万三郎岳(天城山)(1405.6m)万二郎岳(1299m)

 

★ひとこと   「天城高原からミツバツツジとアセビの天城山縦走路を周回」

ミツバツツジやアセビ咲く天城山縦走路


★行った日   2016年5月14日(土) 晴  単独

★コース
湯本7:37(R1、県道20、伊豆スカイライン、県道111)=9:21天城高原GC登山口駐車場9:42→四辻9:56→10:41(1299m)万二郎岳10:48→馬の背11:03→石楠立11:21→(1405.6m)万三郎岳11:55→12:00戸塚峠分岐(大休止)12:21→涸沢分岐12:45→四辻13:41→13:56天城高原GC登山口駐車場14:08(県道111、伊豆スカイライン、県道20、R1)=湯本16:45

 伊豆半島の中央部に位置する天城山だ。正確には万三郎岳(ばんざぶろうだけ)万二郎岳(ばんじろうだけ)の総称のようだ。天城高原から万二郎岳へ登り、天城山縦走路を経て万三郎岳経由周回の計画だ。湯本から箱根新道で箱根峠へ、ツーリング二輪車の多い伊豆スカイラインでおぼろげな富士山を背にして南下、満車に近いの天城高原登山口大駐車場へ到着、早速大勢の登山者とともに出発だ。
 天城峠へ向う天城山縦走路起点の登山口から樹林帯に入り、橋を渡って砂防堰堤横の丸太階段を上る。ヒメシャラや杉並木の登山道をしばらく進むと三差路の四辻(よつじ)だ。この分岐で万三郎岳を右に分けて万二郎岳へ向う。ヒメシャラやブナが点在し、ピンクのミツバツツジが彩りを添える歩き易いなだらかな道を進み、ガレ場の枯れ沢を渡る。ちょっと先から少し急になった自然林を登ると林間の万二郎岳だ。樹間から駿河湾方面が望めるが視界不良の山頂だ。山頂から少し稜線を下った岩頭から視界が開け、馬の背の彼方に万三郎岳や天城峠へ続く稜線が望める。

    (天城高原登山口)        (樹林帯を進む)      (四辻三差路を万二郎岳へ)

 (ツツジ咲くなだらかな道を行く)  (なだらかな自然林を進む)     (ちょっと急坂を登る)

  (林間の万二郎岳山頂)    (山頂下から縦走路を望む) (美しいなだらかな稜線を行く)

              (万二郎岳山頂下から西方の稜線を望む)

 ミツバツツジの点在するヒメシャラの多い美しい稜線を下って上り返すと馬の背だ。アセビのトンネルを通り抜けると次の鞍部が石楠立(はなだて)だ。アセビとリョウブの尾根をなだらかに上り、アマギシャクナゲの混じるブナ大木林に入ると間もなく万三郎岳だ。一等三角点のある山頂からは展望はあまり良くなく、生憎の空模様のため樹間から望めるはずの富士山も雲の彼方だ。山頂一帯は大混雑、稜線をちょっと西進して縦走路と四辻分岐付近のブナ林で大休止だ。分岐から縦走路を直進して天城峠へ向うハイカーと別れて、アマギシャクナゲやミツバツツジが点在するブナ林の急坂を標高差で250メートルほど下るとトラバース道だ。ブナやツガの大木が点在する斜面をぬうようにアップダウンを繰り返しながら2キロ余の道のりを1時間もかかって進むとやっと四辻だ。ここから15分ほどで登山口駐車場だ。帰りの伊豆スカイラインからの富士山の眺めを楽しみにしていたが、残念ながら全く姿を見せず、近景を楽しみながら箱根峠を経て湯本へ帰り着いた。
 起点が1000メートル以上あり、アップダウンの少ない道標完備のなだらかな登山道でアマギシャクナゲやミツバツツジの咲くブナ大木林の稜線を楽しむことができる。天気が良ければ富士山も望めるはずだ。観光地のちょっとしたハイキングに好適だ。

 (アセビのトンネルを行く)     (鞍部の美しい石楠立)         (大木林を行く)

  (花盛りのアマギシャクナゲ)  (大賑わいの万三郎岳山頂)   (縦走路を左に分け四辻へ)

   (ブナ大木林を下る)      (シャクナゲの急坂を下る)  (トラバース道を延々とたどる)

    (ヒメシャラ林を行く)          (四辻まで戻る)       (天城高原駐車場へ帰着)

★道で出会った花

   ミツバツツジ(縦走路)        アセビ(縦走路)      アマギシャクナゲ(縦走路)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       伊豆・天城山
・2万5千分の1地形図  天城山、湯ヶ島

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