JR高槻駅6:27(JR)=鶴橋(近鉄)=7:53近鉄桜井駅7:58→馬井手橋8:18→玉列神社8:36→十二柱神社9:05→長谷寺9:33→10:06初瀬ダム左岸休憩所10:16→高束城跡11:07→林道出合11:25→遊歩道分岐11:42→11:58鳥見山公園見晴台12:14→青龍寺12:40→十八神社13:15→13:27山部赤人墓13:36→戒長寺下13:52→篠畑神社14:19→荒廃林道出合14:41→下山橋左岸15:01→15:32室生ダム左岸休憩所15:41→大野寺磨崖佛15:58→16:03室生口大野駅16:17(近鉄)=鶴橋=JR高槻駅18:03
鳥見山公園見晴台から杉林の山道を下り、玉立(とうだち)集落へ下る谷間の田畑を下る。いわく有り気な青龍時を過ぎ、針ICから高見方面へ行く時はいつも通る橋をくぐり、香酔峠から来る道を横断して広い道を東進する。額井岳を正面に見てしばらく進み、標識はないが次の分岐で旧道に入ると標識がある。山裾の道を進むと見晴のよい高台に十八神社があり、額井岳の登山口もある。更に先に進むと山部赤人の五輪の塔の墓があり戒場山が真正面に見えている。戒場山の山裾まで上りつめると、上方に戒長寺がある。長い石段の下から遥拝しただけで、室生ダム方向へ下り始めた。標識が見つからないまま車道を下り、篠畑神社から細道を南下し、国道を渡り、近鉄線をくぐって山道に入った。付近の人に聞くとダム湖へいけるとのことだったので山道を進み、朽ち果てた東海自然歩道の表示にほっとしながら石畳の残る道で峠を越え、倒木の道を下ると廃道同然の林道に出合った。ダム湖の左岸の廃道林道を進み、入口が草ぼうぼうの歩道橋吊橋、下山橋を渡ると右岸道路で正式の東海自然歩道の標識に出合った。正式の順路は、篠畑神社手前の新道路のUターン地点で旧道を直進し、山辺三の集落を直進し赤人橋を渡って右岸の道路に入るのが正解らしい。右岸沿いの道を進むと下山橋から約30分で室生ダム堰堤だ。堰堤左岸の休憩所から眺める逆光の湖面に浮かぶ下山橋の眺めは幻想的だった。下流で名張川から木津川とその名を変える宇陀川に沿って下ると、対岸の岩肌に線刻された磨崖佛が現われる。大野寺の高さ13メートルの弥勒菩薩磨崖佛だ。あと5分も歩くと近鉄の室生口大野駅だ。
季節外れの黄砂がたなびく見通しの悪い天気だったが、比較的温かいハイキング日和だった。昨年の今頃の鳥見山公園は雪に覆われていたが、日当たりのよい田畑の堤には早めのタンポポも咲き始め、春はそこまで来ている感じだ。きょうはボタンの長谷寺、磨崖佛の大野寺、鳥見山公園や室生ダムなど有名寺院や風光明媚なところを通るコースだった。
(鳥見山から杉林を下る) (玉立集落へ山間を下る) (玉立の青龍寺)
(額井岳麓の田園を行く) (額井岳へ向って進む)
(高台の十八神社)
(山部赤人墓から望む戒場山)
(山部赤人墓の五輪の塔) (戒場集落から望む額井岳)
(正面の山の中腹に戒長寺) (戒場集落から車道を延々と下る)
(篠畑神社)
(近鉄線の下をくぐる) (荒廃した石畳道を上る) (下山橋を渡る)
(下山橋から堰堤方向を望む) (室生ダム右岸道をたどる) (左岸休憩所から墨絵の風景)
(大野寺磨崖佛) (大野寺)
(近鉄、室生口大野駅)