★ひとこと 「落葉紅葉の清滝から八丁尾根で愛宕神社を経て米買道へ」
紅葉絨毯の清滝渡猿橋
★行った日 2019年12月4日(水) 晴後曇一時しぐれ 単独
★コース
高槻6:46(R171、桂川街道、府道29、府道50、府道137)=8:19清滝P
8:29→大杉谷道分岐8:49→八丁尾根取付き9:00→10:07休憩10:13→登山道出合10:36→(473m)八丁山10:41→11:13休憩11:20→林道出合11:35→車道出合11:51→12:06首無地蔵(昼食)12:25→ジープ道出合13:02→13:12愛宕神社13:20→水尾別れ13:44→保津峡分岐13:48→14:12荒神峠14:19→落合15:03→15:33清滝P
15:40(府道137、府道50、府道29、桂川街道、R171)=高槻17:04
今週に入って寒波襲来、週末まで真冬並みの寒さが続くらしい。平地の紅葉シーズンも終盤を迎えているので、清滝の落葉紅葉見物を兼ねて愛宕山だ。清滝から久しぶりの八丁尾根で山頂付近を経て、昨年の21号台風で通行困難だった米買道で周回の計画だ。通勤渋滞のR171を京都へ向い、桂から観光客がぼつぼつ散策中の嵐山を経て、落葉盛んな清滝だ。
紅葉の残る旧ケーブル駅の下から東海自然歩道を高尾方向へ歩き出す。倒木を片付けたせいか対岸の見晴しが良くなり、山肌の紅葉に埋もれた発電所の導水管を眺めながら進む。東海自然歩道を右に分け、少し先で大杉谷道を左に見て直進すると月輪寺道分岐だ。前回に通った地形図にも記載の杣道を登るべく、すぐ先の右枝尾根の踏み跡に取付く。ちょっと進むと岩のゴロゴロ帯で踏み跡消滅、以降登り易すそうな所を選んで進むがしんどい限りだ。一帯は瓦片が散らばったような急なザレ場が続き、ずるずる滑るので足場確保が難しく、手掛かりの小木を探しながら斜面をよじ登る。崩落が繰り返し起きたせいか、この付近にあったはずの道形はなく、標高差200余を必死にウロウロしながら1時間半もかかって疲れ果てて登山道合流だ。帰宅後調べると梨ノ木谷の取り付き点から150メートルほど先に登り口があり、地形図のルートは廃道だ。格段に歩き易くなった道を5分ばかり進むと八丁山と思しきP473だが、何の表示も見当たらず素通りだ。
(表参道登山口を左に見て右へ)(見通しの良くなった道を進む)
(東海自然歩道分岐を左へ)
(大杉谷道を左に見て直進) (月輪寺分岐を直進)
(踏み跡らしい枝尾根に取付く)
(踏み跡消滅し岩ゴロ帯を登る)
(滑り易いザレ場をウロウロ) (急斜面を必死によじ登る)
(羊歯原を踏んで登る) (やっと緩斜面の植林帯へ)
(登山道に合流して八丁山へ)
歩くのにさし支えないが所々で倒木の放置された平坦な尾根道を進み、P452の先の鞍部から赤松の尾根道をなだらかに登り、Ca500辺りから倒木をくぐったり乗り越えたりしながら進むと林道出合だ。梨ノ木谷コースに通じている細い地道林道を道なりに進むと高尾から来ている車道出合だ。道なりに進み、愛宕山の表示に従って左折すると霞んだ京都市街が遠望できる首無地蔵だ。薄日のさす肌寒い草むらで定番の昼食後、すっかり葉を落とした木々の連なる尾根道を愛宕山へ向う。通ってきた尾根の彼方に京都北山の峰々や比叡山から蓬莱山まで続く山並みが望める。植林帯に入るとジープ道出合だ。霞んだ比叡山系や京都市街を見下ろしながらジープ道を南下、月輪寺道分岐手前の白鬚神社へ。細い石段を上って大木杉の林立する道をトラバース、愛宕神社参道に合流して急に多くなった参拝者と共に石段を上ると愛宕山最高点の愛宕神社だ。参拝後、ほぼ毎年末の「火迺要慎」のお札を頂き、下山だ。
(P452の樹林帯を行く)
(赤松林の道もある) (倒木帯を潜ったり越えたり)
(林道出合) (車道出合) (車道から登山道へ左折)
(首無地蔵から京都市街を望む) (首無地蔵)
(葉を落とした尾根道を行く)
(尾根道から霞む比叡山方面を望む)
(ジープ道出合)
(ジープ道から白鬚神社へ上る)
(愛宕神社の石段を上る)
長い石段を経て、片づけ中の倒木が道端に積み上げられた参道を下り、水尾別れを左折した先から保津峡めざして下る。植林帯のネット沿いのなだらかな道から急な自然林を下ると荒神峠だ。ツツジ尾根を右に分け、前回倒木で難渋した米買道を落合めざして下る。傍らの木の幹に手書きの倒木注意表示があるだけで登山道は閉鎖されていないので通行可能だ。半分砂に埋まった椿地蔵までは支障なく下り、沢沿いの道になると倒木が多くなるが、切断されているので容易に歩ける。下流ほど倒木が酷くなり、前回に大きく迂回したCa140辺りの倒木群も潜り抜け可能な状態だ。落合出合直前の倒れた倒木は処理されてなく、枝を頼りに傍らを滑り下る。落合から山肌の所々に残る黄葉樹を眺めつつ清滝川沿いに30分ほど進むと清滝だ。紅葉絨毯を踏み締めながら渡猿橋に上がり、街角を通り抜けると表参道登山口、その先が清滝駐車場だ。
紅葉末期の錆びた清滝もいいものだ。八丁尾根旧道はスキモノ以外はお勧めしません。荒神峠から落合へ下る米買道は倒木処理が進み十分通行可能だ。
(愛宕神社拝殿) (愛宕神社参道の石段を下る)
(倒木片付け中の参道を下る)
(水尾別れを左へ) (表参道から保津峡へ右折) (植林帯を下る)
(荒神峠の手書き注意表示) (苔むした椿地蔵) (沢筋の倒木帯を下る)
(通行可能なCa140の倒木帯) (落合で東海自然歩道合流) (清滝川に沿って上流へ)
(落葉紅葉の渡猿橋界隈)
(渡猿橋を渡る)
(表参道登山口帰着)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 京都西北部
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