★ひとこと 「七合目登山口から強風の東山ピストン」
溶岩ドームの樽前山
★行った日 2015年7月7日(火) 曇 強風 単独
★コース
(道の駅)フォーレスト276大滝(14℃)5:07(R276、道道141、林道)=5:54七合目登山口6:01→(1022.6m)東山6:53→7:35七合目登山口7:56(林道、道道141、R276、R453、R37、道道266、黒松内新道、道道9、R229)=島牧(民宿)
北海道シリーズ3座目は道央の苫小牧近郊の樽前山(たるまえさん)だ。支笏湖カルデラの南にそびえる樽前山は江戸時代に大噴火を起こして周辺に大量の火山灰を堆積させ、樽前山の溶岩ドームは1909年の噴火によるものだそうだ。青空ののぞく曇り空の(道の駅)フォーレスト276大滝を出発、R276を千歳方面に進み、途中のモラップで支笏湖を見渡すと東岸の山には雲が密着して天気の悪化をうかがわせている。モラップから道道141を経て地道林道に入り、しばらく進むと七合目登山口駐車場だ。
早朝から大勢の登山者で賑わう登山口から樹林帯の丸太階段を登る。支笏湖展望台を過ぎると樹林帯を抜け、火山礫の登山道の急坂が続く。振り返ると風不死岳(ふっぷしだけ)と支笏湖の組み合わせが絶景だ。だんだんきつくなる風を気にしながら東外輪山上へでるとものすごい風だ。姿勢を低くして東山へ続く稜線をなんとか登ると山頂はストックを支えにようやくかがんで立っている有様だ。外輪山を経て風不死岳まで歩く計画だったが、この風の中、馬の背の火口壁上を歩くのは危険と判断して下山することにした。ちなみに火口原および樽前山溶岩ドームは立ち入り禁止だ。ゆっくり往路を下ってもまだ8時前だ。仕方なくきょうは観光に切り替えて狩場山(かりばやま)へ向った。天候は徐々に悪化、支笏湖畔を東進中にポツリときて、洞爺湖畔では土砂降りだ。途中のコンビニであすの食料を調達、濃霧のなか黒松内(くろまつない)町を日本海側へ越え、早くに島牧(しままき)に到着、民宿にて2日間の疲れ回復に昼寝だ。
樽前山の外輪山へ登る道から望む支笏湖が絶景だ。厳しい火山礫地に咲く草花も可憐だ。東山から火口縁を経て風不死岳へ通じる稜線は大展望の道だ。是非歩きたかったが強風のため断念せざるを得なかった。
(支笏湖畔のモラップから湖面を望む)
(道道141の林道分岐点) (七合目登山口駐車場) (樹林帯を登る)
(登山道から風不死岳と支笏湖を振り返る)
(登山道を登る) (火山台地の斜面を登る) (東外輪山へ登りつめる)
(烈風の東外輪山) (強くなる横風の稜線上り) (飛ばされそうな東山頂上)
(東山から火口と溶岩ドームの樽前山を望む)
(火山礫の斜面を下山)
(支笏湖展望台を下る)
(七合目駐車場へ戻る)
★道で出会った花
イワブクロ(展望台) ?(火山台地) マルバシモツケ(火山台地)
ヒメイソツツジ(火山台地) コケモモ(火山台地) イタドリ(火山台地)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 ニセコ・羊蹄山・暑寒別岳
・2万5千分の1地形図 樽前山
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