★ひとこと 「冬島登山口から馬の背を経てアポイ岳ピストン」
ダケカンバ林のアポイ岳頂上
★行った日 2015年7月10日(日) 曇後時々晴 単独
★コース
(道の駅)みついし(18℃)9:08(R235、R336)=9:49アポイ岳冬島登山口P10:03→11:15五合目山小屋11:27→馬の背12:09→幌満お花畑分岐12:19→12:49(810.2m)アポイ岳13:02→幌満お花畑13:26→幌満お花畑分岐13:51→馬の背13:59→五合目山小屋14:20→15:18冬島登山口P15:40(R336、R235)=(道の駅)みついし16:43→同所昆布温泉蔵三
北海道シリーズ6座目は日高山脈南端に位置する花の名山アポイ岳だ。冬島登山口から馬の背を経て山頂ピストンの計画だ。昨夜は北海道に来て初めて車の屋根をたたく雨音に目を覚まし、そぼ降る雨にぐずぐずしていたが、明るくなり始めたので(道の駅)みついしからアポイ岳に向かった。途中から青空も覗き、山頂は雲の中だが太陽の照りつけるアポイ岳登山口駐車場に到着だ。
ビジターセンターを横目に山麓公園を通り抜けてボンサヌシベツ川を渡ると登山道だ。1合目の標識を経てなだらかな遊歩道を進み、アカエゾマツの林を通る。登山口からミズナラなども混じる針広混交林を1時間も登ると5合目山小屋で樹林帯を抜ける。山頂方面は雲がかかっているが太平洋岸が美しい。小休止後、かんらん岩の露出した急な稜線を馬の背へ向かって登る。かんらん岩は超塩基性のため固有種しか育たないそうだが、開花時期とあわなかったせいか馬の背付近でアポイキンバイやサマニオトギリを見かけた程度だ。
(アポイ岳登山口) (なだらかな遊歩道1合目を行く) (アカエゾマツ林を行く)
(笹原の4合目を行く) (5合目小屋で樹林帯を抜ける) (かんらん岩の尾根を登る)
(尾根を振り返る) (岸壁に咲くヤハズハハコ) (馬の背の稜線)
(馬の背に咲くアポイキンバイ) (岩肌のエゾコウゾリナ) (馬の背を振り返る)
馬の背から水平道の稜線を進み、幌満お花畑を右に分け、アポイクワガタやアポイヤマブキショウマの咲く急なハイマツの稜線を登る。ダケカンバの林が見えると山頂はすぐだ。大勢の人が憩っている山頂を素通り、幌満お花畑へ稜線を南へ下り、幌満へは通行止なのでトラバース路に入る。お花畑では本州で見かけるヤマルリソウより鮮やかなエゾルリムラサキが地表を覆っていた。針葉樹林帯を抜けると尾根道に合流、ガスってきた馬の背を後にして往路通りに下山した。あすも天気は思わしくなく、明後日のオプタテシケ山に備えて美瑛(びえい)へ移動するだけなので、きょうは昨日に続いて(道の駅)みついしにて車中泊だ。
今の時期は花の端境期のようだが幾つかの固有種を目にすることができた。標高400メートル弱の五合目からハイマツ帯に入り各種高山植物が5〜10月にかけて次々に開花する。そのため多くを目にするには時期を分けて登る必要がありそうだ。
(ダケカンバ林が近づく) (大繁盛の山頂)
(幌満お花畑へ下る)
(お花畑のトラバース路を行く)
(花園に咲くエゾルリムラサキ) (針葉樹林帯をトラバース)
(尾根道に合流) (5合目小屋まで戻る) (登山口へ帰着)
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 様似、アポイ岳
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