JR高槻駅7:30(JR)=天王寺=JR月ヶ瀬口駅10:34→11:30高山ダム堰堤左岸11:39→夢絃峡11:52→弓ヶ淵11:56→雄滝・雌滝12:07→大河原大橋12:26→恋志谷神社12:33→高山ダム分岐12:45→フォレストリゾート分岐12:54→潜没橋13:17→13:30布目川自然公園13:36→笠置橋14:08→笠置寺山門14:38→14:53蟻ノ戸渡り15:03→笠置寺山門15:16→15:37JR笠置駅15:57(JR)=京都=JR高槻17:55
集落を過ぎると布目川沿いの自然公園となり、岩盤を流れる河床には甌穴(おうけつ)が散在する美しい渓谷だ。古い時代に成形過程が終わったらしく、形の崩れたものばかりで甌穴らしい真円のものは見掛けなかった。木津川との合流地点の布目川発電所を過ぎると関西線の線路わきを通る遊歩道となる。右に木津川の渓谷美を愛でながら歩く本コースのハイライトの一つだ。やがて、渓谷から平野に出ると笠置大橋だ。関西線のガードをくぐって直進し、笠置山登り口の表示に従って左の車道の坂を上ると、すぐに遊歩道入口がある。遊歩道を笠置の町並みを俯瞰しつつ直進し、山道に入って道なりに登り、柳生方面の順路を右に分けるとすぐに石段があってその上が笠置寺山門だ。人体センサーによって始まる案内を聞きながら拝観料(300円)を置いて境内に入る。ここは鷲峰山と並ぶ修験道の2大拠点だ。花崗岩に刻まれた磨崖佛や点在する堂宇をたずねる修行場巡りだ。境内のゆるぎ石や蟻の戸渡りからは東方が、貝吹岩からは西方が俯瞰できる。山を下って市街地を左折して直進するとJR笠置駅だ。帰りは往路と異なり京都回りで帰阪した。
終日、暖かい好天に恵まれ木津川源流域の渓谷美を楽しむことができた。標高は低いが巨石が林立する笠置山は展望もよく、歴史的な重みを感じさせる山だ。加茂まで電化されているので、少し足を伸ばせば手軽にたどれるのが南山城の自然だ。
(飛鳥路集落)
(布目川の甌穴群) (線路沿いの道に入る)
(線路下の遊歩道を行く) (線路わきの遊歩道を行く)
(木津川渓谷の終わり)
(遊歩道から笠置の町並み) (山道を上る)
(笠置寺山門)
(十三重塔と磨崖佛) (花崗岩の回廊を行く) (磨崖佛の線画)
(笠置山から西方の町並みと彼方の木津川を望む)
(ゆるぎ石の東の展望所) (貝吹岩の西の展望所)
(笠置駅)