JR高槻駅6:38(JR)=新今宮=8:42JR帯解駅8:28→帯解寺8:45→正暦寺分岐9:23→弘仁寺9:44→10:13和爾小倉谷古墳群10:19→11:25石上神社11:46→永久寺跡11:58→夜都岐神社12:24→竹之内町(環濠集落)12:38→波多子塚古墳12:49→大和神社御旅所13:05→長岳寺13:20→崇神天皇陵13:29→櫛山古墳13:32→景行天皇陵13:56→14:33桧原神社14:39→玄賓庵14:43→狭井神社15:00→大神神社15:10→平等寺15:25→金屋の石仏→海柘榴市跡15:35→馬井手橋15:42→16:07桜井駅16:35(近鉄)=鶴橋=JR高槻駅18:03
環濠が散見される次の萱生(かよう)町を過ぎ、竜王山を左に見て古墳の多い丘陵地帯の遊歩道をなだらかに進む。衾田陵(ふすまだのみささぎ)への道を左に分け、大和(おおやまと)神社御旅所を過ぎると赤い岩肌の岩塊に数本の木がしがみついて生えている所が長岳寺前だ。山門を入って桜並木の参道を東進すると本堂だが拝観を省略。霊園の下を下り北別所の集落を過ぎると崇神天皇陵の裏のお堀ばただ。すぐ東の櫛山古墳の山裾からは大和三山の耳成山(みみなしやま)、畝傍山(うねびやま)、天香具山の山裾だけ、が眺められた。景行天皇陵の裏を過ぎてハッサクや干し柿、大根などの無人販売所の多い山の辺の道を進み、車道を横断してなだらかに山裾を上ると桧原(ひばら)神社だ。社叢で一服後、謡曲「三輪」の舞台となった玄賓庵(げんぴあん)を過ぎて緑の石畳の道を行くと狭井(さい)神社だ。拝殿の裏には御神水が湧き、前には三輪山への登山口(要拝観料)があるがきょうは受け付け終了だ。少し下ると立派な社屋の大神(みわ)神社だ。ここから山沿いに小道を南下すると、ふさふさとした猫が番をする平等寺があり、夕日に照らされた庭園と二重の塔が素晴らしい。竹林の小道を下り、竜門岳を正面に見て更に進むと粘板岩に浮彫りにされた金屋の石仏だ。この前を通り、古代の市場跡といわれる海柘榴市(つばいち)跡を経て大和川河畔に出る。馬井手橋を渡って、歴史街道山の辺の道のタイル表示を頼りに約2キロ弱進むと近鉄桜井駅だ。ここから鶴橋経由でJR高槻まで1時間半だ。
少し寒かったが好天に恵まれ、初めての山の辺の道を楽しむことができた。特に、天理を過ぎると車道歩きが少なくなり、文字通り山の辺のなだらかな遊歩道を古墳や社寺を散策しながら歩く素晴らしい道だった。
(古墳の多い丘陵地帯を行く) (古墳に築かれた霊園を行く) (竜王山の山裾を行く)
(長岳寺の桜並木) (長岳寺)
(崇神天皇陵裏をたどる)
(耳成山(右)畝傍山(左)と崇神陵)
(櫛山古墳) (景行天皇陵の裏道を行く)
(無人販売所の多い山の辺の道)(大神神社の摂社、桧原神社)
(玄賓僧都が隠棲した玄賓庵)
(狭井神社) (大神神社) (平等寺)
(平等寺の主) (竹薮の遊歩道を下る) (金屋の石仏)
(古代の市、海柘榴市の跡) (桜井市の路面表示)
(近鉄、桜井駅)