★ひとこと 「西鎌尾根から槍ヶ岳を経て3000米の尾根道で南岳へ」
槍ヶ岳中腹から西鎌尾根を望む
★行った日 2007年8月8日(水) 霧一時晴
単独
★コース
(第4日)
双六小屋4:48→(2755m)樅沢岳5:20→硫黄乗越5:53→P2674
6:21→7:41千丈沢乗越7:46→8:55槍ヶ岳山荘9:04→9:25(3180m)槍ヶ岳9:31→9:47槍ヶ岳山荘9:58→10:31(3101m)大喰岳10:49→(3084m)中岳11:30→11:45中岳水場11:56→P2986
12:15→天狗原分岐12:31→(3032.7m)南岳12:54→南岳小屋13:02
西鎌尾根を槍ヶ岳方向へ歩くのは初めてだ。双六小屋の朝食は4時半なので朝早く出発、だが濃いガスのなかを黙々と歩くのみ。鷲羽岳の展望台、樅沢岳、草花の豊富な硫黄乗越から左俣岳周辺の尾根道などすべてガスで周りの景色は真っ白だ。千丈沢乗越手前の鎖場辺りでやっとガスが晴れ始めて周囲が見え出した。千丈沢乗越から急坂の上りだ。右下には飛騨沢からのジグザグの登山道を登る人々が見え、後には西鎌尾根が鋭い稜線の姿を見せていた。しんどい激登りで肩の小屋に到着、相変わらず沢山の登山者で繁華街なみだ。きょうはそこそこ見えそうなので穂先に登る事にした。以前より一方通行部分が増えハシゴも2本に増えていた。きょうは空いていたが混雑時には大助かりのはずだ。穂先からは遠景は駄目だったが眺望を楽しむことができた。
(ガスの中の樅沢岳) (やっと左俣谷が見えてきた)
(千丈沢乗越手前の鎖場)
(千丈沢乗越)
(西鎌尾根) (右下の飛騨沢登山道)
(飛騨沢の彼方に笠ヶ岳)
(槍ヶ岳肩) (穂先の途中から槍ヶ岳山荘)
(一方通行の岩場を登る)
(最後のハシゴ場) (槍ヶ岳山頂)
(山頂から笠ヶ岳)
(山頂から西鎌尾根) (穂先を振り返る)
大混雑の肩の小屋を敬遠して早々に下山を開始、テント場をくだり飛騨乗越から大喰岳の稜線を登る。槍もガスって見えないガレ場の大喰岳山頂を後にして稜線を進む。岩稜のハシゴ場を過ぎると中岳だ。何も見えないのですぐに下山、南岳寄りの雪渓末端には豊富な水場があった。大きな雪渓が残っていたので8月いっぱいは水がありそうだ。稜線の飛騨側は終日ガスだったが長野側は時々ガスが晴れ表銀座の山並みを見ることができた。中岳から南岳を越えて南岳小屋へ意外に早く到着した。あすの晴を祈るのみ。
きょうは槍ヶ岳を中心とした西、南の稜線歩きだった。終日ガスに閉じ込められたが槍ヶ岳で晴れたのが幸運だった。
(飛騨乗越) (飛騨乗越から殺生ヒュッテ) (飛騨乗越から大喰岳を登る)
(ケルンの多い大喰岳山頂) (雪渓上で虫をあさるイワツバメ)
(花咲く稜線の道)
シナノキンバイ(樅沢岳) クルマユリ(樅沢岳) ミヤマトリカブト(樅沢岳)
ハクサンチドリ(樅沢岳) コバイケイソウ(樅沢岳) マルバタケブキ(樅沢岳)
ハクサンフウロ(樅沢岳) イブキジャコウソウ(樅沢岳) ミネウスユキソウ(樅沢岳)
チングルマ(樅沢岳) ミヤマアキノキリンソウ(硫黄乗越)
エゾシオガマ(硫黄乗越)
シナノオトギリ(硫黄乗越) ウサギギク(硫黄乗越) ミヤマコゴメグサ(左俣岳)
ダイモンジソウ(左俣岳) ヤマハハコ(左俣岳) タカネナデシコ(左俣岳)
タカネシオガマ(大喰岳) クモマグサ(大喰岳)
ヨツバシオガマ(大喰岳)
?(中岳) ミヤマタンポポ(中岳) ベンケイソウ(中岳)
ミヤマクワガタ(中岳) ミヤマゼンコ(中岳) ミヤマリンドウ(中岳)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(1)双六小屋〜千丈沢乗越 (2)千丈沢乗越〜南岳小屋
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳・上高地
・2万5千分の1地形図 三俣蓮華岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、穂高岳
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