(大膳原から烏帽子山(右)立烏帽子(右)などの比婆連山を望む)
下った分だけ樹林帯を登り返すと烏帽子山頂上だ。山頂は広い草原広場だ。広場の隅に、人工か自然の作為か不明の規則的な溝のついた条溝石がある。樹林帯を少し下り、ブナ林のコルで烏帽子山の巻道を右に分ける。この辺りから天然記念物のブナ林だ。おだやかに登ると比婆山御陵で円墳がある。古事記に言うイザナミノ神の墓所らしい。南には門栂と称するイチイの古木がある。このまま稜線を南下して緩やかに下ると公園センターに下れる越原越(おっぱらごえ)のコルだ。ここからまたまた登り返すと絶景ポイントの池の段分岐ピークだ。東には立烏帽子の円錐形の小山がせまり、西北には大膳原の向うに吾妻山がそびえている。折角ここまで来たので立烏帽子を往復するが、ピークはヤブの中の標識だけだった。下山は巻道で烏帽子山をカットした以外は往路を戻り、国民宿舎の風呂へ直行した。
吾妻山、比婆山は国民休暇村付近の大草原、大膳原の大ススキ原、御陵付近のブナ林、吾妻山や池の段分岐点の大展望などが素晴らしかった。
(最低コルの横田別れ) (樹林帯を登る) (烏帽子山頂上部は草原)
(山頂横の条溝石)
(御陵) (御陵の門栂:正しくはイチイ)
(ブナ純林を行く) (越原越付近) (もうすぐ池の段分岐)
(池の段分岐から西〜北〜東〜南〜西南を望む)
(大膳原方面を振り返る)
(円錐形の立烏帽子山) (立烏帽子山頂上はヤブの中)
★道端の花
マツムシソウ(休暇村) ツリガネニンジン(休暇村) イブキトラノオ(休暇村)
ヤマボクチ(休暇村) キンミズヒキ(休暇村) シコクフウロ(休暇村)
ツルニガナ(吾妻山) イヌショウマ(吾妻山) ウツボグサ(吾妻山)
ママコナ(吾妻山) ヤハズハハコ(吾妻山) イヌショウマ(吾妻山)
ワレモコウ(吾妻山) ヤマハッカ(吾妻山) ゲンノショウコ(大膳原)
カワラナデシコ(大膳原) アキノキリンソウ(御陵) ?(池の段)
ウメバチソウ(池の段) ツルリンドウ(立烏帽子) (タンナ)トリカブト(立烏帽子)
シロヨメナ(立烏帽子) ママコナ(池の段) ホツツジ(池の段)
キバナアキギリ(吾妻山) ?(吾妻山) マルバハギ(吾妻山)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)