(明るい富士見平の紅葉)
(妙高山へ続く黒沢分岐) (明るい笹原の道)
しばらく黒沢岳山腹をトラバースするが、途中の大石の上から眺める火打山、焼山が連なっている姿は抜群だ。茶臼山手前斜面の緑の笹原に点在する赤のナナカマドの市松模様は自然の傑作だ。高谷池ヒュッテ手前のアルプス展望台からは雲海の上に少し覗いている北部北アルプスが眺められた。シーズンにはハクサンコザクラが咲き誇る湿原もいまは草紅葉の装いだ。
(黒沢岳山腹を行く) (明るい笹原)
(茶臼山の市松模様)
(黒沢岳山腹付近から西北を望む、左端:朝日岳、中央:焼山、右端:火打山)
(アルプス展望台から西南を望む)
高谷池の手前を直進し、黒沢池へ向かう道を右に分け、反時計方向に池のまわりを木道で進む。ちょっとした岩場を登ると草原に岩が点在する庭園の様な湿地の中を火打山を正面に見て木道が続いている。振り返ると妙高山がこちらを見下ろしている。少し下ると天狗の庭だ。先程よりだいぶ近付いた火打山が正面にそびえ、草紅葉の池塘と水面に映る山影はいうことなしの景観だ。これから稜線の登りになるが、刻々と変わる天狗の庭の俯瞰を楽しみながら登る。雷菱の絶壁を右に見ながらハイマツの稜線を登ると雷鳥平だ。少しなだらかな稜線を登るがすぐに木階段もある急坂となり、最後のひと頑張りで火打山頂上だ。山頂からは360度の大展望の筈だが遠望はきかなかった。妙高山へ続く稜線の日本海側から湧き出すガスが見通しの悪さを象徴していた。
同じ経路で下山し、あすの食料をR18のコンビニで買い込んでから池の平温泉に舞い戻った。火打山の湿原の景観は素晴らしく、是非、雪解けの頃に花を目当てに再度訪れたいものだ。
(天狗の庭へ向かう笹原) (天狗の庭へ向かう木道) (木道から妙高山を振り返る)
(火打山を正面に天狗の庭) (天狗の庭) (天狗の庭)
(雷菱の絶壁) (天狗の庭の俯瞰) (火打山中腹から妙高山)
(雷鳥平) (なだらかな尾根道を進む) (流麗な火打山)
(頂上直下の木階段) (登ってきた稜線を見下ろす) (火打山頂上)
★道端の花
アキノキリンソウ(十二曲り) ノリクラアザミ(十二曲り) ツルニンジン(富士見平)
ヤマハハコ(富士見平) モリアザミ?(雷鳥平) ミツバツチグリの狂い咲き(山頂)
コケモモ(山頂) ヤナギタンポポ(雷鳥平) オヤマリンドウ(高谷池)
?(高谷池) ヤマゼリ(黒沢橋) カニコウモリ(黒沢橋)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(1)笹ヶ峰〜富士見平 (2)富士見平〜火打山
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)