東海自然歩道 23(養老〜関ヶ原)松尾山(293.1m)
★ひとこと 「養老から廃寺跡を巡って古戦場眺望の松尾山へ」
藤古川の桜堤から伊吹山
★行った日 2010年3月3日(水) 晴一時曇 風強し
単独
★コース
JR高槻駅6:53(JR)=8:38大垣駅8:43(養老鉄道)=9:06養老駅9:12→妙見橋9:36→養老の滝9:45→妙見橋9:52→10:18柏尾谷10:26→柏尾寺趾・神明神社10:41→勢至南谷10:50→11:26竜泉寺跡11:30→上方白鳥神社11:48→桜井白鳥神社12:06→12:12桜井西谷12:21→笙ヶ岳分岐12:53→広瀬橋13:07→13:26桜堤休憩13:32→R365
13:35→藤古川橋13:55→平井14:22→松尾山分岐14:40→15:06(293.1m)松尾山15:19→松尾山登山口駐車場15:43→井上神社15:50→16:09JR関ヶ原駅16:24(JR)=JR高槻18:00
日帰り東海自然歩道23回目は、昨年4月に引き続いて養老から山麓を奈良時代の古刹跡をぬって北上、牧田川に沿って伊吹山を眺めつつ桜堤を西進、関ヶ原を一望する松尾山を経て関ヶ原駅に至るルートだ。JR大垣駅から旧近鉄の養老鉄道に乗ると半時間弱で養老駅だ。観光シーズン以外は閑散としている。
人もまばらな駅から養老の滝へ向かって西進、子どもの国前の孝子の像を過ぎてあと1ヶ月もすると満開になる桜並木の下をなだらかに上る。駅から30分も行くと養老の滝だ。滝を独占して後、滝谷に沿って石畳の道を戻り、途中の妙見橋を渡って東海自然歩道の順路を進む。かつて繁盛した旅館も荒廃した建物が目立つ遊歩道を進み、道標通りに山中に入る。柏尾谷では砂防ダムの上流側を渡るが、この高台から濃尾平野が俯瞰できる。柏尾寺跡の神明神社を過ぎるとすぐに千体地蔵だ。柏尾寺跡で発掘された石仏が山積みになって押し合い圧し合いだ。勢至南谷の涸谷を渡って杉林を行くと竜泉寺跡だ。石垣が部分的に残るだけで殆ど痕跡はない。ここから歩き難い石ころだらけの道を下り、上方の住宅街にでてから山中に入ると上方白鳥神社だ。次に真っ白な高山、御嶽山?が見える涸谷、坂尻谷を過ぎると桜井白鳥神社だ。桜井西谷を過ぎ、右手に木の間から名神高速を眺めながら山麓を進むと笙ヶ岳分岐点だ。手書きで山頂まで2時間半とある。すぐに沢沿いの林道と出合い、そのまま直進すると交通量の多い車道に合流し、我慢して車道を進み牧田川にかかる広瀬橋を渡る。
(風情ある養老駅) (桜並木を東進) (お馴染みの孝子の像)
(養老の滝) (滝谷沿いに石畳を下る) (柏尾谷を渡る)
(柏尾谷から濃尾平野) (なだらかな遊歩道を行く) (柏尾寺跡の神明神社)


(千体地蔵)
(植林帯を行く) (勢至南谷を渡る)
(坂尻谷を渡る)
(桜井白鳥神社) (桜井西谷を渡る)
(桜井西谷から御嶽山?)
(笙ヶ岳分岐) (広瀬橋)
広瀬橋を渡ってすぐに車道を外れて牧田川の堤防を進む。前方に伊吹山を眺めながら牧田川沿いの桜並木を行くのはいい気分だ。惜しむらくは1ヵ月早過ぎた事だが、堤防には野草が花をつけ始めている。R365を渡って支流の藤古川に沿って桜並木を進み、橋を渡って更に支流の今須川に沿って上流側へ進む。上石津町の平井集落を過ぎて関ヶ原町の平井集落手前の大規模な養鶏場の横から松尾山へ向かう。30分も杉林の中の林道と遊歩道を上ると関ヶ原古戦場展望台の松尾山頂上広場だ。小早川秀秋はいい場所を選んだものだ。正面の伊吹山はこの時期としては雪が少なく三合目以上がやっとまだら模様だ。山頂を後にして歩き易い遊歩道を下り、登山口駐車場を過ぎ、血で黒くなったという黒血川の縄手橋を渡る。名神高速をくぐり、井上神社で不破の関跡を左に分け、新幹線をくぐって関ヶ原の街中を進むと関ヶ原駅だ。
晴だが風の強い日だったがその分空気が澄みわたり景色が堪能できた。涸谷や廃寺跡が点在する養老山麓の道も変化があり、牧田川や藤古川堤防沿いの桜並木と伊吹山とのコラボが素敵だ。また、松尾山からの壬申の乱や東西対決の関ヶ原の大展望も見事だ。
(牧田川の桜並木の堤防を伊吹山へ向かって西進)
(牧田川桜並木を行く)
(藤古川の桜並木を行く) (藤古川橋)
(松尾山展望広場から関ヶ原古戦場を望む)
(松尾山展望広場) (松尾山三角点) (なだらかに下る)
(縄手橋で黒血川を渡る) (新幹線をくぐる) (JR関ヶ原駅到着)