東海自然歩道 24(関ヶ原〜池田)城山(307.5m)


★ひとこと   「関ヶ原古戦場を一巡後垂井の山里を経て池田へ」

関ヶ原古戦場、決戦地跡(手前)と三成陣跡(奥)

★行った日   2010年3月8日(月)  晴一時曇 風強し   単独
 
★コース

JR高槻駅6:53(JR)=8:25関ヶ原駅8:30→不破の関跡8:51→城山登り口9:38→9:51(307.5m)城山10:05→関ヶ原VC10:24→10:57笹尾山三成陣跡11:05→11:36岡山烽火場11:45→12:26伊富岐神社12:36→半兵衛陣屋跡12:56→禅憧寺13:04→13:49藤の森休憩所14:00→県道別れ14:21→平尾池堰堤14:39→美濃国分寺15:06→円興寺15:32→野外活動C15:42→15:54円興寺越16:00→涼雲寺16:19→17:04池野駅17:21(養老鉄道)=17:39JR大垣駅18:04(JR)=JR高槻19:58

 日帰り東海自然歩道24回目は、関ヶ原古戦場を巡ってから垂井の山里を経て池田町へ向かう計画だ。東海道線は在来線でも早く、米原乗継で関ヶ原まで1時間半だ。
 関ヶ原駅からR21を渡って、案内標識の多い中仙道と思われる旧街道を西進、不破の関(ふわのせき)跡を過ぎ、藤古川にかかる旧街道の橋がないのでR21の橋を渡る。すぐに標識があって右の中仙道に入り、ほどなく右折して在来線のレンガ造りの陸橋をくぐって直進だ。醒井(さめがい)に向かう中仙道を進むと、道端にある鶯の滝を過ぎて新幹線のガードの先に常盤御前の墓があるらしいが途中で引き返した。大谷吉継の墓を右に分け、少し先で城山へ向かうべく左の林道を進んだが駄目、峠まで道なりに進むとちゃんと城山登り口の表示があり、遊歩道を15分も上ると四等三角点のある城山の頂上広場だ。伊吹山が真っ正面に見える筈だが雲の中だ。古戦場が眺められる位置関係にあるが残念ながら周りの木々が成長して俯瞰できなかった。元へ戻って、関ヶ原ビジターセンターを過ぎ、車の往来の激しい県道を東進、伊吹山ドライブウエーへ入る道を渡り、三成陣跡一丁の石碑の所を左折して間道に入る。小高い丘が石田三成陣跡の笹尾山だ。岡山烽火(のろし)場、小早川陣の松尾山、天満山など古戦場が俯瞰でき、作戦指揮の地の利を得た場所だ。

   (案内標識の多い街角)     (不破の関跡付近)     (藤古川を国道の橋で渡る)

 (中山道は新幹線下を醒井へ) (道端のいたる所にある地蔵)    (中仙道と別れ北上)

   (城山分岐から山道へ)       (丸太階段を上る)        (城山三角点広場)


          (城山から関ヶ原古戦場を望む、木々が成長して眺望はいまいち)

   (関ヶ原VCへ向かう)       (丘陵地帯を東進)      (笹尾山へ登る間道入口)

              (笹尾山、三成陣跡から関ヶ原古戦場を望む)

 笹尾山を下り、先の決戦場を過ぎ、車道をくぐると景色のよい八幡池の畔をたどる。表示通りに竹薮を上ると岡山烽火場だ。ここから東軍の開戦の烽火が上がったそうだ。今は冬季閉鎖だが春日へ抜ける林道入口を通り、東海道線をくぐって東進、この先垂井に向かい、大高、伊吹、岩手、大石、大滝の順に山里をたどって山裾を歩く。伊富岐(いぶき)神社を過ぎると竹中半兵衛ゆかりの岩手集落に入る。石垣や堀の残る陣屋跡や菩提寺の禅憧寺がある。古刹や鎮守の杜の点在する山里をぬって進み、大滝を過ぎると藤の古木のある藤の森休憩所だ。梅谷から車道を直進すると山越えで池田温泉へ出られるが、東海自然歩道は工事中の車道から右折して山道に入り、ダム湖の平尾池を経て南下する。円興寺(えんこうじ)へのショートカット道を左に分け、直進して再び東海道線をくぐり、広々とした美濃国分寺跡の公園を過ぎると、参詣者の多い美濃国分寺だ。

    (笹尾山三成陣跡)          (笹尾山)        (八幡池の畔の遊歩道を行く)

    (竹薮を過ぎると烽火場)       (岡山烽火台場)      (烽火場から古戦場を眺める)

      (田園地帯を東進)         (要所に立つ道標)         (伊富岐神社)


   (田園地帯を北上)        (竹中半兵衛陣屋趾)     (半兵衛菩提寺の禅憧寺)

 (藤大木のある藤の森休憩所)    (久しぶりの山道を行く)      (平尾池畔を行く)

   (再び東海道線をくぐる)    (美濃国分寺跡へ向かう)   (参詣人の多い美濃国分寺)

 東海道線と最後の交差をして大谷川に沿って北上すると伝教大師ゆかりの円興寺だ。時間も遅くなったので境内に入らず、円興寺林道を直進、青墓の野外活動センターを過ぎ、円興寺トンネル手前からわき道の丸太階段を上ると10分位で円興寺越えの峠だ。峠から少し下り、車道に合流して北へ下ると、道の駅?新設工事中の池田温泉だ。涼雲寺を過ぎて車道を少し北上し、霞間ヶ谷(かまがたに)手前から東へ下る。この辺りから北に白い小津三山が頭をのぞかせていた。後は濃尾平野の西端の田園地帯をひたすら歩くと人の姿を見ない無人駅の養老鉄道池野駅だ。大垣経由3時間かかって帰阪した。
 晴だが風が強く一日中伊吹山は姿を見せなかった。史跡に満ちた関ヶ原は道標などもよく整備され、他人に無関心な都会から来ると人情も厚くほっと一息つける街だ。全コースにわたって標示もあって迷うことはなく、素敵な山里を歩くことができる道だ。

    (大谷川に沿って北上)       (円興寺付近)       (青墓の野外活動センター)

  (円興寺トンネル横を登る)      (丸太階段を上る)         (円興寺越(峠))

    (再び車道へ合流)          (涼雲寺)          (歩道のない車道を行く)

               (池田町高台から奥美濃の山々を望む)

  (雪をかぶった小津三山)     (田園地帯を池野へ)       (養老鉄道池野駅)


★道で出会った花

  オオイヌノフグリ(関ヶ原)     ヒメオドリコソウ(関ヶ原)     フキノトウ(関ヶ原)

   セイヨウタンポポ?(岩手)      ホトケノザ(岩手)       ショウジョウバカマ(大滝)

     ハコベ(大滝)             ツクシ(大滝)         ノジスミレ(円興寺)

★ルート断面図

★地  図
(3)円興寺越〜池田

(2)岩手〜円興寺越

(1)関ヶ原〜岩手                  

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  関ヶ原、大垣、池野

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