小倉山(296m)松尾山(275.8m) ★ひとこと 「紅葉終盤の嵐山から鳥居本経由小倉山を経て大悲閣へ」 ★行った日 2020年11月28日(土) 曇時々晴一時しぐれ 単独
★コース
阪急高槻駅6:53(阪急)=阪急嵐山駅7:20→展望所A7:54→常寂光寺前8:06→護法堂弁天8:27→鳥居本8:40→六丁峠8:54→小倉山分岐9:20→展望所B10:06→大悲閣10:57→松尾山登り口11:32→11:49昼食12:09→四差路12:26→展望所C12:32→(275.8m)松尾山12:40→四差路12:44→13:11展望所D13:25→松尾谷林道出合13:39→椋の木13:55→14:05阪急上桂駅14:19(阪急)=阪急高槻駅14:43 きょうは久しぶりで公共交通機関利用の山歩きだ。やっと平年並みに気温が下がり、日本海側をはじめ山々はにわか雨の予報なので近場だ。散りゆく紅葉の嵐山を散策だ。嵐山公園から鳥居本経由小倉山を経て渡月橋へ戻り、大悲閣をピストン(烏ヶ岳へ通過不能)して松尾山経由上桂へ下る計画だ。 人もまばらな嵐山駅前から怪しい空模様の朝日を浴びて歩き始める。懐かしい嵐山・木津サイクリングロード起点を横目に、時折しぐれる中之島を雲の帽子をかぶった愛宕山を眺めながら進み、観光客をほとんど見かけない渡月橋を渡る。大堰川左岸の道から、落葉絨毯だがまだ紅葉の残る嵐山公園を散策だ。展望所Aからは、最盛期の華やかさはないが、朝日に映える赤みがかった山肌の陰影と保津川とのコントラストが秀逸だ。薄日のさす静かな公園から薄暗い竹林を通り抜け、蓮池の先が紅葉の名所、常寂光寺だ。モミジの小径を経て落柿舎を横目に二尊院前を北上、田園地帯をなだらかに上ると護法堂弁天だ。静かな本堂も落葉絨毯だが、散りゆく紅葉に派手な華やかさはないが、静かなたたずまいが魅力的だ。化野念仏寺の石段下から時々北山しぐれに遭いながら鳥居本へ進むが、折から雲の切れ目から淡い太陽が顔を見せ、茅葺の屋根に虹がかかる風景が素晴らしい。鳥居本から坂道の県道をしばらく進むと六丁峠、小倉山へ向かう山道に入る。所々で右下に保津峡の流れを見ながら山肌の急斜面をぬうようにしばらく進むと高雄パークウエイに隣接した小広場だ。ここから上り坂のコンクリブロックの埋め込まれた広い道だ。最高点付近で小倉山頂上を右に分け(表示なし)、ちょっと進むと疎林帯にベンチの並ぶ新しく整備された休憩所だ。ここから少しなだらかに尾根道を下ると、比叡山や大文字山を背景に嵯峨野付近から京都市街中心部にかけて、足元に広がる昔からの展望所だ。尾根道を桂川を眺めながらしばらく下ると展望所Bだ。これから訪れる千光寺(大悲閣)を対岸に眺めたりして嵐山公園をぶらぶら下る。朝と違ってずいぶん人出が多く、周りから外国語を聞くことはなかったが、正装した新婚さんの記念撮影を見やったりしながら公園を後にする。雑踏とまではいかないが人であふれた渡月橋を右岸へ渡る。 ぐっと人の少なくなった右岸の道を対岸の小倉山を眺めつつ進む。嵐山公園の対岸辺りから広葉樹の道となり、保津川下りの船を眺めながら赤のまじる黄葉した木々の下を進む。大悲閣入口から急な石段が続き、左岸を走るトロッコ列車の轟音を聞きながら頑張って登ると大悲閣のお堂だ。五色の幕で飾られたお堂とモミジの梢越しに望む比叡山が絶景だ。仏堂に手を合わせ、烏ヶ岳への登り口を探しながら下るが、以前に通った妙見堂への通路が封鎖され、上流方向へ進む道も見当たらないので、仕方なく烏ヶ岳はあきらめて退却だ。大堰川の川面越しに比叡山や大文字山を眺めながら渡月橋袂まで戻り、法輪寺やモンキーパーク入口を過ぎて京都一周トレイル松尾山登り口から登り始める。よく手入れされた竹藪の道を登り、後方にモンキーパークが見える辺りの丘陵で木漏れ日を浴びて定番昼食だ。お猿の騒ぐ声を聴きながらコーヒーで疲れを癒して、尾根道を登り続けると松尾山四差路だ。周回路を反時計方向へ、展望所Cからは愛宕山から大文字山まで京都市街を俯瞰できる。団体さんが休憩中の松尾山三角点をパス、四差路から尾根道を下る。雑木林主体の尾根道をなだらかに下り、途中の展望所Dでも小休止して、疲れた身体をいたわりながら下り、竹林が現れると松尾谷林道出合だ。苔寺横を通り、松尾谷門番の椋の古木に挨拶して約30分の車道歩きで阪急上桂駅だ。 (桂川右岸から小倉山を望む) (散りつつある紅葉の道を行く) (大悲閣へ急坂を登る) ★道で出会った花(花はなし)
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