野口五郎岳(2924.3m)水晶岳(2986m)
★ひとこと 「コマクサ咲く野口五郎岳から展望稜線で水晶岳へ」
野口五郎岳近くから水晶岳を望む
★行った日 2007年8月6日(月) 晴 単独 ★コース
(第2日) 烏帽子小屋5:10→P2616 5:42→三ッ岳稜線別れ6:27→6:50ピーク6:55→P2792 7:14→7:23野口五郎岳手前コル7:35→ピーク8:19→野口五郎小屋8:24→8:42(2924.3m)野口五郎岳8:53→湯俣温泉分岐9:32→9:36コル9:56→11:01東沢乗越11:08→岩稜ピーク11:29→12:04水晶小屋12:18→13:10(2986m)水晶岳13:20→水晶小屋14:00 烏帽子小屋からテント場を通って少し下ってから三ッ岳へ向って稜線をなだらかに登る。コマクサの砂礫帯を登ると、後には烏帽子岳の彼方に立山や剱、右に赤牛岳の彼方にずんぐりとした薬師岳が現れ、正面には特徴のある槍ヶ岳が姿を見せ始める。三ッ岳の山頂を巻いた先でお花畑コースと展望コースが分かれている。天気が良いので迷わず尾根の展望コースを進む。なだらかな稜線からは右に水晶岳から赤牛岳に続く読売新道の稜線、左に餓鬼岳や燕岳が逆光のなかに黒々と連なっている。白い稜線を少し下ると野口五郎小屋があり、わずかに上り返すと野口五郎岳だ。広くて丸い山頂からは文字通りの360度の展望だ。
(稜線の砂地はコマクサ群生地) (進行方向に槍ヶ岳が現れる) (三ッ岳)
(三ッ岳付近から南〜西〜北を望む)
(三ッ岳下から展望コースを行く) (烏帽子、鹿島槍を振り返る) (堂々とした水晶岳)
(赤茶けた赤牛岳) (野口五郎へ向う) (野口五郎小屋)
(山頂から槍ヶ岳) (野口五郎岳三角点) (山頂から稜線を下る)
(野口五郎岳から東北〜東〜南〜西を望む)
山頂から西南方向にこれから進む水晶小屋までの尾根が俯瞰できる。上から眺めるとなだらかだが、実際に下るとなかなかアップダウンの厳しい尾根だ。真砂岳の西側斜面山腹をトラバースしてガレ場を下り、湯俣温泉への道を左に分け尾根をそのまま直進する。尾根の最低コルが東沢乗越だ。振り返ると野口五郎岳がたおやかな姿を見せ、登るのもげんなりするような最上部の稜線に水晶小屋が見えている。かなり険しい稜線をアップダウンしながら登りつめると水晶小屋だ。新築開店10日目の木の香も芳しい小屋だ。要所にあるためいつも満員で、きょうも泊り客は布団1枚に2人の40人だった。この小屋は天水のみなのでトイレ水も不足しているので注意が必要だ。
(稜線から見た雄大な野口五郎) (東沢乗越の石地蔵) (東沢乗越)
(東沢乗越から東〜南〜西〜北を望む)
(遥か彼方の稜線の水晶小屋) (意外に険しい稜線の道) (稜線のホシガラス?)
(険しい稜線を振り返る) (新築開店10日目の水晶小屋) (水晶岳へ稜線を行く)
小屋の裏山へ登ると北方に水晶岳が現れ、初めなだらかに稜線を登り、ハイマツ帯を過ぎると急になる岩稜の道を登りつめると平地の殆どない山頂だ。水晶岳は日本100名山のせいか山頂は沢山の人でひしめいていた。山頂からは周囲を見渡すことができ、北には赤牛岳へ続く読売新道の稜線が伸び、東には今歩いてきた野口五郎岳、南には槍ヶ岳、西には黒部五郎岳が夫々特徴のある姿を見せている。時間的に余裕があったが、あすのご来光を期待して満員の水晶小屋で泊まる事にした。以前の平屋建て異なり、中2階建てなので食事の準備のため外で待つこともなくそれなりに快適だった。 人もまばらな裏銀座コース特有の静けさは水晶岳までだった。特に、たおやかな野口五郎岳周辺の尾根道漫歩は展望も素晴らしく静かな山歩きを楽しむことができた。
(稜線を振り返る) (近付く水晶岳) (ハシゴもあるガレ場)
(近付く山頂) (山頂の人々) (お花畑もある)
(ライチョウ) (岩場の水晶岳山頂) (赤牛岳へ続く稜線)
(水晶岳山頂から360度の景観、東〜南〜西〜北〜東)
★道端の花
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡) (2)野口五郎岳手前コル〜水晶岳 (1)烏帽子小屋〜野口五郎岳手前コル
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図) ・山と高原地図 鹿島槍・五竜岳・北アルプス ・2万5千分の1地形図 烏帽子岳、薬師岳
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