高島トレイル2回目は木地山(きじやま)峠から百里ヶ岳を経てナベクボ峠だ。小入谷(おにゅうたに)から百里ヶ岳手前の分水嶺に合流し、百里ヶ岳から木地山峠をピストンし、根来坂(ねごりざか)峠、おにゅう峠、ナベクボ峠を経て生杉(おいすぎ)へ下山の計画だ。朽木生杉の先の三国峠登山口に自転車をデポ、元へ戻って小入谷BSの広場に駐車して出発だ。
小入谷BSから針畑川(はりはたがわ)を渡って林道を沢に沿って東進、林道終点から沢を渡って百里ヶ岳登山道の標柱のある山道に入る。しばらく杉林の斜面を登って雑木林を抜けると県道出合の小入谷越だ。ここも百里ヶ岳登山口だ。小入谷に残る丹波霧を樹間から眺めながらなだらかに雑木林の尾根道を登る。ブナやミズナラも増えてきた樹林帯の稜線をアップダウンしながら登るとP806だ。この先の稜線ではじて東の視界が広がり、朽木(くつき)の山々が望める。稜線を登りつめ、分水嶺尾根の高島トレイルに合流して美しいブナ尾根を北へ急登すると百里ヶ岳山頂広場だ。周りの木々が生長して展望は良くないが、山頂下辺付近はブナ林が広がっている。美しい樹林尾根の続く稜線を北へ下って木地山峠ピストンだ。これは次回の接続点のためだ。木地山峠は若狭の上根来(かみねごり)と近江の木地山を結ぶ古道の峠らしく石仏のある清楚な所だ。峠から百里ヶ岳へ登り返し、往路の合流点までUターンだ。
(小入谷BS) (林道終点の百里ヶ岳登り口)
(県道出合の小入谷越)
(P806の先で展望が開ける) (稜線から望む朽木の山々) (分水嶺出合から百里ヶ岳へ)
(ブナ尾根の急坂を登る)
(百里ヶ岳三角点広場) (百里ヶ岳から稜線を下る)
(主要古道の一つ木地山峠)
(百里ヶ岳へ戻る) (分水嶺尾根を西進)
樹林帯の尾根道を30分ばかり進むと上根来と小入谷を結ぶ古道の根来坂峠だ。石仏が祀られたお堂がある。尾根道を西へ向い、見晴しピークを越えて下ると小入谷から来る林道に合流、すぐ先がおにゅう峠だ。この林道は小入谷から上根来へ通じている地道だが、どちらも災害復旧中で車は通行止めだ。おにゅう峠から西側の稜線上に上がり、尾根道を少し進むと展望の良い平地のピークがあり、三国峠へ続く稜線や小入谷から登ってきた尾根筋が望める。小木の点在する見晴しのよい砂地の丸い稜線を最低鞍部へなだらかに下る。ブナ林の稜線をなだらかに登り返し、水場表示を過ぎてオクスゲノ池周辺が落ち着いた美しいブナの森だ。急坂を登って稜線から少し東へ寄り道するとP803だ。展望はなく根曲がりブナが鎮座する小空間だ。元の尾根道に戻り、稜線を下り続け、名田庄(なたしょう)の挙原(あげはら)を右に分けて下り続けるとナベクボ峠だ。前回通りに若走路谷を下って三国峠登山口でチャリンコをゲット、下り坂を快調に小入谷BSへ帰着だ。次回の出発点を確認のため横谷へ寄り道、横谷林道は災害通行止めを確認、R367で順調に帰阪した。
今回は、ナベクボ峠、おにゅう峠、根来坂峠、木地山峠と若狭と京都を結ぶ四本の鯖街道を横断するルートだ。殆んどの峠には石仏が祀られ雰囲気のある古道だ。また、百里ヶ岳周辺のブナ林も見事だ。
(主要古道の一つ根来坂峠) (見晴しピークを越える)
(小入谷からきた林道に合流)
(おにゅう峠)
(最低鞍部へ砂地を下る) (ブナ尾根を行く)
(最低鞍部への下り坂からきょうの周回路を俯瞰)
(水場のマーク、未確認) (オクスゲノ池とブナ林) (P803)
(名田庄へ下る挙原分岐)
(ナベクボ峠から生杉へ) (生杉の三国峠登山口)
★道で出会った花
ヤマハギ(P806) ヤマボウシの実(P776) ヤマホトトギス(P803)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 古屋
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