★ひとこと 「古川林道からなだらか稜線で花と大雪山展望の山頂へ」
山頂下から大雪山系を背景に大槍を望む
★行った日 2015年7月12日(日) 雲が多い晴 単独
★コース
(道の駅)しらたき(20℃)5:27奥白滝IC(旭川紋別道)=浮島IC(R273、古川林道)=6:27登山口6:38→7:32展望岩7:37→8:06展望台8:09→9:12(1879.1m)ニセイカウシュッペ山9:37→展望台10:27→展望岩10:52→11:40登山口11:51(古川林道、R273、R274、道道593、道道718)=東大雪荘16:28
北海道シリーズ8座目は大雪山系北部のニセイカウシュッペ山だ。古川林道終点の登山口からなだらかな展望尾根でニセイカウシュッペ山をピストンの計画だ。道の駅しらたきから旭川紋別道で浮島ICへ、R273を西進し中越(なかごし)で登山口の道標に従って左折、地道林道を進む。途中にゲートがあり、解錠番号は北海道森林管理局上川事務所TEL:01658-2-2001に問い合わせのこと。ゲートを開閉して林道を進み、中越から40〜50分で標高1140メートルの登山口だ。晴れの日曜日とあって7、8台の車が先着だ。
登山口から、1キロ毎に山頂までの距離が表示された気持ちの良いなだらかなダケカンバの稜線を進む。出発して約1時間で展望岩がり、岩頭から初めて大雪山系始め周りの山々が梢越しに見渡せる。あと2キロ表示の手前から樹林帯を抜け、小木越しに大槍を含むギザギザ稜線を正面に眺めながら進む。展望台で展望が開け、残雪の大雪山系とともに大槍、小槍の尾根が伸びている。いよいよ大槍に向って尾根を登る。あんな所をどうやって登るのかと心配していたが、大槍の北側を巻くトラバース道があり、エゾコザクラやチシマキンバイソウのお花畑を、左下の谷筋の雪渓を眺めながら楽に通過できる。大槍を迂回した先のコル付近にはお花畑が広がり、大槍の斜面に登る道があるが、どこまで行けるかは不明だ。
(R273から古川林道へ) (林道には要所に道標) (林道終点駐車場が登山口)
(なだらかな樹林帯尾根道を進む)(1キロ毎の距離キロ表示) (展望岩)
(あと2Kの手前から展望が開ける)(大雪山系も姿を見せる) (展望台で眺望が開ける)
(展望台から小槍へ伸びる稜線と大雪山系を望む)
(大槍の北側を巻いて登る)
(谷筋に残る雪渓) (コルに咲くエゾコザクラ)
コルから高山植物の豊富な道が続き、稜線から望む大雪山系と大槍との組み合わせが絶景だ。前衛峰の西側のハイマツ帯を進むとほどなく山頂だ。山頂は昨日登った手塩岳(てしおだけ)や武利岳(むりいだけ)、石狩岳、平山(ひらやま)など道央の山々、及び残雪に彩られた黒岳や北鎮岳など大雪山の峰々、などの展望台だ。山頂付近はちょっとした丘状の笹原だ。晴天の休日とあって続々と登ってこられる登山者に挨拶を交わしつつ往路通りに下山した。古川林道からR273を旭川方面へ、上川にて給油と昼食、層雲峡を通って景色の良い東大雪の道を南下、士幌(しほろ)町のコンビニであすの食料を調達、新得(しんとく)町から十勝川沿いに道道718を北上するとトムラウシ温泉だ。トムラウシ短縮登山口で車中泊の覚悟だったが、いつも満員の東大雪荘が宿泊可能、相部屋だが温泉で手足を伸ばすことができた。
ニセイカウシュッペ山は、アクセスの林道ドライブが比較的長いが、標高差も少ないなだらかな稜線が山頂まで続き、いまの時期、稜線には高山植物が咲き乱れ、稜線からの展望が最高だ。特に山頂は大雪山の展望台だ。
(山頂下から西南の大雪山系方面を望む)
(山頂から南の石狩岳方面を望む)
(ニセイカウシュッペ山頂) (広い笹原の山頂部) (大槍めざして下る)
(花の多い道を下る)
(なだらかなトラバース道が続く) (展望台まで戻る)
(あと4K地点から最後の姿) (満車の登山口駐車場へ) (林道ゲートを解錠)
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 ニセイカウシュッペ山
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