第30日目(56番泰山寺〜59番国分寺)

 

★巡拝寺名

56番泰山寺 57番栄福寺坊 58番仙遊寺 59番国分寺

★ひとこと   「今治市を歩いてから石鎚山系を眺めながら丹原町へ」

五郎兵衛坂の峠から今治市街、来島海峡大橋の展望

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★巡拝日   2005年3月6日(日)  晴
 
★日記

       56番泰山寺       56番泰山寺本堂    旧遍路道が河床を通る蒼社川

     57番栄福寺        57番栄福寺本堂     58番仙遊寺登り道から今治

   58番仙遊寺山門    58番仙遊寺境内の急な参道    58番仙遊寺本堂

  58番仙遊寺大師堂       仙遊寺の石仏群        五郎兵衛坂の峠

 今治市街を通って56番泰山寺へお参りし、今度は田園地帯を横切り旧遍路道が川床を通っている蒼社川堤防まで行きました。しかし、昨年秋の23号台風被害で通行禁止になっていたので県道の橋を渡り、小高い山の麓の57番栄福寺に着きました。ここからは山へ入ります。参道の車道を上りつめ、更に山門から急斜面の遍路道階段をフーフー言って登るとやっと本堂です。国分寺への遍路道は山門前から山道へ入り、急な五郎兵衛坂を下ります。この辺りからは今治市街とその向こうに来島海峡大橋が展望できます。

●五郎兵衛坂
昔々、仙遊寺には伊予守から奉納された大きな太鼓が置いてありましたが、この太鼓は音も大変大きく桜井の海岸にまでその叩く音が聞こえたそうです。この大きな音に魚が逃げて漁ができないと、五郎兵衛という猟師が大変怒り仙遊寺に登り包丁でその大太鼓を破ったうえ仏さまに悪口雑言を浴びせました。その帰り道、この坂でころんで腰を打ちその時の怪我がもとで亡くなったそうで、それ以来、この坂を五郎兵衛坂と呼び、この坂を歩くときは気をつけてゆっくり歩くようになったと言われています。

     59番国分寺        59番国分寺本堂     世田薬師から石鎚山系を望む

    世田薬師本堂       日切大師と大クスノキ         大明神川

   丹原町から笹ヶ峰       丹原町から瓶ヶ森       丹原町から石鎚山

  山を下って、田園の中を歩き伊予富田の喫茶店にて恒例のモーニングで一服しました。昼前に59番国分寺に着き、久しぶりに団体参拝者と一緒になり般若心経の合唱を聞きました。きょうは今まで1人だけのお参りが続いていたので何かほっとした感じです。伊予桜井で昼食の後、県道156から今治小松道に沿った道に入ってから坂を登ると世田薬師があります。ここでドリンク剤のお接待にあずかり元気を取り戻しました。ここから眺める雪をいただいた石鎚山系の山並みは素晴らしく、大町付近から北アルプスを眺めるのと同じくらいの高度感がありました。伊予三芳の大クスノキのある日切大師に立ち寄ってから丹原町に向かってひたすら田園地帯を進みました。丁度歩く方向に、右から石鎚山、瓶ヶ森、笹ヶ峰、赤星山などが白く輝いているのが圧巻でした。
 宿では5回目の逆打ちをされている昭島市のHさんから貴重な情報をもらいました。特に、明日登る予定の横峰寺の遍路道は昨秋23号台風から通行止が続いているが、きょう通ってきたが通れないことはないとの情報を得て大変助かりました。

★納経帳
      56番        57番         58番   59番

★ルート断面図

★地  図