★ひとこと 「山部から新道ルートで芦別岳ピストン」
夕張岳から芦別岳を望む
★行った日 2015年7月15日(水) 曇後晴 山頂ガスと強風 単独
★コース
山部(民宿)(20℃)5:25(農道)=5:40新道登山口5:51→7:18見晴台7:23→8:02鶯谷8:11→(1107m)半面山9:04→10:00雲峰山10:07→10:52(1726.1m)芦別岳11:24→11:48雲峰山11:52→半面山12:23→12:54鶯谷13:02→見晴台13:26→14:22新道登山口14:34(農道、R237)=占冠IC(道東道)=夕張IC(R452、林道)=夕張岳登山口18:12(車中泊)
北海道シリーズ10座目は富良野盆地の西南に位置する夕張山地の芦別岳(あしべつだけ)だ。山部(やまべ)から北尾根をたどる険しい旧道と殆んどの人が利用する新道とがあるが、体力に見合った新道をピストンの計画だ。山部駅から車で10分位の山部自然公園「太陽の里}のつつじヶ丘水溜池の前が新道登山口だ。
雲に隠れた鬱陶しい山々を眺めながら登山口へ、登山届けに記帳しネット扉を開閉して山歩き開始だ。時を同じくして岡山から来訪のレンタカーで回っている単独行の女性としばらく歩調を合せたが、元気いっぱいなので先に行ってもらう。針広混交林のなだらかな尾根道を30分ほど登ると見晴台だ。東側の視界が開け、往路はガスって何も見えなかったが、下山時には富良野盆地の彼方に富良野岳はじめ十勝連峰が雲間に見え隠れしていた。殆んど視界の利かないダケカンバの尾根道を黙々としばらく登るとユーフレ小屋分岐の鶯谷だ。標高1000メートルを超えるとガスがだんだん濃くなり、周りは白く濁ったままだ。さらに約1時間登るとややガスが薄くなり、富良野盆地がぼーっと見え出した半面山(はんめんやま)だ。半面山からなだらかに下り、鞍部のぬかるんだ湿地帯を過ぎ、屏風岩の南面を掠めるようにお花畑の斜面を登ると雲峰山(うんぽうさん)だ。山頂は表示もなく単なる裸地の一通過点だ。
(新道ルート登山口) (ダケカンバの森をなだらかに登る) (見晴台)
(芦別岳山頂) (芦別岳三角点) (見た目よりなだらかに下る)
(山腹を下る)
(眼前の雲峰山を登り返す) (雲峰山頂上)
(雲峰山から360度の展望)
山頂から急なハイマツの稜線を少し下って花の多い稜線を登り、最後に急斜面を登ると岩峰の芦別岳三角点だ。ガスった風の強い山頂からは展望は皆無だ。ただ、霧の中に北尾根の踏み跡が消えている。山頂で30分ほどガスが晴れるのを待ったが、徐々に薄くなってきたがなかなか展望が得られないので下り始めた。標高差で100メートルも下ると展望が開け、雲峰山からは北尾根の連続する鋭い岩峰が望めたが、旧道はしんどそうだ。屏風岩の南面を過ぎて、湿地帯を過ぎると半面山だ。東の視界が開け富良野盆地や十勝連峰が望める。鶯谷でユーフレ小屋を左にわけ、見晴台を過ぎて順調に登山口へ下山した。なお、手持ちの地図には新道から旧道登山口付近に向う道があるが、注意深く探したが自然に返ってしまったようだ。あすの最終日は、芦別岳のお隣の夕張岳だが、占冠(しむかっぷ)から新夕張の大回りだ。新夕張のコンビニであすの食料を調達し夕食後、R452を芦別に向って北上、夕張ダムの完成でカーナビと異なるルートでダム湖を渡り、今晩車中泊の夕張岳登山口に到着だ。
芦別岳の新道は雲峰山周辺のお花畑や山頂の岩稜が素晴らしい。この山の真の魅力は岩峰にあるので、体力と相談しながら旧道の北尾根歩きをしたいものだ。北海道シリーズも10座目となると徐々に山への感動が薄れ、惰性で登るようになってきたのでいよいよ終わりの潮時だ。帰りのフェリーは小樽発だったが最終日が夕張岳なので苫小牧発に変更だ。
(掘れた道を鞍部へ下る) (湿地帯の鞍部を行く) (半面山頂上)
(見事な樹林帯を下る)
(樹間から北尾根を望む) (鶯谷分岐)
(見晴台から富良野盆地を望む)
(見晴台) (樹林帯を下る) (新道登山口帰着)
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 芦別岳
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