御神楽岳(1386.5m)

 

★ひとこと   「室谷登山口から樹林を経て会越山地大展望の御神楽岳へ」

雨乞峰から湯沢の頭(左後方は飯豊山)を望む


★行った日   2015年9月23日(水祝)  晴 単独

★コース

室谷登山口5:46→水場7:48→8:25大森8:32→雨乞峰9:20→9:31(1386.5m)御神楽岳10:02→雨乞峰10:09→大森10:39→10:46休憩10:55→水場11:09→12:19室谷登山口12:27(林道、県道227)=津川IC(磐越道)=坂下IC(R252、県道32、R401、R289)=(道の駅)きらら289 15:34

 3座目は会越国境近くの中越の山、御神楽岳(みかぐらだけ)だ。福島県の本名(ほんな)からは登山口までの林道が大石田沢手前で不通のため新潟県側の室谷(むろや)から登る計画だ。前日に林道終点の室谷登山口まで入り、明るくなるのを待って早朝出発だ。
 登山口から草深い山道を沢沿いになだらかに進む。刈り払いがしてないため鬱蒼と茂る夏草をかき分けて進む場面もあるが、概してなだらかなブナ林を要所にある道標を横目に、出発して約2時間で最後の水場の小沢を渡る。だんだんきつくなる樹林帯をしばらく登ると、大森山へ続く稜線上に到着、大森だ。大森から稜線上の明るい道を登りつめるとP1293から伸びる尾根と合流、一気に視界が開け、飯豊連峰が一望だ。ほぼ水平な尾根道を三角形の御神楽岳を前方に眺めながら進むと雨乞峰だ。ここから両サイドの切れ落ちた恐ろしそうな稜線を通って湯沢の頭を経て蝉ヶ平(せみがだいら)へ下るコースが分岐している。

     (室谷登山口)          (沢に沿って登る)         (ブナ林を登る)

   (夏草の薮コギ道を行く)      (樹林帯を登り続ける)    (最後の水場の小沢を渡る)

(大森で大森山からの稜線に乗る)  (明るい稜線を登る)    (P1293からの稜線に乗る)

   (見晴し尾根を東進)      (正面に見える御神楽岳)   (雨乞峰から飯豊山を望む)

 雨乞峰から最後にひと登りすると山名盤もある御神楽岳山頂だ。この付近の山肌は光り輝くベタ岩肌が多く、特異な岩壁が特徴だ。山頂からの展望は素晴らしく、守門岳(すもんだけ)や浅草岳など中越、飯豊(いいで)山や二王子(にのうじ)岳など下越、磐梯山など会津の山々が望める。早朝に登り始めたので昼過ぎに下山できた。あすの帝釈山(たいしゃくさん)めざし、往路通りに阿賀町まで戻って磐越道で坂下(ばんげ)、南会津の山間部を経て桧枝岐(ひのえまた)村手前の(道の駅)きらら289で車中泊だ。入浴施設やレストランもあるので便利だ。
 登山口からP1293稜線までゆるゆる登り一辺倒の林間コースだ。標高が低いわりに頂上稜線からの展望が素晴らしく中下越や会津の山々が一望だ。近傍の山稜は鋭く、壁面がつるつるに輝く絶壁が谷筋から突き上げているのが特徴だ。

           (雨乞峰から東北のベタ岩肌の稜線と彼方の飯豊山を望む)

  (御神楽岳へ最後の登り)     (御神楽岳山頂)         (本名御神楽岳を望む)

                (御神楽岳から西南の守門岳方面を望む)

                (御神楽岳から東方の磐梯山方面を望む)

   (山頂から雨乞峰へ下る)      (ブナ林を下る)        (登山口に帰着)

★道で出会った花

  サラシナショウマ(沢沿い)     キンミズヒキ(沢沿い)     ヤマタツナミソウ(沢沿い)


    エゾシオガマ(沢沿い)     クルマバハグマ(沢沿い)        ?(ブナ林)


    ミソソバ(ブナ林)       ミヤマトリカブト?(ブナ林)    ヤマアジサイ?(ブナ林)


    シラヤマギク(ブナ林)     イブキボウフウ?(水場)         ?(大森)


    ヨツバヒヨドリ(大森)      ミヤマホツツジ(雨乞峰)     ミヤマママコナ(山頂)


    キアゲハ(山頂)          モリアザミ(ブナ林)        モミジガサ(ブナ林)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  御神楽岳(みかぐらだけ)

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