武甲山(1295.4m)大持山(1294m)


★ひとこと   「生川を起点に丁石道の表参道で武甲山を経て妻坂峠へ周回」

横瀬付近から武甲山を望む
   
★行った日   2014年9月14日(日)  晴   単独
 
★コース

(道の駅)あらかわ6:05(R140、R299、地方道)=6:35生川(表参道登山口)6:45→林道登り口7:18→不動滝7:27→8:01大杉の広場8:06→8:50(1295.4m)武甲山9:03→シラジクボ9:28→10:08(1269m)小持山10:11→10:52(1294.1m)大持山11:18→妻坂峠12:03→12:41生川13:06(地方道、R299)=(上野村)向屋温泉ヴィラせせらぎ(車中泊)15:16

 武甲山(ぶこうさん)は奥秩父山地の東端から北へ伸びる支稜の末端に位置し、秩父市の南にあって北半分が石灰岩の山だ。生川(うぶかわ)登山口を起点に表参道で武甲山へ登り、大持山(おおもちやま)から妻坂(つまさか)峠へ半時計回りに周回の計画だ。道の駅あらかわを尖ったスマートな武甲山を眺めながら出発、秩父市街を抜け、筋骨隆々とした武甲山を正面に見て石灰の工場横を通り抜けてしばらく走ると生川登山口駐車場のある一の鳥居だ。
 一丁目の一の鳥居から表参道を生川に沿って林道状の丁石道を進み、シラジクボを左に分け、少し先で登山道に入る。ちょっと登ると祠の祀られた不動滝の水場だ。立派な杉並木の続く参道を登り続けると杉の大木と休憩ベンチもある大杉の広場だ。さらにジグザグに杉林の山肌を登りつめると五十二丁目の御嶽(おんたけ)神社だ。神社の裏をちょっと登ると山頂展望台だ。石灰岩の採掘現場の真上にあたり、眼下の秩父市街が絶景だ。

 (道の駅あらかわから武甲山)  (石灰岩の武甲山へ向う)       (表参道登山口)

  (生川沿いに参道を行く)      (登山道が始まる)        (不動滝の水場)

  (二十丁目の御嶽神社石柱)  (見事な大杉並木の参道)   (ベンチのある大杉の広場)

   (杉林を登り続ける)      (五十二丁目の御嶽神社)   (秩父市街の武甲山見晴台)


           (武甲山展望台から北方の秩父市街方向を望む)

 御嶽神社から小持山へ向って稜線を下り、鞍部のシラジクボで表参道への道を左に分け、端正な三角錐の武甲山を振り返りながら稜線を登り返すとほどなく小持山だ。岩場もある樹林帯の稜線をしばらく進むと西側が切れ落ちた露岩の展望所だ。眼下に絶景が広がり、両神山(りょうかみさん)や2日前に訪れた和名倉山(わなくらやま)が望めた。ちょっとした岩場を越えると大持山、その少し先の尾根分岐点が東南方向に関東平野が広がる絶景ポイントだ。ピークからなだらかに東へ幅の広い稜線を下り、急坂を下ると妻坂峠だ。道標に従って北へしばらく下り、二子(ふたご)林道を横切った先が一の鳥居だ。あすの最終日の諏訪山に備えて、休日渋滞の秩父市内をぬけR299を佐久へ向い、上野村の向屋(こうや)温泉ヴィラせせらぎで汗を流し、関東一の清流、神流川(かんながわ)をぶらぶら、静かな大駐車場で車中泊だ。
 石灰岩と信仰の山、武甲山の北面は石灰岩採掘により山の形が変形しているが西から見た形は端正だ。表参道の杉並木も美しく、周回コースの展望も優れものだ。関西で言えば交通至便の愛宕山に雰囲気が似た山だ。

 (小持山へ向って尾根を下る)   (鞍部のシラジクボ)       (岩稜もある稜線を登る)

 (端正な武甲山を振り返る)        (小持山頂上)        (稜線の展望岩頭)

           (稜線の展望岩頭から西方の甲武信岳方面を望む)

      (大持山頂上)         (稜線を東へ下る)    (なだらかな広い稜線道を下る)

               (大持山から東南の東京方面を望む)

   (妻坂峠から横瀬方向へ)    (美しい斜面の道を下る)      (1丁目の一の鳥居)

★道で出会った花

  ツリフネソウ(生川沿い)      ミズヒキ(生川沿い)       ノコンギク(生川沿い)

   モリアザミ?(武甲山)      ヤマハギ(小持山)       ミヤマママコナ(小持山)

★ルート断面図


★地  図
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       奥武蔵・秩父
・2万5千分の1地形図  秩父

Homeへ