尾瀬戸倉温泉7:35(R401、R120、志津林道、林道)=8:50新薙登山口9:00→お花畑10:50→11:09(2367.5m)太郎山11:21→11:42(2328m)小太郎山11:52→お花畑12:24→13:35新薙登山口13:38(林道、志津林道、R120)=清滝IC(日光宇都宮道、東北道)=那須IC(県道17、県道266)=那須ハイランドパーク17:00
原っぱを横切って樹林帯に入り、大岩の間を通り抜けて小木帯の急坂を上るとハイマツに囲まれた岩稜上に到着だ。小さな2基の石祠のある三角点広場が展望抜群の太郎山頂上だ。先着していた山王峠(さんのうとうげ)から来られた単独行男性の話では、少し先の小太郎山(こたろうさん)も展望がよく1時間もあれば往復できそうなので足を伸ばすことにした。山頂から西南へ伸びる稜線に入り、ダケカンバと岩稜の美しいヤセ尾根をアップダウンしながらしばらく進むと360度大展望の小太郎山頂だ。近くの女峰山、大真名子山、小真名子山(こまなごさん)、男体山などの日光連山、南には中禅寺湖の彼方に富士山や皇海山(すかいさん)、西には浅間山、白根山や燧ヶ岳(ひうちがだけ)、、北には会津駒ヶ岳など、更に遠くには昨日の寒波で雪化粧した峰々が望め、まさに上州、越後、会津の山々の展望台だ。往路通りにゆっくり下山したが、数組の登山者に会い、太郎山が人気がある山だと再認識した。帰途、紅葉に映える中禅寺湖の撮影ポイントの湖南側の半月山(はんげつさん)に寄ろうとしたが、中禅寺湖畔で大渋滞に遭遇して中止。シーズンの日光はよほどの時間的余裕が必要だ。ノロノロ運転のいろは坂を下り、あすの那須岳に備えて東北道で那須に向かった。
太郎山は期待に違わず魅力的な山だ。なんといっても山頂からの大展望だが、新薙に沿って登る登山道の、シラカバ→カラマツ→コメツガやシラビソ→ダケカンバ→ハイマツなど樹相の移り変わりが面白い。ちょっとした岩登りもありシーズンにはシャクナゲも咲きそうな素敵な山だ。
(大岩の間を抜ける)
(急坂を登る)
(もうすぐ太郎山頂)
(小さな祠のある太郎山頂上)
(右端が小太郎山)
(山王峠分岐を小太郎山へ)
(美しいヤセ尾根を行く) (先端のピークが小太郎山)
(広々とした小太郎山頂上)
(小太郎山から白根山方面、東南〜南〜西〜西北の峰々を望む)