第31日目(60番横峰寺〜64番前神寺)

 

★巡拝寺名

60番横峰寺 61番香園寺 62番宝寿寺 63番吉祥寺 64番前神寺

★ひとこと   「横峰寺の台風で荒れた遍路道を経て瀬戸内へ」

星の森から石鎚山を望む
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★巡拝日   2005年3月7日(月)  晴
 
★日記

      中山川          松山道をくぐる県道147      湯浪の休憩所

 休憩所横の遍路道階段   土石流で流された遍路道   土石流で流された遍路道

  沢を離れると立派な遍路道       星の森         星の森から石鎚山


    60番横峰寺の山門     60番横峰寺の本堂     60番横峰寺の大師堂

下り遍路道からの眺め     点在する遍路道丁石     休憩所横の通行止標示

 遍路道から伊予三島の眺め  破壊された下り遍路道     破壊された下り遍路道

 雲が多いが晴間もあり、丹原を出発してすぐ渡る中山川から石鎚山系が銀色に輝いているのが見えました。遍路道の県道147が松山道の下を通り山間部に入るにしたがって昨秋の台風被害がひどくなり、殆どの谷筋が土石流に埋まり柿畑の多くが被害を受けていました。湯浪の手前にスバルを店内に展示したしゃれた喫茶店「てんとうむし」があったので恒例のモーニングで一服しました。県道147の終点の水汲み場に通う人がいるので遍路客だけではないようです。土石流の被害の著しい湯浪集落を過ぎ、水汲み場のある遍路休憩所の横の階段から本格的な山道の遍路道になります。沢沿いの遍路道は大変な荒れ方で、赤い布切れを目印にルートを見極めつつガレ場を登ります。全く、登山と同じ気分です。沢筋を抜けると本来の立派な遍路道となり雪の横峰寺山門に着きます。林道を右へ登るとすぐに星の森です。星の森には小さな鳥居と祠のある小広場があり、眼前にご神体でもある真っ白な石鎚山の鋭い岩峰がそびえていました。
 積雪が凍っている林道を注意しながら下り、静寂の雪の60番横峰寺へお参りし納経の際、お坊さんから”遍路道は通行止ですので車道を利用して下さい”と言われましたが殆どの歩き遍路は遍路道を通っているようです。しばらく車道を下ってから遍路標示に従って山道に入ります。なだらかな尾根道を横峰寺から1時間半も下ると休憩所です。ここからの沢沿いの下り道が土石流で破壊されているので注意して下ります。休憩所から30分も下ると舗装林道に出て、香園寺奥の院を通り松山道を過ぎるとビルのような61番香園寺です。

  松山道をくぐり香園寺へ向かう  遍路道横松山道         61番香園寺

   61番香園寺本堂        62番宝寿寺       62番宝寿寺大師堂と本堂

   歩くスペースのないR11       63番吉祥寺        63番吉祥寺本堂

    64番前神寺         64番前神寺本堂       65番前神寺大師堂

 62番宝寿寺、63番吉祥寺は国道沿いにあるのでR11を通ると最短ですが、R11は狭く歩くスペースも狭いので大型車が来ると危険です。歩くときは旧街道をお勧めします。64番前神寺では団体歩きお遍路さんを案内している多度津のMさんと逢い遍路宿を紹介してもらいました。翌日は途中でMさんと遭遇し美味しい「むき栗」をお接待して頂きました。
 きょうは昼食抜きで歩いたためと丁度1週間目の疲れとが重なり大変しんどかったです。宿に着いてすぐに温泉に飛び込み、うどんとビールで乾杯しました。

★納経帳
      60番     61番     62番     63番     64番           

★ルート断面図


★地  図