★ひとこと 「十勝岳温泉から花の富良野岳ピストン」
北面から望む富良野岳
★行った日 2015年7月13日(水) 晴後曇 単独
★コース
吹上温泉白銀荘P(13℃)5:08(道道966)=十勝岳温泉登山口5:21→上ホロ分岐6:27→縦走路分岐7:47→8:29(1912.1m)富良野岳8:44→縦走路分岐9:11→上ホロ分岐10:29→11:27十勝岳温泉登山口11:34(道道966)=吹上温泉白銀荘(道道966、道道291、R237)=中富良野スーパーBESTOM(R237)=占冠IC(道東道)=追分町IC(R234、道道10、R36)=(道の駅)ウトナイ湖16:54
北海道シリーズ8座目は十勝山系の花の名山富良野岳だ。十勝温泉登山口から富良野岳を経て上富良野岳を起点に十勝岳ピストンの計画だったが、早朝は晴天だが8時前からガスで展望がきかなくなってきたので、富良野岳ピストンに変更だ。吹上温泉駐車場から十勝温泉登山口はすぐだ。
登山口から逆光でシルエット状の上ホロカメットク山の岩峰を正面に見て林道を進む。通行禁止の三段山分岐を過ぎてしばらく行くと右の化物岩の下辺りで林道は終わり、右下の河原へ降りると安政火口分岐だ。沢を渡って山腹の見晴しのよいなだらかなトラバース道を進む。稜線を回り込み、上ホロカメットク山を左に分け岩塊の道を登る。右に朝日に輝く富良野岳北面を眺めながら木階段を上り、雪渓を横断すると視界の開け、チシマノキンバイソウやエゾノハクサンイチゲの咲くなだらかな道を登りきると縦走路出合の稜線だ。
(十勝岳温泉登山口) (上ホロカメットク山を正面に林道を行く)(三段山ルートは閉鎖)
(化物岩下の沢筋へ下る)
(安政火口を左に分けトラバース路へ) (見晴のよい道を進む)
(上ホロを左に分け直進) (富良野岳を眺めつつ進む)
(雪渓を横切る)
(花のある岩角道を登る)
(足元のチシマノキンバイソウ)(上富良野岳分岐で稜線合流)
この辺りから急にガスがかかりぼーっとした中で、周辺にメアカンキンバイやチングルマの咲く木の階段を登って富良野岳に向かう。エゾノハクサンイチゲの見事な群生が広がっている山道を通り抜け、エゾコザクラやエゾノツガザクラなどが咲き乱れるお花畑を過ぎるとガスに覆われた富良野岳山頂だ。晴れていれば、表大雪を背景に荒々しい火口越しに十勝岳が望めるはずだ。このような状況で稜線伝いに十勝岳を訪れても見晴しは望めないので、このまま下山だ。往路を下るだけなので昼前に十勝岳温泉登山口に帰着だ。あすの恵庭(えにわ)岳か風不死(ふっぷし)岳に備えて、吹上温泉で汗を流して苫小牧方面へ向かった。実は神威(かむい)岳の薮で山シャツをハイマツに引っ掛けて引き裂いてしまい格好悪い限りだ。そこで中富良野の大きなスーパーBESTOMでシャツや必要に迫られて爪切りを購入、支払いは無人の自動清算にびっくりだ。昨年登った芦別岳の山部(やまべ)を懐かしく通過して占冠(しむかっぷ)から高速に入り、意外に早く(道の駅)ウトナイ湖に到着だ。向かいにコンビにもあり湖畔の林間で車中泊だ。
十勝岳の火山の景観を期待していたが視界が優れず省略だ。しかし富良野岳は花の名山らしく華やかな草花を眼にすることができた。しかし連日の登山で8座目にもなると登山に対する熱意が薄らぎ、帰りのフェリーまでの日程を埋めるのが目的になりそうだ。
(斜面を覆うエゾノハクサンイチゲ)
(チングルマ群落) (富良野岳三角点)
(ガスった急坂を下る)
(稜線分岐へ戻る) (上ホロへ行かず往路を下る)
(斜面を下り続ける) (安政火口分岐を戻る) (林道を登山口へ)
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大雪山・十勝岳・幌尻岳
・2万5千分の1地形図 十勝岳
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