ザイオン国立公園 ★ひとこと 「岩と滝の自然の殿堂」 ★行った日 2011年4月14日(木) 晴
★コース
ラスベガス7:15=ハリケーン10:30=ザイオン国立公園=ホテルチェックイン(Zion Lodge)16:00 重いスーツケースを引っ張って迷いながら立体パーキングの車へたどり着き、初めてナビに目的地設定しようとするがなかなか上手くできない。車に標準装備のナビと画面の小さい日本語も喋るHERTZ特製ナビがついているが、日本のナビと比べると使い易さは雲泥の差です。折角日本語に設定しても一度エンジンを切ると英語に戻るといった具合です。車を返すまで完全に使いこなすことができませんでした。市内から何とかインターステートハイウエーに入り、通勤渋滞のI-15Wを尻目にI-15Eをセントジョージへ向かった。制限速度は75マイル(120km)ですが景色が雄大で道も広々としているので日本の75キロ位にしか感じません。ネバダからアリゾナを少しかすめてユタに入り、セントジョージから州道S-9Eを東進して小さな町ハリケーンで給油と併設コンビニでトイレ休憩と共に朝食を仕入れた。田舎町ではコンビニ併設のスタンドが多く、この地方では日本にもあるサンドイッチのサブウエイ(SubWay)が多い。道端に車をとめて田舎の景色を眺めながら食べるのもなかなかおつなものです。しばらく進むと前方にザイオン国立公園の岩山が姿を現し始め、間もなくサウスゲートだ。ここで1年間どこの国立公園でも通用するアニュアルパス($80)を購入したが、通過するだけでも入園料$20が必要です。しばらく進んでビジターセンターの先でザイオンロッジ方面を左に分けて、州道S-9E(マウントカーメルハイウエー)を東進してクリークに沿って高度を上げ、雄大な景色を眺めながら進む。窓のついた狭いトンネルを通り過ぎるとキャニオンオーバールックトレイル入口駐車場だが、数台しかとめられないので数百メートル先の道端に駐車だ。 キャニオンオーバールックトレイルは往復1.6キロの1時間程度のコースだ。スニーカーでも行けるが滑り易い岩山なので軽登山靴が楽だ。砂岩の岩山はすぐに侵食が進むらしく、切り立ったクリークの壁面を進むと、キャニオン越しに正面に2000〜2500メートルの岩峰を連ねた岩山を望むキャニオンオーバールックの展望台だ。このトレイルで出会った2人連れのお嬢さんが今回のグランドサークルで出会った最初で最後の日本人でした。十数年前のグランドサークルでは至る所で日本語を耳にしましたが、仏、独、中国、韓国などの言葉しか聞けず寂しい限りでした。大震災による一時的な現象ならいいのですが。 (トンネル出口を見下ろす) (岩山をジグザグに登る) (岩壁を掘削した道を行く) (キャニオン中腹を進む) (大展望台) (キャニオンオーバールック) 一度、ビジターセンターまで戻ってから、ロッジ宿泊者である事を示す赤札(予約すると送られてくる)をフロントガラスに貼って、ロッジ方向へ川に沿って進んだ。宿泊者以外はビジターセンターから無料の巡回バスの利用だ。お陰で、車は少なく静かな環境が守られ、頻発するバスがあるので何の不便もなく自然を楽しむことができます。ザイオンロッジからシャトルバスを利用し、ウィーピングロックで滝を裏側から眺め、川歩きのトレイルのあるナローズ入口付近を散策後ホテルにチェックイン。ザイオンロッジは谷間に広がる芽吹き始めた木々が散在する美しい平地に建っている。 かみさんは疲れたらしいので、部屋に落ち着いてから娘と2人でエメラルドプールトレイルへ出かけた。往復1.9キロの1時間半コースだ。ロッジ正面のバージン川を渡って、頭上にかぶさる岩壁から落ちる滝の裏側を通り抜け、滝の上に出て水溜りしかないミドルエメラルドプールを過ぎて、岩壁の行き止まりの滝つぼがアッパーエメラルドプールだ。景色のよい散歩道ですが軽登山靴がベターです。夕刻、庭先に座っていると、芽吹いたばかりのカエデ越しに眺める夕日を浴びて金色に輝く岩山が神々しい姿でした。ロッジのレストランの夕食で出たステーキとハウスワインの味が印象的でした。
|