★ひとこと 「ネズモチ平から会津や越後の山々大展望の山頂へ」
嘉平与ボッチと守門岳
★行った日 2008年10月19日(日) 晴 単独
★コース
(第5日目)
大白川6:33(県道)=6:55ネズモチ平林道駐車場7:03→ネズモチ平登山口7:08→桜ゾネ分岐(前岳)8:42→8:57(1585.5m)浅草岳9:19→桜ゾネ分岐9:34→(1484.7m)嘉平与ボッチ9:50→ピーク9:58→桜ゾネ(林道登山口)10:42→ネズモチ平登山口11:03→ネズモチ平林道駐車場11:12(県道、252、R17、R117、R405)=栄村小赤沢15:00
浅草岳は田子倉湖のほとりにそそり立つ福島、新潟県境の山だ。大白川から破間川に沿って直進し、道なりに進むと途中で地道になり、ほどなく大駐車場に着く。林道にはゲートがあってこれ以上は通行禁止だ。
駐車場から林道を進むとすぐに広場がある。ここがネズモチ平登山口だ。紅葉した樹林に入り滑り易い丸太を敷き詰めた少しぬかるんだ道を注意深く進む。小さな沢を渡り、朝日に照らされた嘉平与ボッチの岩頭を眺めつつ雑木林進む。黄色く色付いたブナからダケカンバに変わる頃、後ろを振り向くと色付いた樹林の彼方に守門岳が長々とそびえている。樹林帯を抜けハイマツの間の道をなだらかに登ると桜ゾネから来た道との合流点の前岳だ。ここから草原の山稜を進む木道だ。見晴しのよい道で山腹を横切り、最後にひと登りすると浅草岳山頂だ。文字通り360度の大展望だ。南方にはアメーバのような姿の田子倉湖や鬼ヶ面山に続く稜線の岩壁、平ヶ岳、燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、北方には対峙している守門岳や遠くに飯豊山らしき山塊が盛り上がっていた。快晴の日曜日とあって人気の山らしく狭い山頂は大混雑しだしたので頂上を後にした。
(ネズモチ平駐車場ゲート) (紅葉とススキの林道を行く) (ネズモチ平登山口)
(自然林を進む) (小さい沢を渡る)
(ブナ林を行く)
(振り返ると樹間から守門岳)
(自然林の急坂を登る)
(桜曽根からの合流点の前岳)
(前岳下の登山道から西〜北〜東を望む)
(浅草岳へ続く木道) (浅草岳山頂)
(浅草岳から越後駒、中ノ岳)
(浅草岳山頂から東北〜東〜南〜西〜北を望む)
前岳まで往路通りに下り、そこから桜曽根めざして木道を下り始めた。黄金色の草原を縫うように続く木道を、山々の景観を眺めながらぶらぶら下るのは最高だ。下から見上げると鋭いトンガリ帽子だが意外に丸い嘉平与ボッチを越え、展望稜線をなだらかに下るとやがて色鮮やかな広葉樹林帯の尾根道となる。特に、真っ赤に紅葉したカエデが鮮やかだ。祠のある桜ゾネまで下ると林道に合流だ。道端の慰霊碑(遭難者の救助中に雪崩で殉職)に黙祷し、高い木の上の野生の葡萄を眺めつつ紅葉の林道を30分も歩くと駐車場だ。登り道よりも山頂から桜ゾネへ続く尾根道が展望といい、道の整備具合やなだらかさからみて最高の道だった。あす長野県側から苗場山に登るべく、小出から十日町を経て細い道に行楽の車が数珠つなぎの秋山郷へ向った。
浅草岳は三百名山に属し、山麓のブナ林、尾根道の紅葉、山頂付近の草原や鬼ヶ面山に続く岩稜、頂上からの展望など魅力満点の山だ。
(浅草岳から稜線を下る) (木道がなだらかに続く)
(稜線に突き出る嘉平与ボッチ)
(桜ゾネに下る稜線からの大展望、越後駒(左奥)大白川集落(中央)守門岳(右))
(嘉平与ボッチ三角点) (さらに展望稜線を下る)
(守門岳と展望稜線)
(ブナ林を下る) (再々見える守門岳)
(鮮やかなカエデの紅葉)
(桜ゾネの祠)
(桜ゾネ登山口)
(林道をなだらかに下ると駐車場)
ゴマナ(林道) トネアザミ?(林道) ヤマゼリ(林道)
★ルート断面図
★地 図(GPS軌跡)
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 越後三山・平ヶ岳・巻機山
・2万5千分の1地形図 守門岳
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