高島トレイル3回目は横谷峠から若狭駒ヶ岳を経て木地山(きじやま)峠だ。横谷BSから横谷峠にて分水嶺に合流し、分水嶺で若狭駒ヶ岳を経て木地山峠から木地山へ下山の計画だ。木地山の北谷と南谷合流点付近の林道、百里ヶ岳登山口に自転車をデポ、元へ戻って横谷BSの広場に駐車して出発だ。
横谷林道は配水施設付近から通行止めだ。横谷峠の椋川(むくがわ)側へ少し下った所で大規模な崖崩れが発生しているが、峠までは正常な舗装路が続いている。車道を峠まで坦々と進み、若狭駒ヶ岳登山口から山道に入る。最初は急坂だがすぐに稜線に達し、広葉樹の稜線をなだらかに登る。P693で西南から東北へ続く稜線に合流、幅広の稜線を進んでから、樹間から行者山を垣間見ながら羊歯原を掻き分けて進む。足谷口へ下る池原山を左に分け、さらに明神谷分岐を過ぎるとブナ林の幅広尾根となり、二重尾根に池が現れる綺麗な所だ。しばらくブナ尾根が続き、ろくろ橋分岐を過ぎ、駒ヶ越を過ぎると若狭駒ヶ岳だ。霞んだ小浜湾が見えている。
(横谷BS) (横谷林道は峠まで通行可能)
(横谷峠の若狭駒ヶ岳登山口)
(P693で稜線に乗る) (ヤブっぽい羊歯原を行く) (時折見える次回の行者山)
(池原山/足谷口分岐) (明神谷分岐) (美しい池畔のブナの森)
(ブナ回廊を行く)
(ろくろ橋分岐) (駒ヶ越)
(熊川分岐)
(若狭駒ヶ岳三角点) (山頂から小浜湾を望む)
山頂から美しいブナの稜線を西へ向い、中小屋を左に分けると百里ヶ岳の見える南側が開けた尾根道だ。池河内の落合橋を右に分け、P696を過ぎて稜線左下の林道跡も見えなくなると一通過点の与助谷山で中小屋を左に分ける。池河内越を過ぎると南側が刈り払われた見晴し稜線だ。その先のピークが展望抜群の桜谷山(さくらたにやま)、木地山の麻生川の谷筋とその彼方の蛇谷ヶ峰が眼下に広がっている。急な尾根を西南へ下るとすぐに木地山峠だ。峠を介して上根来(かみねごり)と木地山が結ばれている古道だ。峠から根曲がり杉の並ぶ歩き易い古道をしばらく下るが、谷筋が現れる辺りから怪しい踏み跡となり、水害で古道は流され、谷を強引に下った。散見するリボンを頼りに歩き難い谷筋を何とか林道へたどり着いた。林道をしばらく下って自転車をゲット、殆んど下り坂の道を快調に横谷BSに帰着した。次回のアクセスを確認のため横谷林道の椋川側の状況を確認して、琵琶湖西岸から帰阪した。
若狭駒ヶ岳を中心とする分水嶺の広葉樹林が美しく、特に足谷口分岐の先の池とブナ林の組み合わせが素晴らしかった。主稜線は道標が完備して歩き易かったが、木地山峠からの下りがちょっと注意が必要だ。
(朽木中小屋分岐) (展望稜線から百里ヶ岳を望む)
(展望稜線を行く)
(落合橋分岐)
(一通過点の与助谷山) (池河内越)
(桜谷山手前の展望稜線から蛇谷ヶ峰方面を望む)
(展望尾根を行く) (羊歯原の稜線を行く) (桜谷山)
(ブナ尾根を下る) (木地山峠) (根曲がり杉林を下る)
(踏み跡の薄い北谷を下る)
(荒れた谷筋を下り続ける) (中小屋の百里ヶ岳登り口)
★道で出会った花(花は見かけず)
★ルート断面図
★地 図
(1)横谷峠〜若狭駒ヶ岳
(2)若狭駒ヶ岳〜木地山峠
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 古屋、饗庭野
Homeへ