ダイヤモンドトレール-紀泉山脈
3(紀見峠〜七越峠)
岩湧山(897.3m)三国山(885.7m)
★ひとこと 「紀見峠から岩湧山を経て滝畑、三国山経由父鬼へ」
岩湧山から三国山(左)猿子城山(右)を望む
★行った日 2012年1月3日(火) 晴時々曇 単独
★コース
JR高槻駅6:38(JR)=7:21新今宮駅7:26(南海)=8:06紀見峠駅8:11→紀見峠8:44→鉄塔9:01→天見駅分岐9:15→9:24ボ谷の池9:36→紀見峠駅分岐9:45→砥石谷林道分岐9:47→三合目10:15→根古峰10:27→南葛城山分岐10:42→五ツ辻10:54→11:25(897.3m)岩湧山11:40→鉄塔11:45→カキザコ12:24→滝畑12:40→13:16ボテ峠13:24→(709m)猿子城山13:48→十五丁石地蔵14:00→上山分岐14:19→千本杉14:29→セト14:48→三国山表示14:58→七越峠15:06→14:17休憩14:23→林道出合15:54→R480出合16:13→16:22父鬼バス停17:01(南海バス)=17:55和泉府中車庫前・和泉府中駅18:05(JR)=高槻駅19:20
今年の歩き初めはダイトレ・紀泉の第3弾だ。紀見(きみ)峠を起点に岩湧山(いわわきさん)を経て滝畑(たきはた)に下り、猿子城山(さるこじょうやま?)から三国山経由七越峠(ななごしとうげ)を経て父鬼(ちちおに)へ下る計画だ。起点の紀見峠は南海の高野線で行けるので便利だが、帰りの父鬼は夕方2便しかバス便がないので下山時刻に神経を遣いそうだ。
正月気分の抜けきらない朝早くに紀見峠駅に降りたのは僕1人だけだ。休業中の国民宿舎(紀伊見荘)の下を通り、高野の山々を眺めながら集落に入り、駅から約2キロ標高差200メートルの道を頑張ると紀見峠だ。ダイトレの表示に従って遊歩道に入るとすぐに丸太階段があり、上りつめると赤い高圧鉄塔が建っている。雑木林と杉林が交互に現れるような道を一旦下り、天見(あまみ)駅への道を右に分けて直進すると、湿地の傍に一本の大杉があるボ谷の池だ。ちょっと行くと経塚と作業小屋があり、紀見峠駅を左に、次に砥石谷(といしたに)林道を右に分けると、しんどい丸太階段が始まる。途中の鉄塔から特徴ある岩湧山頂上が望める。長い丸太階段を上りつめると岩湧山三合目の休憩ポイントだ。ここで紀見峠駅からの道を合せて緩斜面の稜線を西進、根古峰(ねこみね)を過ぎて平坦な林道を進むと南葛城山分岐だ。ここから山肌のトラバース道をしばらく行くと五ツ辻だ。この先の尾根道で初めて泉南の市街地を右に眺めながら杉林を登ると岩湧寺分岐点の東峰だ。ここから少し下って樹林帯を抜け、カヤトの丘を丸太階段で上ると岩湧山三角点だ。
(紀見峠駅) (高野の山々を眺めながら進む)(紀見峠から岩湧山へ向かう)
(早速丸太階段を上る) (雑木林の尾根を行く) (ボ谷の池)
(経塚を過ぎると紀見峠駅分岐)(すぐ先の鉄塔から見える岩湧山) (しばらく続く丸太階段)
(三合目でも紀見峠駅分岐)
(道端の根古峰の標識) (南葛城山分岐)
(五ツ辻) (尾根から見える泉南の市街地) (東峰への丸太階段)
(岩湧寺からの合流点の東峰)
(カヤトの丘を上ると岩湧山) (岩湧山三角点)
三角点からちょっと西の山頂広場が絶景ポイントだ。きょうは霞んでいるが、西の三国山から東の金剛山まで泉南の雄大な展望台だ。これから向かう電波中継塔の建つ三国山を正面に、尖がった山頂の猿子城山や槇尾山をその右に眺めながらカヤトの丸太階段を下る。松林や雑木林を抜け、鉄塔から稜線と別れて雑木林のトラバース道を延々と下る。カイザコで進路を西から北に変え、林道を横切って更に下ると滝畑だ。キャンプ場もある美しい自然に恵まれた綺麗な所だが、先日マスコミを賑わせた事件があった所だ。ダイトレの標識通りに集落を抜け住宅の横の細道から山道に入る。山肌を縫うように進み、ベンチのあるボテ峠で槇尾山へ向かうダイトレと別れ、稜線を戻る方向へ登る。美しい自然林の稜線を過ぎて少し劇登りすると猿子城山だ。殆んど視界はないが南に槇尾山が垣間見えている。山頂から一度下って登り返すと、槇尾山から三国山方面へ向かう近畿自然歩道との合流点の十五丁石地蔵だ。
(岩湧山から東南の眺め)
(岩湧山から西南の眺め)
(岩湧山頂上広場) (山頂から滝畑方面へ下る) (松林を下る)
(雑木林を下る) (鉄塔付近から三国山方面) (滝畑)
(槇尾山への道から滝畑集落) (ボテ峠から尾根道へ) (自然林の稜線を行く)
(猿子城山頂上) (猿子城山から槇尾山方面) (十五丁石地蔵)
尾根道をたどるとそのすぐ先で林道に出合い、以降、殆んど林道歩きだ。上山分岐を過ぎ千本杉で父鬼を右に見送ると細い舗装路の上り坂が続く。セトで平坦な林道に合流、中継塔が林立する横を過ぎると道端に三国山標識がある。細道を上がると山頂だが帰りの父鬼からのバス時刻が気になって割愛した。少し先の七越峠は、昭和初期まで、西国巡礼や生活道路として泉州と紀州を結ぶ道として賑わい、茶屋もあったそうだ。ここから父鬼へ下るが、歩き難い杉植林帯のガレた急坂が多い。枝尾根の途中から大岩谷の方へ下っているので、尾根を通る地形図の点線の道は付け替えられた様だ。峠から1時間も下ると宮の谷林道に出合い、車止めゲートを越えて下ると地形図点線の道?と自然石の道しるべ所で出う。少し下で千本杉峠からの道と合流し、更にR480と合流して集落を下ると父鬼バス停だ。最終バスに乗ることができ、和泉府中から便利な関空快速で大阪へ。
ダイヤモンドトレールから紀泉山脈にかけて美しい雑木林の稜線が続く道だ。途中の杉林も手入れが行届いているので明るく、近頃見かけなくなった松林も見事だ。カヤトに覆われた展望豊かな岩湧山は云うに及ばず、槇尾山をショートカットして訪れた猿子城山の自然豊かな稜線も巣晴らしかった。雪の少ない泉南の山々は冬季の山歩きのポイントだ。
(開削中の林道をを行く)
(上山分岐)
(美しい稜線の道を行く)
(高度を上げると白くなる林道)
(最高点のセト付近の中継塔)
(三国山表示)
(七越峠)
(七越峠茶店跡石碑)
(父鬼へ下り始める)
(植林帯のガレ道を下る)
(宮の谷林道出合) (地形図点線の道分岐点)
(千本杉道と七越峠道分岐点) (R480合流点) (父尾のバス停へ集落を下る)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(1)紀見峠〜岩湧山
(2)岩湧山〜滝畑
(3)滝畑〜三国山〜父鬼
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図 岩湧山、内畑
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