阪急高槻駅6:52(阪急、京阪、叡電)=8:23叡電鞍馬駅8:30→薬王坂8:53→静原神社9:24→江文峠9:56→寂光院10:39→三千院11:08→元三大師道始点11:23→11:32休憩11:39→戸寺分岐12:19→仰木峠12:33→水井山分岐14:45→横川中堂分岐13:20→横高山分岐13:53→玉体杉14:02→釈迦堂14:33→阿弥陀堂14:55→坂本ケーブル15:10→無動寺道分岐15:25→修学院分岐16:11→夢見ヶ丘16:35→林道始点16:50→崇福寺跡16:59→百穴古墳17:09→京阪南志賀駅17:28(京阪、JR)=JR高槻18:14
沢を渡るとまた登り返し、ドライブウエーをトンネルでくぐり小さな尾根を越えると横川中堂への入口駐車場だ。誰もいない淋しい所だ。時間がなかったのでそのまま駐車場を横断し山道に入る。再びトンネルで車道をくぐり少し上ると横高山分岐だ。左が杉林、右が美しい雑木林の道を上ると回峰行者の御所遥拝所である玉体杉だ。京都市内と琵琶湖が見える所だがきょうは雪雲の中だ。稜線を道なりに進み再び車道の下をくぐると西塔の釈迦堂だ。人っ子一人いない巨大なお堂に手を合わせて石段を登り、常行堂と法華堂の間を抜け、灯ろうと大きな杉並木の参道を進むと伝教大師御廟の浄土院だ。長い石の階段を息を切らせて登りきり、車道を渡って左へ行くと東塔の阿弥陀堂だ。ここまで殆ど人を見かけず、壮麗な伽藍を独り占め、巨大なお堂の前にたたずむと身の引き締まる思いだ。道順通りに下り根本中堂まで来るとちらほら人の姿を見かけ俗界に戻った感じだ。坂本ケーブル駅から琵琶湖が美しく眺められたが遠くは雲の中だ。午後3時半を過ぎればケーブルで下るつもりだったが、計画通りに午後3時頃までにケーブルまで来れたので、明るい内に山裾まで下るべく無動寺道を下り始めた。参道は無動寺の明王堂や弁天堂までちゃんと除雪されていた、修行僧のお蔭だ。感謝!。弁天堂から先は足跡はなく、道標も殆どない薄暗い雪の山道を歩くのはあまり気持ちの良いものではない。石の鳥居のある桜茶屋の休憩ポイントを過ぎ、修学院への道を右に分け、一旦急下降して沢を越えて急登すると夢見ヶ丘だ。ここから急坂を下り、砂防堰堤を幾つか越えると林道始点だ。薄暗くなってきた林道を道なりに下り、崇福寺跡や志賀の大仏、百穴古墳を過ぎて住宅地に入る。散歩の人に駅までの道を尋ね、京阪南滋賀駅から皇子山駅で乗り換え、大津京駅からJR新快速で帰阪した。
平家物語ゆかりの静原、大原の雪景色を楽しみ、静寂、荘厳な雪の比叡山延暦寺では孤独を感じ、最後の無動寺から山麓までは少し不安気な山歩きだった。不案内な南志賀界隈では忙しげなサラリーマンや若い女性の親切な対応に明るく山旅を締めくくる事ができた。
(横川中堂分岐駐車場)
(横高山分岐付近の雑木林) (玉体杉)
(道端の石仏群) (西塔の釈迦堂)
(西塔の常行堂・法華堂)
(浄土院(伝教大師御廟))
(杉林の長い石段を上る)
(東塔の阿弥陀堂)
(根本中堂) (ケーブル駅から東北を俯瞰)
(ケーブル駅から東南を俯瞰)
(無動寺参道入口) (無動寺参道を下る) (直進は無動寺明王堂)
(右折して弁天堂へ下る)
(踏み跡のない雪の回廊を下る)
(桜茶屋休憩ポイント)
(修学院は右のトンネルへ) (夢見ヶ丘から急坂を下る)
(砂防ダムを越えると林道)