★コース
阪急高槻駅6:52(阪急)=阪急嵐山駅7:22→鳥居茶屋8:07→六丁峠8:19→落合分岐8:31→清滝8:55→月輪寺分岐9:07→9:28休憩9:37→栂尾10:06→R162別れ10:38→菩提滝11:08→11:31上の水峠11:42→坂尻12:00→光悦寺12:21→雲ヶ畑街道合流13:28→山幸橋13:39→大岩14:00→14:13林道分岐14:24→夜泣峠14:45→二ノ瀬15:05→貴船分岐15:16→15:39叡電鞍馬駅15:40(叡電、京阪、阪急)=阪急高槻駅17:03
東海自然歩道3回目として、嵐山から清滝川をさかのぼり清滝、高雄、中川を経て鷹峰へ出て、西賀茂から大岩経由鞍馬へ向う計画だ。通勤客とは反対方向のガラガラの電車で嵐山駅へ降り立った。
朝日に染まった渡月橋を渡り、地元の散歩の人がまばらに通るだけの静かな通りを保津川に沿って進み、嵐山公園の石畳階段を上る。トロッコ嵐山駅前から小倉池の畔を通り、常寂光寺の前を右折し、工事中の落柿舎を右に見て北上、二尊院前から嵯峨野鳥居本地区に入る。いつもは観光客で賑やかな化野(あだしの)念仏寺付近も静かなたたずまいだ。鳥居茶屋の鳥居の所を左折して六丁峠に向う。峠からの下り坂から光っている保津峡を眺めつつ、曲がりくねった車道を落合へ下り、清滝川にかかる橋の手前から遊歩道に入る。まだ日陰の清滝川に沿って30分も歩くと前方に赤い橋が見えてくる、清滝だ。集落の中を進むとほどなく鳥居の建つ愛宕表参道登山口だ。すぐ先の橋を渡った所の駐車場に沢山の登山者の車がとまっている。
(朝焼けの渡月橋と愛宕山) (保津川左岸を進む) (まだ静かな常寂光寺)
(落合分岐) (落合から遊歩道を行く) (清滝川に沿って歩く)
(清滝の赤い橋) (愛宕表参道入口)
(深山幽谷を行く)
清滝から林道を進み、途中で月輪寺方向と別れ、表示に従って遊歩道に入る。清滝川沿いの遊歩道が林道に変わり、しばらく進むと旅館の前方に神護寺下の赤い橋が見えてくる。橋を渡ってしばらく進むと西明寺の赤い橋がある。いまは冬枯れているがこの辺りは紅葉の撮影ポイントだ。やがてR162と合流し、すぐ前方が栂尾の高山寺下だ。ここから中川別れまでの30分が嫌なR162国道歩きだ。交通量が多い上に歩道区分の白線もない区間があって悩ましい所だ。杉の里トンネルを過ぎて中川トンネルに入る手前の橋を渡らずに中川方向へ右折し、少し進んだ所から表示に基づいて菩提林道へ入る。北山杉の茂る林道を行き、菩提滝を過ぎて沢池方向を右に分け、しばらく進むと京都一周トレールと交わる上の水峠だ。峠から遊歩道をしばらく下ると人家が現われすぐに坂尻だ。鷹峯(たかがみね)までの道端には石仏が点在し、その昔、愛宕詣での道として繁昌したことを偲ばせている。京見峠に通じる長坂越えの道を左に分け、そのすぐ先から左へ劇上りの車道を進むと光悦寺、源光庵、常照寺のある鷹峯だ。
(清滝川沿いに快適な道を行く) (高雄神護寺の赤い橋) (西明寺入口の赤い橋山)
(高山寺下の栂尾) (歩道も白線もないR162を行く) (中川トンネル手前を右折)
(北山杉の林道を行く) (菩提滝の石仏)
(上の水峠)
(峠から遊歩道を下る) (愛宕道の石仏が多い)
(光悦寺)
鷹峯から一旦尺八池を経由して玄琢(げんたく)から東方の比叡山へ向って少し下ってから表示に基づいて北上する。西賀茂のこの辺りは、かつて、送り火の船山の山裾一帯に田圃と竹薮が広がり、比叡山を眺めながら周遊でる明媚な所だったが、今は宅地開発されタウンウオークの趣だ。やがて雲ヶ畑街道に合流し、山幸橋で鞍馬方向と別れて雲ヶ畑方向へ向い、大岩から林道に入る。林道から山道となり坂道を登り切ると薄暗い夜泣峠だ。峠から急坂を下り、叡電の踏切を渡ると二ノ瀬だ。ここから鞍馬街道を30分も歩けば目的地の鞍馬だ。きょうは長距離だったので鞍馬寺も割愛して鞍馬駅から叡電、京阪、阪急と乗り継いで帰阪した。
一日中晴天に恵まれ、静かな嵯峨野、清滝川沿いの渓谷美、西賀茂から夜泣峠を越えて二ノ瀬に至る北山の風情など、ぜいたくな散歩道だった。
(尺八池) (玄琢から比叡山に向って下る)
(送り火の船山が間近)
(西賀茂から比叡山) (橋の先で雲ヶ畑街道に合流)
(雲ヶ畑街道を行く)
(山幸橋で鞍馬方面を別ける) (大岩から林道へ入る) (林道終点)
(なだらかな遊歩道を行く)
(夜泣峠) (峠から急坂を下る)
(二ノ瀬で叡電と交差) (要所にある東海自然歩道地図)
(二ノ瀬の集落)
(鞍馬街道の貴船分岐) (鞍馬の集落を行く)
(鞍馬寺山門下)