東海自然歩道 29(岐阜〜鵜沼)百々ヶ峰(417.8m)
★ひとこと 「三田洞から百々ヶ峰を経て里山をぬうように鵜沼へ」
金華山から百々ヶ峰(右)を望む
2011年1月2日夕刻撮影
★行った日 2011年2月4日(金) 晴時々曇
単独
★コース
JR高槻駅5:45(JR)=8:16JR岐阜駅8:23(岐阜バス)=8:52三田洞バス停8:56→三田洞弘法9:09→展望所9:46→林道登り口9:59→10:21(417.8m)百々ヶ峰10:32→林道登り口10:42→10:57松尾池分岐11:05→展望広場11:15→千鳥橋12:05→12:24伊波乃西神社12:32→芥見歩道橋12:45→リフレ芥見13:14→13:35老洞峠13:45→三ッ池休憩所14:07→各務原市須衛町14:36→15:00寒洞池東屋15:08→公園都市各務原15:30→多賀坂峠15:44→日之出不動15:53→弘法堂16:15→16:39JR鵜沼駅16:42(JR)=JR高槻駅19:26
岐阜市の三田洞(みたぼら)弘法から百々ヶ峰(どどがみね)を越えて長良川を渡り、老洞(おいぼら)峠を経て各務原(かかみがはら)市に入り、多賀坂峠から木曽川畔の鵜沼(うぬま)へ抜ける計画だ。今年の積雪は多く、近江長岡付近ではホームにうず高く雪が積まれ、真っ白な筈の伊吹山は霞んで見えなかった。雪の殆んど消えたJR岐阜駅前から三田洞団地または岐阜女子大行きなど本数の多いバスに乗り、30分ほどで三田洞バス停だ。
バス停から南へ少し戻り、コンビニ横から斜め左へ入り、しばらく道なりに進むと三田洞弘法バス停のある車道と交差する。直進し、法華寺(三田洞弘法の正式名称)を右に見て進むと百々ヶ峰一帯がレク地域になっている「ながら川ふれあいの森」入口だ。立派なゲートを通って、行き交う人の多い凍てついた滑り易い積雪した林道を延々と歩く。途中で東海自然歩道を左に分け直進し、その先の展望所からは三田洞市街は俯瞰できたが、遠くの雷倉(かみなりぐら)や舟伏山(ふなぶせやま)などは霞んで見えなかった。途中から道標に従って百々ヶ峰に向かう遊歩道に入り、雪のあらかた消えた雑木林の尾根道をしばらく進むと展望台のある百々ヶ峰山頂だ。山頂から南側の視界が開けているが、きょうは金華山がようよう見える程度だ。山頂には十数人の人々が憩っており、都会近くの人気の山らしい賑わいだ。この地図にはないが先程の林道が伸びてきており、鞍部の峠がトイレもある林道登山口だ。再び稜線を登って先程の東海自然歩道と合流し、尾根を下ると松尾池分岐だ。東海自然歩道は松尾池へ下っているが、尾根伝いに行く事にして直進し、途中から遊歩道に入って進むとピークの展望広場だ。東北の関市の方の視界が開けているが霞んで遠方は望めなかった。道なりに進み、途中で林道に合流して雑木林の山腹を下る。新しく出来た大蔵山隧道でバイパスと合流し、グリーンハウスの多い畑を抜け、眺めの良い千鳥橋で長良川を渡る。左岸の崖下を通る旧道を通って田園地帯を進むと下芥見(しもあくたみ)だ。
(三田洞弘法) (ながら川ふれあいの森入口) (林道の展望所付近)
(展望所から霞みのかかった三田洞方面を望む)
(林道登り口) (尾根道をたどる)
(百々ヶ峰山頂)
(百々ヶ峰から金華山) (トイレもある林道登り口) (松尾池分岐付近)
(展望広場)
(林道をどこまでも下る)
(新しいバイパスの大蔵山隧道)
(千鳥橋を渡る)
(崖下の旧道を通る) (田園地帯を行く)
名鉄美濃町線は廃線となり路盤のみ残る線路跡を横断し、その先の歩道橋でR156を渡る。住宅地を抜け、老洞・朝倉古窯跡を右の山裾に見ながら進み、再び住宅地を抜けて車道を進むと巨大な笠形ドームが現れる。岐阜市総合レク施設のリフレ芥見だ。その先の焼却場の横から車止ゲートを抜けて林道に入り、しばらく道なりに雑木林の残雪の道を進むと岩壁の山頂が見えている権現山登山口のある老洞峠だ。峠のすぐ先に東屋があり休憩の適所だ。峠で岐阜市から各務原市に入ってだらだら坂を下り、車止ゲートを抜けて進むと車道に合流し、道標通りに進むと凍った池の畔にある三ッ池休憩所だ。三つ並んだ池を過ぎると車道の右に東海自然歩道迂回路の林道が現れるので車道を避けてこれを進む。雑木林の山の中腹をなだらかに進む静かな道だ。正面に尖がった御坊山が見えてくると各務原市須衛町(かかみがはらしすえちょう)の車道交差点だ。この先で遊歩道に入りさわやかな落葉の道が続く。しばらく山裾を進むと減水しているが美しい寒洞池(かんぼらいけ)が現れ、少し池畔を歩くと東屋の建つ休憩所だ。池から山間をしばらく進むと木製のゲートがあり、この先が森林公園の公園都市各務原だ。表示に寄ればこの辺りが古い窯跡が多数発見されている須衛古窯跡(すえこようあと)群らしい。美しい園内を散策しながら通過し、林道を上りつめると多賀坂峠だ。峠から各務原公園、日之出不動と、ぼんぼりの並ぶ車道わきの歩道を下りる。大安寺の辺で新しく出来たパイパスと別れて旧道を川に沿ってしばらく下ると、前に鵜沼宿の解説板のある弘法堂だ。中山道鵜沼宿の建物が復元された街並みもある市街地に入るとJR鵜沼駅はすぐだ。ちょっと足を伸ばして木曽川沿いの犬山城への寄り道も考えたが見学時刻も過ぎ、足もだるくなってきたので、JR鵜沼駅から在来線で順調に帰阪した。
今回のルートは、濃尾平野の東北を横切り、長良川と木曽川の間の丘陵地帯を通る三田洞弘法から中山道の五十二次鵜沼宿へ向かう道だ。百々ヶ峰を中心とした「ながら川ふれあいの森」、老洞峠付近のリフレ芥見、各務原市の都市公園各務原など、緑豊かな都会のオアシス地域だ。
(芥見R156歩道橋を渡る) (老洞隧道横を住宅地へ)
(レク施設の岐阜市リフレ芥見)
(焼却場上から林道に入る) (権現山登山口もある老洞峠) (各務原市須衛町付近)
(三ッ池休憩所) (迂回路の静かな自然歩道) (御坊山を正面に見て進む)
(爽やかな遊歩道を行く)
(寒洞池東屋) (公園都市各務原入口)
(手入れされた園内を行く) (夕日に映える芝生) (多賀坂峠)
(日之出不動)
(鵜沼宿弘法堂) (鵜沼の歴史的街並み)
★道で出会った花(花はなし)