小野村割岳(931.7m)光砥山(951m) ★ひとこと 「下之町からワサ谷東尾根で小野村割岳を経てワサ谷西尾根へ」 ★行った日 2020年10月31日(土) 快晴 Yさんと2人
★コース
高槻5:40(R171、府道38)=7:41下之町P 7:53→8:41Ca680 8:50→P737 9:31→10:58Ca900 11:11→(951m)光砥山11:36→12:12(931.7m)小野村割岳(昼食)12:53→P911 13:18→14:13Ca780 14:22→P711 14:53→Ca680 15:34→15:50下之町P16:00(府道38、R171)=高槻18:43 きょうは月に2度目の満月、ブルームーンで時節柄寂しいハロウィンでもある。しかも移動性高気圧に覆われて快晴の山日和だ。かぼちゃのランタンにも外見上一脈通じるところのある芦生杉の怪樹ぶりの見物と紅葉狩りをかねて京都北山の小野村割岳界隈だ。広河原下之町を起点にワサ谷東尾根で光砥(こうどう)山へ登り、さらに小野村割岳を経てワサ谷西尾根へ周回の計画だ。きょうは九州の殆どの山に登られているテン泊好きの尼崎のYさんと一緒だ。いつものように京都市街を抜けて鞍馬経由広河原へ向かい、松上げの灯籠木(とろぎ)が置かれている広場わきの下之町BS付近に駐車だ。 早稲谷林道を少し北上、橋の手前の踏み跡からワサ谷東尾根の小尾根に取り付く。急坂をよじ登るとすぐに数本の倒木が尾根をふさぎ、乗り越えたり潜ったりして倒木帯を過ぎると、あとは急だが登りやすい針広混交林の小尾根だ。樹間から下山予定のワサ谷西尾根Ca680の展望ピークが西対面に見える付近から勾配が緩くなる。ブナなどの広葉樹の森となって芦生杉第1号が現れるとすぐに東尾根Ca680ピークだ。アップダウンを繰り返しながら次々に現れる巨樹をひやかしつつ徐々に高度を上げる。堂々とした巨大な壮年期の芦生杉もあるが、半分朽ちた老樹に、同種の針葉樹ばかりでなくブナなどの広葉樹の苗床となっている台杉のようなものが多い。P737付近の青空に映える紅葉したカエデを眺めながら進み、Ca730では間違った尾根を下るハプニングもあったが、広葉樹の森に巨大な芦生杉の点在する東尾根を順調に高度を上げて進む。Ca770付近の爽やかな尾根筋を日の光を浴びつつ東の山間から頭を出した鎌倉山を眺めながら進む。相変わらず次々に顔を出す芦生杉に食傷気味になりながらCa900を過ぎると羊歯原が現れ、踏み跡を辿る。ヌタ場もある細めの広葉樹林の先が枯死した古株のある光砥山頂上だ。樹間から東に武奈ヶ岳が望めるが木々に囲まれた薄暗い山頂だ。 山頂からP927を経て天狗岳や久多峠へ向かう郡界尾根を右に分けて尾根を北へなだらかに下る。次々に現れる力強い芦生杉やブナに乗っ取られた古株を眺めながら稜線をしばらく辿ると小野村割岳山頂だ。バイクで豊中から来たという単独男性と挨拶、日当たりの良い広場で店を広げる。南に一部視界が開けているが、北山の近くの山並みがウネっているだけで眺望はあまりよくない。単独の方は佐々里峠へ下山、我々も腰を上げて俄然はっきりしだした尾根道を西へなだらかに下る。要所に地図付きの道標があり、佐々里峠への稜線の道は整備されているようだ。P911ピークで左折、尾根に沿って少し下り、ワサ谷西尾根分岐で佐々里峠へ向かう郡界尾根とお別れだ。急に藪っぽくなった尾根を南下、倒木や藪を避けて右往左往するが、南へ尾根芯を外さなければ大丈夫だ。P781周辺が間違い易く、Ca780の殆ど消えた道標の所を左折して南へ下るのがキモだ。ここでフルーツゼリー休憩の後、芦生杉点在の針広混交林をしばらく下って登り返すと二股の巨樹のあるP711だ。この手前鞍部から右へ下ると広河原BSへ向かう。P711から急に歩き易くなり、東南尾根をルンルン気分でしばらく下ると伐採されたCa578の展望ピークだ。下方には桂川にまとわりつくような下之町の山里が俯瞰できる。数本の厳しい倒木を乗り越え、急な尾根端をソロソロ下ると墓地だ。灯籠木の広場を横切ると河畔の紅葉したカエデが美しい下之町BSだ。きょうの健闘を称え合い、滋賀県側から帰るYさんと別れて鞍馬で土産の木の芽煮をゲット、渋滞の京都市街を抜けて帰阪した。 (次々現れる見事な芦生杉) (次々現れる見事な芦生杉) (ブナに乗っ取られた芦生杉) ★道で出会った花(花はなし)
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