鷲羽岳(2924.2m)三俣蓮華岳(2841.2m)双六岳(2860.3m)

 

★ひとこと   「黒部源流の鷲羽岳から高山植物の豊かななだらかな山塊へ」

三俣蓮華岳中腹から鷲羽岳を望む

★行った日   2007年8月7日(火)   霧一時晴       単独
        
★コース

(第3日)
水晶小屋5:24→雲ノ平分岐5:56→ワリモ岳6:20→コル6:34→6:59(2924.2m)鷲羽岳7:12→8:09三俣山荘8:33→9:08展望ベンチ9:12→巻道ルート分岐9:20→9:35(2841.2m)三俣蓮華岳9:51→10:45中道ルート分岐10:48→11:15(2860.3m)双六岳11:33→中道ルート合流12:01→巻道ルート合流12:05→双六小屋12:23

 あさすぐにガスがかかり期待したご来光は駄目だった。水晶小屋から稜線を下りワリモ乗越をトラバースして、雲ノ平方面を右に分けガスったワリモ岳の稜線を登った。ガスの中のワリモ岳を過ぎて一旦下り登り返すと鷲羽岳山頂だ。逆の三俣山荘から登るのはしんどかったがワリモ岳からは簡単に登れてしまった。丁度ガスも晴れ、近くの山々が姿を現し、ブロッケン現象も出現した。隣に人がいても自分だけが虹の輪の中心にいるのは愉快だ。南には雲をまとった槍ヶ岳とともに旧噴火口の鷲羽池も姿を現し、西南には三俣蓮華岳や三俣山荘が眼下に見えていた。


  (野口五郎岳の夜明け)    (水晶小屋から稜線を下る)  (天気が悪いと雷鳥がいる)

   (ワリモ乗越をトラバース)      (岩苔乗越への分岐)        (ガスのワリモ岳)

    (稜線を上り返す)         (鷲羽岳山頂)          (ブロッケン現象)

    (山頂から雲ノ平)         (山頂から鷲羽池)   (山頂から三俣蓮華岳、双六岳)

              (鷲羽岳から東南〜南〜西〜西北を望む)

 山頂から展望を楽しみつつ稜線を下り三俣山荘でコーヒーを飲む。1杯600円だが生き返る心地だった。高瀬ダムから始めての潤沢な水場でリフレッシュして三俣蓮華岳に向ってお花畑のハイマツ帯を登る。途中、双六への巻道を左に分け急坂を登りつめると三俣蓮華岳山頂だ。長野、富山、岐阜の県境で展望も素晴らしい筈だがきょうは残念ながらガスのため遠望はきかなかった。
 山頂から双六岳へ向う花の稜線歩きだ。途中でまったく動かないライチョウと遭遇、すんでのところで蹴飛ばす所だった。丸い平原状の双六岳には沢山の花が咲き乱れていた。山頂からは東北方向の槍ヶ岳をめざしてなだらかに直線の道を下って行く。最後の岩場には残雪が残り迂回して巻道ルートに合流し、小灌木帯の急坂を下って双六小屋に到着。ここも水が豊富で助かる山小屋だ。ここから岳沢まで確実な水場はないのでしっかり補充する。

   (山頂から黒部五郎岳)     (鷲羽岳中腹から三俣山荘) (下山途中で鷲羽岳を振り返る)

  (ハイマツとお花畑を登る)       (三俣蓮華岳)          (巻道ルート分岐)

    (広がるお花畑)          (三俣蓮華岳山頂)       (花の豊富な稜線を行く)

  (稜線を振り返ると薬師岳)  (ガスがでるとライチョウもでる)    (お花畑の稜線を行く)

   (双六岳山頂付近)           (双六岳山頂)         (見えない槍ヶ岳に向って下る)

    (雪渓の残る下り道)       (巻道ルート合流地点)           (双六小屋)

★道端の花

 
   イワツメクサ(ワリモ岳)    タカネツメクサ(ワリモ岳)     イワオウギ(ワリモ岳)
 
 ミヤマダイコンソウ(ワリモ岳)   タカネスミレ(ワリモ岳)     ミヤマタンポポ(ワリモ岳)
 
 タカネヤハズハハコ(ワリモ岳)  ミヤマクワガタ(ワリモ岳)      ?(ワリモ岳)
 
     ?(ワリモ岳)         イワベンケイ(ワリモ岳)     ハクサンイチゲ(三俣山荘)
 
 ミヤマキンポウゲ(三俣山荘)   ウサギギク(三俣山荘)    コバイケイソウ(三俣山荘)
 
  コイワカガミ(三俣山荘)       ?(三俣山荘)           ?(三俣蓮華)
 
   シナノキンバイ(三俣蓮華)  ミヤマキンバイ(三俣蓮華)    ヨツバシオガマ(三俣蓮華)
 
   コケモモ(三俣蓮華)      チングルマ(三俣蓮華)     ツマトリソウ(三俣蓮華)
 
  ミヤマゼンゴ(三俣蓮華)    シナノオトギリ(三俣蓮華)   ハクサンフウロ(三俣蓮華)
 
  ハクサンフウロ(三俣蓮華)     クロユリ(三俣蓮華)     ハクサンチドリ(三俣蓮華)
 
  ダイモンジソウ(三俣蓮華)  ミヤマダイコンソウ(三俣蓮華)  アオノツガザクラ(双六岳)
 
  ミヤマリンドウ(双六岳)    ミヤマコウゾリナ(双六小屋) ミヤマアキノキリンソウ(双六小屋)
 
   クルマユリ(双六小屋)        ?(双六小屋)        ミヤマトリカブト(双六小屋)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
(2)三俣山荘〜双六小屋       (1)水晶小屋〜三俣山荘

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       槍ヶ岳・穂高岳・上高地
・2万5千分の1地形図  薬師岳、三俣蓮華岳

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