入道岳(1778m)薬師岳(1653.8m)

 

★ひとこと   「ロープウエーで渋滞の尾根道を経て展望岩稜の八海山へ」

入道岳から大日岳を望む

★行った日   2007年10月13日(土)  晴一時曇  単独
        
★コース

(第3日)
六日町温泉8:07(県道)=山麓駅8:40(ロープウエー)=山頂駅8:50→展望台→大倉口コース合流9:25→女人堂10:09→(1653.8m)薬師岳祠10:50→10:57千本桧小屋11:03→岩稜道分岐→不動岳→巻道出合11:56→新開道分岐12:02→岩稜道合流12:11→(1778m)入道岳→12:33丸ヶ岳12:42→入道岳→巻道分岐13:02→新開道分岐13:10→岩稜道合流→千本桧小屋13:34→女人堂14:13→15:00山頂駅(ロープウエー)15:10=山麓駅15:20(県道、R291、R352、シルバーライン)=銀山平(R352)=枝折峠(R352)=銀山平温泉

 六日町温泉をゆっくり出発、八海山ロープウエーに40分足らずで到着した。僕はお酒の名前ではよく知っていたが、八海山は越後の名山だ。八つ峰の岩峰群をもつ男性的な霊峰で、信仰の対象でもあり要所に祠や阿修羅像が祀られている。晴天の土曜日とあって、地元の高校生の団体など登山客で大混雑、ロープウエーはピストン運転だ。真横のスキー場を眺めながら10分ほどで山頂駅に到着だ。
 山頂駅の少し上の展望台から眺める六日町方面が綺麗だったが、上信越の山々は雲の中だ。見通しがよければ日本海から佐渡島まで見えるらしい。展望台から樹林の中の木道もあるなだらかな登山道を進み、大倉口からの道をあわせ、モリアオガエルの生息地、漕(こぎ)池への入口を右に分け、樹林帯を進む。胎内くぐりを右に見て急坂を登ると女人堂だ。沢山の人が休憩している広場からは、西北に登ってきた尾根筋の彼方に小出町方面の平野を俯瞰でき、東方に越後駒ヶ岳や未丈(みじょう)ヶ岳が姿を見せ始める。なだらかに尾根をアップダウンしながら進み、急勾配ではないが渋滞する長い鎖場を登り切ると祠のある薬師岳だ。ここから見る岩峰群のうちの一番近くの地蔵岳やすぐ左にそびえる越後駒ヶ岳の姿が壮麗だ。
 少し下って登り返すと千本桧小屋だ。この先で岩峰群踏破コースと巻道コースに別れれている。地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳と連続する五岩峰を鎖場で乗越えて進む。夫々の岩峰には祠や石仏が祀られてる。何よりも岩峰と紅葉のコントラストが絶品だ。


    (ロープウエーから)     (展望台から六日町方面)       (なだらかな登山道)

   (女人堂への急な登り)       (あちこちにある石仏)      (紅葉低木帯を行く)

  (女人堂の尾根を振り返る)     (渋滞する長い鎖場)        (薬師岳の祠)

  (千本桧小屋と地蔵岳)    (千本桧小屋と薬師岳を振り返る)(巻道から岩稜へよじ登る)

       

(地蔵岳)              (不動岳)      (七曜岳から紅葉岩稜を振り返る)

 この先に摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳と3岩峰が続いているが、ひどい渋滞と摩利支岳の鋭い絶壁に恐れをなして、一ヶ所ある逃げ道から巻道へ下って先へ進んだ。新開道を左に分け数ヶ所ある鎖場を登ると岩峰の道と合流する。あとは見晴らしのよい尾根道を一旦下って登り返すと入道岳だが、表示は見当たらずすぐ先の尾根筋の突端に丸ヶ岳の石柱が建っていた。ここからは文字通り360度の大展望で、今回計画した巻機山、越後駒ヶ岳、平ヶ岳、燧ヶ岳などをはじめ、越後、福島、群馬の峰々が並んでいるのは壮観だった。帰りには、マウンテンバイクラリーコースを気持ちよく下るライダーの姿を眺めながらロープウエーで下山した。あすの予定は平ヶ岳なので小出からシルバーラインのトンネル経由で銀山平へ向った。銀山平には意外に早く着いたので枝折峠まで戻って明後日の越後駒ヶ岳登山口確認した。
 八海山は予期したより名山だ。尾根筋からの素晴らしい展望、鋭い八っ峰の岩峰、美しい紅葉など、交通の便もよく、色々なコースを選べて家族連れでも楽しめる一級品だ。

     (七曜岳?)            (釈迦岳?)            (釈迦岳?)

      (摩利支岳)        (摩利支岳の手前で巻道へ)     (剣ヶ峰、大日岳連峰)

 
  (入道岳へ続く紅葉の稜線)      (入道岳への登り)         (入道岳付近)

             (入道岳から東南〜南〜西〜西北を望む)

              (入道岳から西北〜北〜東〜東南を望む)

  (絶壁の巻道を下山する)       (渋滞する巻道)         (鎖場の長い渋滞)

★道端の花(花は殆どなし)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       越後三山・平ヶ岳・巻機山
・2万5千分の1地形図  八海山、五日町

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