ダイヤモンドトレール-紀泉山脈 5(犬鳴山〜山中渓)

三峰山(576.2m)ボンデン山(468.7m)昭和山(374.4m)


★ひとこと   「犬鳴山から三峰山を経てボンデン山、昭和山経由山中渓へ」

殆んどが明るい林床の里山歩き

★行った日   2012年1月9日(月祝)  晴時々曇  単独
 
★コース

JR高槻駅6:38(JR)=7:58熊取駅8:05(和歌山バス)=8:22犬鳴山8:26→8:55林道終点9:02→稜線出合9:28→9:37(576.2m)三峰山9:47→10:11城ヶ峰10:19→縦走路分岐10:39→笹峠11:15→堀河谷出合11:23→縦走路出合12:03→12:17展望台12:31→(468.7m)ボンデン山12:40→葛畑13:07→府道出合13:17→川上新道登り口13:39→楠峠14:39→(374.4m)昭和山14:56→15:21楠畑分岐15:27→槌ノ子峠西15:58→境谷16:12→府道出合16:23→16:43山中渓駅16:48(JR)=高槻駅18:26

 ダイトレ・紀泉5回目は犬鳴山(いぬなきさん)を起点に三峰山(みつみねやま)からボンデン山、昭和山と府県境をたどって山中渓(やまなかだに)へ下る計画だ。熊取駅から粉河へ向かう和歌山バスに乗ると15分ほどで犬鳴山到着だ。
 交通量の多い歩道のない道をちょっと南下、紀泉閣の向かい側から生草(なまくさ)林道に入る。急勾配の林道を生草谷に沿って進み、途中で城ヶ峰(じょうがみね)から笹峠(ささとうげ)に向かう近畿自然歩道を左に分け、出発して30分ほどで林道終点だ。直進すると城ヶ峰だが、左のビシャンコ谷を登る。初めは丸太階段だが、すぐに荒れた急坂の沢筋となり、テープを拾いながら約30分頑張ると稜線出合だ。稜線を東へ進み、小さなピークを2つ越えると視界のない三峰山三角点だ。林間で展望はない。山頂から元へ戻り、雑木林の稜線を進むと小高い丘のような所が城ヶ峰だ。ここで生草谷からきた道を合せ、ネット沿いの尾根道をアップダウンしながら高度を下げる。ボンデン山に直接向かう縦走路を左に分け、松茸山のテープにうるさくつきまとわれながら雑木林の稜線を進み、小ぶりの松が茂る馬の背の稜線を下ると十字路の笹峠だ。馬の背からは西には次回に向かう予定の俎石山(まないたいしやま)や雲山峰(うんざんぽう)が望めた。右は稲倉池(いなくらいけ)、直進はお菊山(おきくやま)、左は堀河谷(ほりかわだに)だ。堀河谷を少し下ってからボンデン山に続く稜線に取り付く。しばらく急坂が続き、次に美しい馬の背の稜線を過ぎて尾根を登りきると縦走路出合だ。しばらく雑木林を西進すると車道へ飛び出す。すぐ先が泉南地方の眺望豊かな展望台だ。

  (粉河街道から生草林道へ) (林道終点からビシャンコ谷へ) (ガレ場のビシャンコ谷を登る)

   (踏み跡とテープをたどる)      (稜線に到着)          (尾根道を東進)

  (林間の三峰山三角点)       (雑木林を進む)           (城ヶ峰)

   (ネット沿いに稜線を行く)        (縦走路分岐)        (赤松林の尾根道を行く)

   (馬の背の稜線を下る)    (馬の背から西の山々を望む)        (笹峠)

 (堀河谷出合から稜線を登る)   (雑木林の稜線を登る)   (林道へ飛び出すと展望台)

 展望台からいま通ってきた三峰山や城ヶ峰が東に、次回以降に向かう雲山峰や俎石山が西に、南の足下に殿尾山(とのおやま)からお菊山へ続く稜線や、その彼方に泉南の街々や関空が望めた。無線中継塔のすぐ先にボンデン(梵天)山三角点があるが視界はない。電波中継塔の下から細い林道を西へ延々と下る。信達葛畑(しんだちつづらばた)の集落内の狭い道を通り、だらだら坂を下ると泉南から岩出(いわで)へ向かうつづら畑のバス停のある車道出合だ。道の駅まで行って飲料水を仕入れ、少し泉南方向へ戻ると小さな川上新道の表示がある。初めはしっかりした山道だが、徐々に怪しげな踏み跡になり、直進は信達楠畑(しんだちくすばた)なので斜面を稜線に向かって無理やり登り、稜線の道に合流した。日暮れの早い冬の斜光を浴びながら約1時間雑木尾根をたどると笹薮に覆われた楠峠(くすとうげ)だ。峠から15分ほどなだらかに登ると昭和山だ。山頂は伐採され和歌山方面の海が夕日に輝いていた。山頂から北尾根に入らず、少し戻って西側の尾根を北へ進む。小さなピークが多く曲がりくねった尾根道だが、左右に下るテープに惑わされることなく薮っぽい美しい尾根筋をそれなりに進む。楠峠から約1時間で槌ノ子峠(つちのことうげ)だ。昭文社のエリアマップではつづら畑から昭和山へ、また、昭和山から槌の子峠へも2時間余と記載されているが、以前はよほどの迷い易い薮道だったと思われる。尾根分岐も多くあって迷い易い雑木林の低山稜線なので主稜線をはずさない事が必要だ。計画では槌ノ子峠から四石山(よついしやま)を経て山中渓へ下るつもりだったが峠で午後4時になり、冬の日没は早いので境谷(さかいだに)へ下ることにした。集落を抜け、意外に車の交通量の多い昔の熊野古道の府道をテクテク、山中渓から便利な紀州路快速で帰阪した。
 犬鳴山から梵天山まで松林の多い自然林の稜線をたどる道だ。葛畑から昭和山を経て槌ノ子峠までは、迷い易い踏み跡程度の道が多いが府県境の青い杭が打ってある。日暮れに近く時間がなったのでゆっくりできなかったが、ここも里山の美しい尾根道だ。

      (展望台)            (展望台の下に咲く花)      (ボンデン山三角点)

                   (展望台から泉南の眺め)

    (林道を延々と下る)     (葛畑の集落の中を抜ける)       (府道出合)

     (川上新道登り口)      (迷い易い稜線を進む)        (笹薮の楠峠)

     (昭和山三角点)      (山頂から和歌山の光る海)    (薮っぽい稜線を行く)

  (槌ノ子峠から境谷へ下る)       (境谷集落)         (境谷川に沿って下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図
(1)犬鳴山〜ボンデン(梵天)山

(2)ボンデン(梵天)山〜山中渓

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       金剛・葛城・紀泉高原
・2万5千分の1地形図  樽井、岩出

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