滝)      (沢を遡行)              (上二股)

  (急坂が続く9合目付近)     (滑り易い急坂を登る)       (雪渓を少し登る)

    (風の強い馬の背)       (ハイマツ帯のお花畑)      (山頂手前尾根の祠)

      (尾根を登る)       (頂上直下の最後の急坂)        (斜里岳山頂)

○斜里岳〜熊身峠〜清岳荘
 ガスの中を下ると馬の背には多くの登山者が憩っていた。上二股まで下るとやっとガスも晴れだした。アップダウンを重ねながら熊見峠めざして爽快な尾根道を進む。ハイマツの尾根道なので見晴らし抜群で、斜里岳方面は雲の中だがオホーツク海方面の見晴らしが良かった。熊見峠を越えると下二股まで急下降の連続だ。尾根道を上りに使うとこの連続した急登に手こずる筈だ。谷筋の登りの方がずっと楽なような気がする。下二股からは往路と同じ経路で下山した。
 きょうは阿寒湖温泉まで行くので、途中、摩周湖に立ち寄ったが霧のため何も見えなかった。がっかりして弟子屈から阿寒湖をめざした。
 

   (斜里岳三角点)       (ガスの晴れ間の馬の背)    (上二股で熊見峠方向へ)
 
    (ダケカンバの道)        (雪渓を横切る)         (ガスった山頂方向)
 
(ハイマツと高山植物の尾根道)   (熊見峠へ続く尾根道)   (尾根道から見えるオホーツク)
 
    (前方が熊見峠)       (気持ちの良い尾根道)    (長い急坂を下ると下二股)
 
★道端の花

  エゾノレイジンソウ(清岳荘)    ??スミレ(清岳荘)         ?(清岳荘)
 
   ミヤマカタバミ(下二股)      サンカヨウ(下二股)      エンレイソウ(下二股)
 
    コガネギク(上二股)         ?(上二股)            ?(上二股)
 
  キバナノコマノツメ(上二股)       ?(上二股)        ウコンウツギ(上二股)
 
   コバイケイソウ(上二股)  オオバナノエンレイソウ(上二股)   サンカヨウ(上二股)
 
 オオバナノエンレイソウ(上二股)  ミツバオウレン(上二股)    コガネイチゴ(上二股)
 
 チシマヒョウタンボク(上二股)   ウコンウツギ(上二股)    ウラジロナナカマド(上二股)
 
    タカネザクラ(馬の背)    エゾノツガザクラ(馬の背)    ハクサンチドリ(馬の背)
 
   ゴゼンタチバナ(馬の背)       ?(馬の背)           ミヤマオグルマ(山頂)
 
     コケモモ(山頂)           ?(山頂)         ホソバイワベンケイ(山頂)
 
   ミヤマオダマキ(山頂)      ヨツバシオガマ(山頂)       チングルマ(山頂)
 
  ミヤマダイコンソウ(馬の背)   キバナシャクナゲ(馬の背)   エゾキンバイソウ(上二股)
 
   マルバシモツケ(熊見峠)    エゾイソツツジ(熊見峠)    マイズルソウ(下二股)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       利尻・羅臼
・2万5千分の1地形図  斜里岳

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