★ひとこと 「古和木から山麓に滝やブナ林のある若丹尾根の山へ」
古和木権現が祀られた頭巾山頂上
★行った日 2018年4月13日(金) 晴 単独
★コース
高槻6:09(府道6、R9、R27、府道1、府道771、林道)=8:38林道ゲートP8:57→裏八反滝9:28→9:41Ca630登山口9:54→林道終点10:26→10:41休憩10:48→11:13(871.0m)頭巾山(昼食)11:46→P820
12:08→12:36五合目12:43→登山口13:25→13:37林道ゲートP13:46(林道、府道771、府道1、R27、R9、府道6)=高槻16:14
頭巾山(ときんさん)は若狭湾からあまり離れていない若丹尾根に位置し、山麓には滝や尾根筋にブナ林を有する展望豊かな山だ。過去、福井県側から登っているので今回は綾部市の古和木(こわぎ)からアプローチだ。行谷から頭巾山を経て尾根伝いに戻る計画だ。R27「山家」交差点から府道1に入り北上、あやバス「小仲バス停」前を右折し府道771を直進して古和木集落の先の行谷橋を渡って落石の散らばる地道林道を注意して進み、途中の登山口を見落として鎖ゲートまで進む。ゲート手前に数台分の余地がありここに駐車だ。
鎖ゲートを跨いで左下に行谷の渓流を見ながら所々で満開の桜が彩を添える芽吹き始めた新緑の道を30分ほど進むと「京都の自然二百選」裏八反の滝だ。落差25メートルの斜瀑気味の優美な滝だ。500メートルほど先に古びた登山口表示があり、地形を確認すると府県境尾根のP820から伸びる枝尾根に登れそうなので踏み跡を登る。急坂を少し上ると踏み跡も薄くなり灌木の薮コギも強いられそうなので引き返した。再び林道歩きを再開、Ca590付近の枝尾根を回り込む改良工事済みの車道を過ぎ、Ca650で林道改良工事終点だ。荒れた林道を等高線に沿ってなだらかに辿ると林道終点だ。鎖場もある急坂を登り、枝尾根に乗ってブナやミズナラの急坂を頑張ると府県境稜線出合だ。
(林道鎖ゲートから出発) (行谷の渓流沿いに進む) (桜咲く芽吹き始めた林道を行く)
(京都の自然二百選の裏八反の滝)(Ca530登山口から山道へ)
(薮っぽくなって引き返す)
(Ca590改良工事済み林道) (Ca650林道改良工事終点) (Ca660林道終点)
(ロープ場もある急坂を登る)
(ブナやミズナラ尾根を登る)
(稜線出合)
稜線に上がると急に北方の視界が開け、尼来峠へ続く府県境尾根の彼方に若狭湾が広がっている。少し稜線を西に向うと次のピークが野鹿ノ滝分岐だ。さらに灌木尾根を西へちょっと上ると北方の展望が雄大な頭巾山三角点だ。山頂には古和木権現が祀られすぐ下には倒壊したおこもり堂の屋根が横たわっている。陽光を浴びながら早めの昼食の後、府県境稜線を古和木へ向う。タムシバやムシカリの咲く稜線をしばらく辿ると尼来峠分岐のP820だ。
(稜線から若狭湾方面を望む)
(稜線を東へ) (野鹿ノ滝分岐ピーク) (大展望の頭巾山頂上)
(頭巾山頂上から西〜北〜東を望む)
(稜線を古和木へ向う) (タムシバの多い稜線)
(ムシカリも華やかに咲く)
P820からしばらく「京都の自然二百選」ブナ原生林の広がる尾根道だ。稜線を下ると萌黄色の梢が連なり、その色彩が徐々に濃くなり、標高を下げるに従って新緑の移り変わるさまが美しい。林間の五合目を過ぎ、大岩の陰で一休みして下り続けると、山頂から約1時間半で行谷出合だ。浅瀬を渡渉して林道に上がると、往きに見落としていた登山口表示があるが付近には駐車スペースがない。林道をしばらく戻ると駐車地点だ。
単なる退屈な林道歩きではなく、裏八反の滝はじめ崖を滑り落ちる小さな滝が散在する林道を咲き始めた草花を愛でながら歩ける。頭巾山頂上からの展望も良いが、タムシバやムシカリの咲く稜線の芽吹き始めたブナ林が美しい。
(P820府県境尾根から西へ下る)
(ブナ林尾根を下る)
(京都の自然二百選の標柱)
(萌黄色の新緑稜線を下る) (五合目を下る)
(尾根上の大岩)
(三合目)
(華やかな新緑尾根を下る)
(谷筋堰堤の傍へ下る)
(流れを渡渉)
(往路で見過ごしていた山登山口) (林道ゲートPへ戻る)
★道で出会った花
ヤマルリソウ(林道) ワサビ(林道) ミヤマキケマン(林道)
タチツボスミレ(林道) キブシ(林道) ミヤマカタバミ(林道)
イワウチワ(林道) クロモジ(林道) ナガバモミジイチゴ(林道)
イカリソウ(林道) キランソウ(林道) タムシバ(府県境)
アセビ(府県境) ムシカリ(府県境) シハイスミレ(五合目)
コバノミツバツツジ(三合目) オオイワカガミ(三合目) ミツマタ(林道)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 口坂本
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