★ひとこと 「倒木の水声の道から東尾根経由福寿草保護地へ」
保護地のフクジュソウ
★行った日 2019年3月15日(金) 晴 単独
★コース
高槻7:33(府道6、本山寺林道)=7:57本山寺駐車場8:08→川久保分岐8:16→水声の道分岐8:49→9:29稜線手前ベンチ9:36→東海自然歩道出合9:42→東尾根分岐9:52→10:27イヌブナの林10:38→森の案内所11:03→出灰川渡渉11:09→福寿草保護地11:55→12:19リョウブの丘(昼食)12:43→12:58(678.7m)ポンポン山13:05→天狗杉13:35→14:07本山寺駐車場14:14(本山寺林道、府道6)=高槻14:50
予定の決まっていない晴れの朝は近場のポンポン山が定番だ。遅まきながら保護地のフクジュソウ鑑賞と登山道の倒木の状況偵察だ。川久保渓谷から水声の道を経て東尾根経由竈ヶ谷へ、フクジュソウ保護地に立ち寄り、ポンポン山を経て東海自然歩道で本山寺参拝者駐車場へ周回の計画だ。高槻の原から新名神高速の高槻ICへ向い、すぐに左折して神峰山寺前を素通りして昨年の21号台風による倒木被害で明るくなった車道をしばらく進むと本山寺参拝者駐車場だ。
駐車場からだらだら坂の地道林道を下り、川久保渓谷出合を左折して上流へ向う。片付けられた道端の倒木を眺めながら10分ほど進むと倒木で道は塞がれているが、人は倒木の隙間を通って歩ける。倒木の積み重なった林道をしばらく進むとめがね橋を経てオゾ谷出合の水声の道分岐だ。通行できないと表示されているが、昨年12月は通行意欲を失わせるほど倒木が積み重なっていたが、人の通れる隙間が明いていたので撤退を覚悟して進む。意外に歩き易い倒木の間の道をしばらく進むと林道終点、オゾ谷沿いの山道だ。倒木を避けながら丸太階段も露出している切り開かれた道を進む。瀬音はないが早春を思わせる小鳥のさえずりを聞きながら遡ると倒壊した休憩ベンチだ。この辺りが一番の難所、倒木を越えたり沢筋のトンネルに潜り込んだりして通り抜けると稜線手前の休憩ベンチだ。ここで息を整え、容易に避けられる倒木のトラバース路を進むと、地形図点線の尾根道に合流、すぐ先が東海自然歩道出合だ。この道を東進して東尾根に入る。
(本山寺駐車場を出発) (川久保分岐を左へ)
(倒木の片付いた林道を進む)
(10分ほどで倒木で車は不可) (人は通れる林道を進む)
(水声の道分岐をポンポン山へ)
(車は駄目だが人は通れる) (何とか倒木の間を通る) (だんだん険しい道となる)
(破損した休憩ベンチ) (かつての休憩ベンチ) (横の沢筋を抜ける)
(稜線手前ベンチから通れる) (東海自然歩道に合流) (東尾根分岐)
倒木被害のないアセビの咲き始めた東尾根コースを北上、イヌブナの林を経て尾根を下ると森の案内所だ。陽光を浴びながら遊歩道を西進、出灰川を渡渉して竈ヶ谷を遡る。保護柵の点在する谷沿いの道を進むが、柵内にはオオキツネノカミソリの葉を見掛けるだけだ。柵外の水辺にヤマシロネコノメソウが黄色の花を咲かせているが、鹿など野生動物の忌避植物なのだろうか。二俣から沢を離れて小尾根の急坂を上ると管理テントのある保護地、書面に記入してゲートを入る。遅過ぎと思っていたが、人参のような葉っぱの茂みに日の光を浴びて満開の黄色の花が並んでいる。花は保護柵外ではまったく見当たらず、保護に当たるボランティアの方々に感謝!。西尾根を少し南下すると落葉樹が芽吹く前の明るいリョウブの丘だ。木漏れ日を浴びながら熱いコーヒー後、ポンポン山山頂を経て東海自然歩道で駐車場帰着だ。
ポンポン山はフクジュソウは言うに及ばず、夏季の竈ヶ谷には様々な草花が姿を見せるはずだ。間もなくカタクリも咲き始め、花の季節を迎える山だ。水声の道の開通はいま少し時間がかかるようだ。
(東尾根P619を北へ) (イヌブナの林休憩ベンチ)
(赤松林の尾根を行く)
(森の案内所)
(出灰川を渡渉)
(青々と茂るオオキツネノカミソリ)
(保護地点在の竈ヶ谷を遡る)
(柵外のヤマシロネコノメソウ) (小尾根の急坂を登る)
(保護地に咲くフクジュソウ) (花季終盤の福寿草) (福寿草保護地の全景)
(芽吹く前の明るいリョウブの丘) (ポンポン山山頂広場) (倒木片づけ中の道を下る)
(すっかり明るくなった天狗杉) (本山寺古道出合を下る)
(本山寺参拝者駐車場帰着)
★道で出会った花
アセビ(東尾根) ヤブツバキ(出灰川) オオキツネノカミソリ葉(竈ヶ谷)
ヤマシロネコノメソウ(竈ヶ谷) フクジュソウ(保護地) アオイスミレ(保護地)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 法貴、京都西南部、高槻、淀
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