★ひとこと 「土小屋から二ノ鎖小屋を経て巻道でガスった弥山山頂へ」
東稜基部からガスがとれた瓶ヶ森を望む
★行った日 2018年5月21日(火) 曇(ガス)後時々晴 単独
★コース
(道の駅)マイントピア別子(17℃)6:19(県道47、R11、R194、瓶ヶ森林道)=8:33土小屋ロータリー=土小屋登山口P9:10→9:48ベンチ1
9:56→ベンチ3
10:35→成就道出合11:17→11:57石鎚山(弥山)12:07→12:28成就道出合(昼食)12:47→13:16ベンチ3(雨具脱)13:21→ベンチ1
13:52→14:27土小屋登山口P14:41(瓶ヶ森林道、R194、R11)=いよ西条IC16:22(松山道、高松道、瀬戸中央道、山陽道、新名神)=高槻20:22
石鎚山系、赤石山系、剣山系が四国の背稜を構成、今回の四国遠征の最後は剣山、東赤石山に続いて西日本第一の高峰で信仰の山でもある石鎚山だ。土小屋から石鎚山を往復の計画だ。(道の駅)マイントピア別子を出発し、新居浜市街は晴れだったが西条からR194を南下すると山頂には雲がかかり、ロープウエー運転開始も9時のため、山頂の天候回復を期待して時間つぶしのため、成就から登る当初の計画を土小屋に変更だ。高知へ向うR194で快適に標高を上げ、寒風山トンネル手前から旧国道へ入り、九十九折の道でさらに標高を上げ、寒風山隧道を過ぎると旧国道と瓶ヶ森林道分岐点、寒風山登山口のトイレもある駐車場だ。時折ガスのかかる1車線のくねくね道を伊予富士や東黒森などの登山口を経て進み、瓶ヶ森の裾野では雲中の強風驟雨に出遭いながら雲底に出て曇り空の土小屋に到着だ。今までの経過から悪天候を確信して雨具装備だ。石鎚神社土小屋遥拝殿に登山の無事をお参りして車を登山口駐車場へ回して出発だ。
駐車場から国民宿舎に向う車道を進み、建物奥の登り口から樹林帯を登るとすぐに尾根道の登山道に合流だ。クマザサ林床でブナなどの広葉樹の茂るなだらかな尾根道を進み、鶴ノ子ノ頭の北側をトラバースして再び稜線に戻るとベンチ1だ。ここから勾配が少しきつくなり、ウラジロモミなどの針葉樹の散在するクマザサの尾根道を登るとCa1630のベンチ2だ。あたりはガスが立ち込めているが道端を彩るミツバツツジが鮮やかだ。再び勾配の緩くなったカエデなどの広葉樹の道を辿ると東稜基部のベンチ3だ。ここから落石の危険地帯もある東稜北面をトラバースする道だ。斜面には群生する白花をつけたヤマシャクヤクを見たり、残り花のイシヅチサクラを愛でながら落石地帯の枝沢を桟道で幾つか渡ると成就道と合流する二ノ鎖小屋下の鳥居だ。
(土小屋ロータリー)
(石鎚神社土小屋遥拝殿) (土小屋登山口駐車場)
(国民宿舎奥の登り口を出発) (尾根道登山道に合流)
(なだらかな樹林帯を進む)
(ベンチ1のクマザサの道)
(ガスり始めたCa1600付近) (ミツバツツジ咲く登山道)
(東稜基部のベンチ3から山腹道へ)(山腹のヤマシャクヤク群生地)(落石危険地帯の桟道)
(咲き残るイシヅチサクラ)
(成就道との出合の鳥居)
(鎖道を避け巻道を登る)
前回は二ノ鎖を登って、しんどさは分かっているので敬遠、巻道の階段を上る。咲き残っている数輪のアケボノツツジ越しにガスって何も見えない山並みを想像しながら黙々と上ると弥山頂上だ。天狗岳も見えない山頂で石鎚神社にお参りし、すぐに下山開始だ。二ノ鎖小屋付近でガスが晴れ始め、東に雲を頂いた瓶ヶ森が姿を現した。成就道出合で瓶ヶ森の山並みを眺めながら昼食、ベンチ3で雨具を脱ぎ、四方の景色を眺めながら登山口駐車場帰着だ。石鎚スカイラインの久万経由は遠回りになるので帰りも往路と同じ経路で西条にでて順調に帰阪、無事梅雨前の四国遠征を終えた。
土小屋から二ノ鎖小屋をへて弥山へ向う道は標高差が少なく、道標も完備したなだらかな道が続く誰でも登れるルートだ。天候さえよければ展望にも恵まれ、季節に応じた草花に出会えるが今回はアケボノツツジには少し遅過ぎ、シコクフーロなど夏の花には早過ぎたようだ。
(巻道に咲き残るアケボノツツジ)
(連続する鉄板階段を上る)
(ガスった石鎚山頂)
(成就分岐付近でガスが薄れ、瓶ヶ森方面を望む)
(階段から成就ルート尾根を望む) (成就ルート分岐)
(雲のかかった瓶ヶ森)
(尾根道から岩峰を振り返る) (岩黒山を正面に下る)
(駐車場付近から瓶ヶ森を望む)
(駐車場付近から北方の瓶ヶ森山群を望む)
★道で出会った花
カキドウシ?(登山口) シコクハタザオ?(登山口) オヤマフスマ(登山口)
タチツボスミレ(登山口) シハイスミレ(ベンチ2)
トサノミツバツツジ(ベンチ2)
ナガバモミジイチゴ(山腹道) コヨウラクツツジ(山腹道) イシヅチサクラ(山腹道)
ナツトウダイ(山腹道) アケボノツツジ(階段) ミヤマカタバミ(階段)
ムシカリ(階段) ?(山頂) ヤマシャクヤク(山腹道)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 石鎚・四国剣山
・2万5千分の1地形図 石鎚山、瓶ヶ森
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