姫神山(1123.8m)


★ひとこと   「城内口から広葉樹と奇岩尾根で展望の姫神山へ」

鷹高地区から望む端正な姫神山

★行った日   2010年10月13日(水)  曇   単独
 
★コース

(第3日)
繋温泉7:22(R46、R455、県道169、地方道)=城内小学校(地方道、林道)=8:50城内登山口8:55→たたら岩9:17→清水神社9:26→小姫神9:40→水石10:09→笠石10:13→10:28(1123.8m)姫神山10:49→笠石11:02→水石11:04→小姫神11:20→清水神社11:27→たたら岩11:33→11:42城内登山口11:51(林道、県道169、県道16、県道278、県道219、R46、R341、県道127)=田沢湖高原温泉15:00

 姫神山は男山の岩手山と北上川を介して対峙する女山だ。また、早池峰山(はやちねさん)と岩手山とともに岩手三山とも呼ばれている修験の山だ。しっかり朝食を食べて繋(つなぎ)温泉を出発、盛岡市街で通勤渋滞に遭遇、やっとR455に入り、県道169で鷹高(たかこう)を過ぎると姫神山の表示が現れ、その後表示に従って右左折を繰り返すと採石場の飯場がある城内(じょうない)登山口だ。
 登山口から雑木林の広いなだらかな道が続く。クリやナラの木が多く、路面にクリやドングリが絨毯を敷き詰めたように散らばり、野生動物の餌不足も地域によって偏在しているようだ。たたら製鉄と関係がありそうな「たたら岩」を過ぎ、少し進むと大木の下に清水の湧き出る清水神社だ。地図では水場とあるが、現場には飲料には適さないとの表示が立っている。ここからちょっと勾配がきつくなり、小姫神で枝尾根上を進む。色づき始めたダケカンバの道を登り、岩上面がお皿のような水石を過ぎると、絶妙な形の笠石だ。ここから露岩も現れる疎林帯の急坂だ。見晴しの良い点々と現れる露岩帯を登りきると岩の積み重なった祠と三角点が鎮座している山頂だ。山頂はシーズンには花も多く東北の山々の絶好の展望台だが、きょうは雲が多く岩手山や早池峰山がようよう望める程度だ。往路通りに下山し、あす秋田駒ヶ岳に登るべく田沢湖高原温泉に向かった。盛岡市街を避け、滝沢から小岩井農場を経てR46に出て、雫石から田沢を経て乳頭温泉郷で乳頭山登山口を調べてから田沢湖高原温泉に到着した。
 岩手山と姫神山を結ぶ直線上の北上川沿いの渋民(しぶたみ)が啄木の出生地で記念館もある。渋民から双方の山が格好よく望めるようだ。城内登山コースは奇岩のある広葉樹林の登り易い道だ。短時間で登れる展望の山なので、冬も比較的積雪も少なく四季折々、登山者で賑わうらしい。

     (城内登山口)         (姫神山登山案内図)    (たたら岩付近の登山道を行く)

 (クリとドングリの絨毯を行く)      (清水神社)             (小姫神)

   (ダケカンバの森を行く)      (水の絶えない?水石)          (笠石)

     (岩塊が現れる)          (姫神山頂上の祠)         (三角点)

    (姫神山頂上からの展望、見通しが悪く早池峰山や岩手山がようよう見える程度)

  (山頂から望む岩手山)       (紅葉の稜線を下る)     (鷹高地区から望む姫神山)

★道で出会った花(花を見かけず)

  オオハンゴンソウ(登山口)    ミネウスユキソウ?(山頂)    アキノキリンソウ(山頂)

    ヤマハハコ(山頂)      イナカギク?(登山口)       モリアザミ?(登山口)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       岩手山・八幡平・秋田駒
・2万5千分の1地形図  渋民(しぶたみ)、鷹高(たかこう)

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