鍬崎山(2089.9m)瀬戸蔵山(1320m)大品山(1420m)
★ひとこと 「ゴンドラ山頂駅から大品山を経て鍬崎山ピストン」
薬師岳を背景に鍬崎山頂上
★行った日 2016年9月24日(土) 曇一時晴 単独
★コース
(前日)
高槻17:12(名神、北陸道)=21:40流杉PAスマートIC
0:18(県道175、県道43)=らいちょうバレースキー場駐車場1:00(車中泊)
(9/24)
ゴンドラ山麓駅(16℃)6:00=山頂駅6:13→(1320m)瀬戸蔵山6:45→7:24(1420m)大品山7:28→P1429(大木)8:06→9:04P1756独標9:11→10:24(2089.9m)鍬崎山10:39→11:26独標11:33→P1429
12:13→12:49大品山12:54→13:27瀬戸蔵山13:30→14:00ゴンドラ山頂駅14:04=山麓駅14:30(道道43、県道6)=立山IC
14:56(北陸道)=中之島見附IC
16:53(県道210、R290、R289)=八木鼻温泉いい湯らてい
18:52=(道の駅)漢字の里しただ19:10(車中泊)
今年は秋雨前線がしつこく居座り続けているが、その活動の切れ目を狙って越中・越後へ遠征だ。まず立山連峰前衛の山、鍬崎山(くわさきやま)だ。前日夕刻に大阪を出発、流杉PAで車中泊のつもりだったが特殊車両の大騒音に辟易、深夜にゴンドラ山麓駅駐車場へ移動して車中泊だ。予想より暖かい夜のため寝袋なしのタオルケットだけで熟睡だ。6時始発に間に合うように諸準備、4、5人の登山者と共にゴンドラへ。
透明度の低い空模様ながら、だんだん視界の広がる景色を7、8分楽しんでいると山頂駅到着だ。丸太階段で樹林帯に入り、ブナ林をなだらかに登り、巨大な立山杉が点在する尾根をしばらく進むと瀬戸蔵山だ。休憩ベンチで竜神ノ滝コースを左に分け、正面に三角形の鍬崎山を眺めながら稜線を進み、左の樹間から大日岳を見て美しいブナ林に入る。右に有峰の旧村が湖底に沈んだ有峰湖を眺めたりしながらブナ林を登りつめると大品山だ。
(始発前のゴンドラ山麓駅) (ゴンドラから山麓を振り返る) (ゴンドラ周辺地図)
(山頂駅から樹林帯を登り始める)
(ブナ林が続く) (立山杉も点在)
(休憩ベンチもある瀬戸蔵山) (正面の鍬崎山へ尾根を進む) (樹間から大日岳を望む)
(有峰湖展望地から)
(ブナ林を登る) (大品山頂上)
遊歩道はここまでだが、この先も刈り払いされた歩き易い山道が続く。山頂の東寄りの休憩広場の先で粟巣野コースを左に分け、標高差100メートルほど下って登り返すとP1429の大木だ。この辺りから色づき始めた尾根道を進み、このコース唯一の鎖場を越えると独標P1756だ。前方には三角形の鍬崎山がそびえ、左に大日山と共に毛勝三山(毛勝山、釜谷山、猫又山)が望める。5年前に猫又山に登ったときにはあまり意識してなかったが、山頂から大日岳の右に鍬崎山が見えている。独標から低木の見晴しのよい急な稜線が続き、枯死したオオシラビソが途切れるとダケカンバ帯となる。
(大品山の先の粟巣野分岐) (一旦下って登り返す) (P1429の大木)
(色づき始めた尾根道を行く)
(唯一の鎖場を上る) (P1756独標から鍬崎山を望む)
(独標から毛勝山方面を望む)
(急峻な稜線を登り続ける) (だんだん近づく山頂)
(オオシラビソ帯を抜ける)
細い急な尾根を登りつめると狭い鍬崎山頂上だ。細長い山頂から東南方向正面に薬師岳が立ちふさがり、東北から東にかけて大日岳や立山連峰が望めるはずだがきょうは雲のベールの彼方だ。紅葉の始まった山頂から時間をかけて急峻な稜線を往路通りに慎重に下り、傍らで若者がジップライン(森の中に張ったワイヤーを滑車を使って滑り降りるアクティビティー)に歓声をあげているゴンドラ山頂駅に帰着だ。あすの粟ヶ岳(あわがだけ)に備えて、北陸道で中之島見附ICを経て三条市の粟ヶ岳山麓へ向った。八木鼻温泉いい湯らていで汗を流し、(道の駅)漢字の里しただで車中泊だ。
鍬崎山は山頂からの薬師岳の眺めが大きく、途中の稜線から弥陀ヶ原越しに眺める大日岳連山が素晴らしい。また瀬戸蔵山から大品山にかけて立山杉やブナ林も美しい。ただ、大品山の先の鞍部から山頂まで急な尾根道が続くので疲労が激しくしんどい山だ。
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 剱・立山
・2万5千分の1地形図 小見(おみ)
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