ダイヤモンドトレール-紀泉山脈 2(金剛山〜紀見峠)

金剛山(葛木岳:1125m)


★ひとこと   「千早城址から山頂広場を経て雪のダイトレで紀見峠へ」

−5℃の山頂広場

★行った日   2011年12月25日(日)  曇時々雪時雨  単独
 
★コース

JR高槻駅6:38(JR)=7:21新今宮(JR)=天王寺7:34(近鉄)=8:17河内長野8:30(南海バス)=8:52登山口9:02→千早城址9:16→五合目9:50→10:25山頂広場10:35→(1125m)葛木神社10:41→伏見峠11:05→久留野峠11:30→(937m)中葛城山11:40→(934.8m)高谷山11:56→12:19千早峠12:36→行者杉13:07→杉尾峠13:27→(763m)タンボ山13:41→13:57西ノ行者堂14:09→山ノ神14:38→紀見峠14:49→15:18紀見峠駅15:53(南海)=新今宮(JR)=高槻駅17:25

 今冬一番の寒波襲来に乗じて久しぶりの金剛山の霧氷見物だ。ついでに雪のダイヤモンドトレイルを紀見峠(きみとうげ)までたどるつもりだ。朝、新今宮駅でJRから南海へ乗り換えようとした所、人身事故で高野線が不通だ。仕方なく振り替え輸送に従って天王寺経由近鉄で河内長野へ、この時間帯は15分毎のほぼ満員のバスで金剛登山口に計画より30分遅れただけで到着だ。
 殆んどの人は本道から登っているが、2人しか足跡のない千早(ちはや)城址へ向かう石段を上ることにした。15分ほど息を切らすと身体が温かくなった頃に誰もいない真っ白な城跡広場に到着だ。城跡からしばらく山道を進むと本道登山道に合流し、次々と下ってくる人達に会いながら丸太階段を延々と上る。雪道は凍結していないのでアイゼンは不要だ。登山口から1時間半ほど登ると、霧氷が成長しだした山頂広場だ。雪雲のため展望は利かず、−5℃で風が強く寒いので広場からすぐに退散だ。転法輪寺(てんぽうりんじ)前から赤灯篭の並んだ参道を進むと本日の最高点の葛木(かつらぎ)神社だ。神社のすぐ下には大木のブナが林立し千年杉も見事だ。梢越しにお隣の大和葛城山(やまとかつらぎさん)も望めた。

   (千早城址登り口)      (標高差百米の石段を上る)       (千早城址)

    (本道登山道に合流)    (整備された丸太階段を上る)    (五合目の休憩舎)

  (山頂に近づくと霧氷が出現)   (金剛山 転法輪寺)      (参道を葛木神社へ)

    (神社下のブナ大木林)      (神社下の千年杉)        (大和葛城山)

 すぐ先の一の鳥居で水越峠(みなこしとうげ)からきたダイトレと合流しだらだら坂を下る。夏場には賑わう「ちはや園地」を過ぎ、十字路の伏見峠からひと登りして下った鞍部が久留野峠(くるのとうげ)だ。かつて千早赤坂の人が五条へ買い物に通った古道だそうだ。峠から少し登ると笹原から五条が望める中葛城山(なかかつらぎさん)だ。急坂をしばらく下ると次の峠が天誅組の五条越で知られる千早峠(ちはやとうげ)だ。R310の金剛トンネルの上を過ぎると大阪・奈良・和歌山県境の行者杉の祠だ。ここまで奈良・大阪の県境稜線歩きだったが、ここから和歌山・大阪の県境稜線を進む。杉尾峠を過ぎて西ノ行者堂の先から急な丸太階段が続き、ヤリミズ林道にでると山ノ神はすぐだ。しばらく林道を下ると高野街道の紀見峠だ。紀見の古い集落を標識通りに抜け、高野の山並みを南に眺めつつ下ると紀見峠駅だ。
 冬の金剛山は大阪から手軽に霧氷見物できる山だ。きょうは風が強く寒い一日だったが成長途中の霧氷で葛木神社近くのキラキラ輝くブナや杉の大木が素晴らしかった。紀見峠まで杉植林帯の多いダイヤモンドトレイル歩きだが、数本の古道の峠を横断するなだらかな歩き易いコースだ。

  (一ノ鳥居でダイトレ合流)       (ちはや園地)              (伏見峠)

 (ダイトレは杉植林帯が多い)      (久留野峠)             (中葛城山)

 (ダイトレから五条を見下ろす)       (千早峠)            (行者杉の祠)

       (杉尾峠)             (西ノ行者堂)            (山ノ神)

       (紀見峠)        (古い紀見の集落を下る)  (紀見の集落から高野の山並み)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)道場駅〜桜の園公園

(2)桜の園公園〜生瀬駅

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  御所(ごぜ)、五条、岩湧山(いわわきさん)

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