守門岳(1537.2m)大岳(1432.4m)

 

★ひとこと   「大白川から急登し山頂を経て尾根伝いに大岳へ」

エデシ尾根から守門岳(左)と大雲沢の壁を望む

★行った日   2008年10月18日(土)  晴  単独

★コース
(第4日目)
大白川6:40(県道)=6:55大白川登山口7:03→展望尾根7:31→布引ノ滝分岐7:45→展望テラス8:11→8:37沢渡渉8:41→田小屋分岐8:50→P1348 9:02→9:36(1537.2m)守門岳9:46→9:59(1487m)青雲岳10:06→二口分岐10:18→網張(吉ヶ平分岐)10:38→11:01(1432.4m)大岳11:13→網張(吉ヶ平分岐)11:33→二口分岐11:53→青雲岳12:10→12:26守門岳12:31→P1348 13:06→田小屋分岐13:12→13:20沢渡渉13:24→展望テラス13:41→布引ノ滝分岐14:00→布引ノ滝展望台14:21→大白川登山口14:40(県道)=大白川14:57

 新潟県魚沼の名峰、魅力的な山名の守門(すもん)岳は標高はそれほど高くないが日本有数の豪雪地帯にあるためこの時期でも大雲沢に残雪があり、紅葉も素晴らしい。袴(はかま)岳、青雲(あおぐも)岳、大岳を総称して守門岳と呼び、各山頂には祠が祀られ信仰の山だったことがしのばれる。大白川から朝焼けの守門岳に向って県道を進み大原スキー場を過ぎると大白川登山口駐車場だ。
 登山口からだらだら坂の草地を登り、布引ノ滝への道を右へ分けると両手を使って上る急登だ。ブナが点在する道の急登をしのぐとエデシ尾根のルート断面図に示す展望尾根だ。ここから尾根道の急登だ。布引ノ滝への道を右に分け、時々岩稜も現われる尾根を急登すると絶景ポイントの展望テラスだ。南には大白川の集落が俯瞰でき、尾根の東には大雲沢が深く切れ込んで続いている。しばらく尾根を急登すると小灌木帯のなだらかな尾根となり、少し下ると上祝沢の源流の沢を渡る。最後の水場だ。ちょっと先で左から来た田小屋からの道と合流してふわふわした枯れ草の茂る草原をなだらかに登る。小灌木の茂るP1348を過ぎると、正面に袴岳(守門岳)を眺めながらの紅葉した見晴し抜群の尾根の上りだ。尾根筋の右側(東側)には大雲沢が深く切れ込み10月末の今でも残雪が見られ、振り返ると紅葉した尾根筋が延々と続き、その先に大白川の集落が望めた。尾根を登り切ると山名板もあるそんなに広くない2等三角点の山頂だ。山頂広場の祠が信仰の山の名残だ。山頂からの360度の展望は素晴らしく、西北にはこれから向う青雲岳から大岳が丸い饅頭を並べたように続き、東南には明日登る予定の浅草岳がなだらかに横たわっていた。


 (県道から朝焼けの守門岳)     (守門岳登山口)      (青葉のブナ林の急坂を登る)

   (色付き始めた稜線を登る)     (所々岩場も現われる)       (明るい稜線を登る)

   (守門岳と大雲沢の壁)    (絶景ポイントの展望テラス)   (紅葉のエデシ尾根を登る)

   (最後の水場の沢を渡る)       (ガレ場を登る)        (草原地帯の田小屋分岐)

 (真綿のような草原を登る)     (紅葉の展望稜線を登る)  (だんだん急坂になる稜線の道)

  (登ってきた稜線を振り返る)      (守門岳(袴岳)山頂)      (青雲岳へ向って下る)

              (守門岳山頂から東北〜東〜南〜西南を望む)

 木道をなだらかに下ると展望ベンチもある青雲岳だ。ここから大岳を望むとなだらかな尾根続きで行ける様だが、一度大きく下って登り返すことが必要だ。二口への道を左に分け、鞍部では吉ヶ原への道を右に分け、最後のしんどい登りをこなすと大岳山頂だ。祠や三角点のある小広場は薮に囲まれてあまり展望はよくないが、山頂を少し外れると展望抜群だ。来た道を戻り、エデシ尾根の展望テラスを過ぎた先で、左の布引ノ滝へ向った。ロープ場のすごい急坂を両サイドの木々を掴みながら下ると滝と登山口の三叉路だ。数十メートル左へ下ると布引ノ滝展望台だ。細い白糸のような流れが紅葉に彩られた岩壁を一直線に下っている見事な滝だ。先ほどの分岐まで戻って、山腹のトラバース道を20分も進むと登山道と合流し、すぐに登山口に到着だ。きょうは明日の浅草岳に備えて大白川へ向った。
 守門岳は二百名山に数えられ、麓の布引ノ滝、紅葉に飾られた鋭くてなだらかなエデシ尾根、守門岳三山を連ねる女性的な丸みのある稜線、山頂からの展望など一度は登る価値のある名山だ。

     (青雲岳頂上)         (青雲岳から守門岳を望む)  (青雲岳付近から大岳を望む)

            (守門岳と青雲岳中間辺りから西北〜北〜東を望む)

 (けっこう登り返しの急な大岳)  (大岳から稜線を振り返る)        (大岳山頂)

   (守門岳下りから浅草岳)      (エデシ尾根を下る)      (紅葉尾根の彼方の大白川)

     (布引ノ滝分岐)        (急坂の支稜を下る)      (樹間から見えた布引ノ滝)

   (白糸のような布引ノ滝)    (照葉樹林をなだらかに下る)  (草原の下が登山口駐車場)

★道端の花

    ゴマナ(登山口)        ユウガギク?(登山口)     ユウガギク?(登山口)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       越後三山・平ヶ岳・巻機山
・2万5千分の1地形図  守門岳、穴沢

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