第25日目(44番大宝寺移動日)
★巡拝寺名
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★ひとこと 「内子から区切打ち後半の門出」
松山駅ホーム 内子駅を勇躍出発 内子の裏街
松山道をくぐるR379 小田川沿いの山村 小田川沿いのR379
大江健三郎氏の故郷、大瀬 野宿遍路の娘さん2人組 千人宿大師堂
早朝、自宅を出発し大阪駅発7時10分のJR高速バスで松山へ向かいました。4人の乗客を乗せたがらがらの大型バスの前席からの眺めは抜群でした。日頃は運転のため見ることのできない風景、阪神高速湾岸線から眺める六甲の山並み、朝日に輝く明石大橋、徳島道から見える吉野川流域、松山道から見える瀬戸内海や真っ白に輝く石鎚山系など、贅沢な景観を楽しみつつ12時半に松山に着きました。駅で昼食後特急に乗り、前回の区切地点の内子駅へ13時40分に着きました。本当は前回の最後の札所(43番明石寺)から始めるそうですが、僕は前回の最終到達地点を出発点としました。 1年ぶりの遍路姿に何か恥ずかしいような気持ちを抱きつつ、内子の街中を抜け小田川沿いにR379を進みました。大江健三郎氏の故郷である大瀬の街を抜けたところでひとり歩きの外人の娘さんに追いつき、お互いかたことの英語と日本語でしばらく一緒に歩きました。名前はアレックス?さんです。若者の行動力に目を見張る思いがしました。 ●アレックスさんの話 米、ニューオーリーンズ出身で、日本人の仲間と2人で1月20日から野宿しながら歩いている。数学と物理が得意で科学者をめざしていたが、20歳で進路を変え紀行文を書くつもりで大学を中退して四国遍路をしている。これがすめば、中国に渡りチベットからネパールへ抜ける予定だ。 やがて、千人宿大師堂のあたりで先行していたアレックスさんの仲間の娘さん(福岡人のふみさん)に追いつき記念写真を撮りました。若者たちの青春にエールを贈ります。 道草をくったため少し遅れて突合(つきあわせ)のさかえや旅館に着きました。女将さんは話し好きの好人物ですが建物は120年来の筏流し宿だそうですので覚悟して泊るべきです。
★ルート断面図