東海自然歩道 12 (中太郎生〜下太郎生)
大洞山(1013m)尼ヶ岳(957.7m)

 

★ひとこと   「中太郎生から伊賀と伊勢を分ける縦走路で大洞岳へ」

大洞山(雄岳)から尼ヶ岳を望む

★行った日   2009年2月18日(水)  晴一時曇   単独
 
★コース

JR高槻駅7:49(JR)=鶴橋(近鉄)=9:47名張駅10:10(三重交通バス)=南出口11:00→上太郎生分岐11:24→蔵王公園11:33→11:51大洞山登山口12:00→12:35(985.1m)大洞山雌岳12:48→(1013m)大洞山雄岳13:01→四ノ峰13:16→東海自然歩道出合13:23→倉骨峠13:25→大タワ13:35→東海自然歩道分岐13:55→14:10(957.7m)尼ヶ岳14:18→東海自然歩道分岐14:26→14:37大タワ14:42→林道始点15:08→15:30下太郎生バス停15:58(三重交通バス)=16:41名張駅16:45(近鉄)=JR高槻18:30

 日帰り圏東海自然歩道12回目は中太郎生から大洞山と尼ヶ岳を訪れて下太郎生へ下るだけだ。本当は桜峠から高尾へ下りたかったがバス路線がなく、次は西青山駅までのロングコースになるのでここで分割した。時間的に余裕があるので、順路から少し外れて大洞山縦走路の展望を楽しむことにした。朝、遅く出発し、歩き出したのは11時だ。
 昨日から冬型気圧配置が強まり、風の強い寒い日だが、その分見晴のよいのを期待して歩き出した。集落の彼方にそびえる倶留尊山を背にして大洞山へ向って車道を進み、途中から遊歩道に入る。杉林の中を黙々と登り、上太郎生からの道を合わせ、少し上ると新しくなった蔵王堂が祀られ、その先が桜で有名な蔵王公園だ。なだらかに杉林を登って車道に出合い、しばらく東進すると大洞山登山口だ。右へ下ると桜で有名な三多気、東海自然歩道の順路は直進して大洞山を巻いているが、大洞山は左の長い長い急な石段を登る。展望のない杉林を黙々と息を切らして登だけだ。やっと森林帯を脱してなだらかな道になると急に視界が開け、いままでの苦しさを忘れさせる展望が待っている。三角点のある雌岳は山の展望台だ。西方には古光山から倶留尊山に至る山塊が立ちふさがり、南には特徴ある高見山の彼方に白銀の大台と大峰山系が薄く光っていた。南から東にかけて、三峰山や局ヶ岳の左に伊勢の山々が連なっていた。雌岳から尾根道を北上し一度少し下ってから登り返すと、このコース最高峰の雄岳だ。雌岳同様展望抜群だが、雌岳から見えにくかった尼ヶ岳が丸い姿を見せている。

    (南出口バス停)     (大洞山を見ながら車道を進む)  (倶留尊山を振り返る)

      (遊歩道へ分岐)         (杉林の山道を登る)        (新装なった蔵王堂)

   (桜の美しい蔵王公園)       (杉林を登る)            (大洞山登山口)


(長い長いしんどい階段を上る)      (大洞山雌岳)      (雌岳から雄岳への尾根道)

                (大洞山雌岳から東北〜東〜南〜西南を望む)

                (大洞山雌岳から南〜西〜西北を望む)

   (大洞山雌岳から北へ下る)       (大洞山雄岳)        (大洞山雄岳から北へ下る)

                 (大洞山雄岳から北〜東〜東南を望む)


 雄岳から急坂の尾根道を下り、岩角と雑木林の四ノ峰を過ぎると、右からきた自然歩道と合流し、林道を横断する峠が倉骨峠だ。しばらく尾根道を北上すると十字路の最低鞍部の大タワだ。帰路は西へ下るが、順路は北上して尼ヶ岳に向う。途中で自然歩道を左に分け、低木帯の急坂を足を滑らせながら登ると、ここも展望抜群の尼ヶ岳山頂だ。南の大台方向は逆光だが、北は順光となり、風車の並ぶ笠取山や霊山、その彼方に鈴鹿山脈の雨乞岳や御在所岳の真っ白な峰々が輝いていた。山頂を辞して、大洞山雄岳を正面に見ながら低木の急斜面を下り、自然歩道と合流してコンクリート丸太階段を下ると大タワだ。鞍部から林道を何度か横断する杉林のショートカット道を下り、標識に従って川沿いに下ると下太郎生バス停だ。
 風が強く寒い一日だったが好展望に恵まれた登山日和だった。大洞山から尼ヶ岳に至る縦走路は標識、登山道ともよく整備され、展望のよさもあって人気のコースだ。

  (大洞山雄岳から尼ヶ岳)       (四ノ峰付近)           (倉骨峠)

    (雑木林の山道を行く)       (大タワを直進する)    (コンクリート丸太階段を上る)

  (自然歩道を左に分ける)         (尼ヶ岳)         (天ヶ岳から笠取山方面)

                 (尼ヶ岳から南〜西〜北〜東北を望む)

   (天ヶ岳から南へ下る)    (自然歩道を右へ分ける)     (大タワから西へ下る)

 (林道をショートカットする道)   (ワサビ畑に咲いた花)      (下太郎生バス停)

 
★道で出会った花

★ルート断面図

★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  倶留尊山

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