第40日目(1番霊山寺移動日)

 

★巡拝寺名



★ひとこと   「引田(ひけた)から大坂峠越えで板野へ」

大坂峠越えから引田を望む

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★巡拝日   2005年3月16日(火)  晴
 
★日記

   朝日に映える女体山       五明トンネル         峠越え遍路道出口

       黒川温泉       三宝寺遍路道分岐遍路石  引田IC陸橋から高徳線

  旧讃岐街道の遍路道    大坂峠から引田の海岸       大坂峠の遍路道

   大坂峠下りの遍路道   阿波大宮から大坂峠を望む   板野で高松道と交差

 昨夜、雨が降ったが晴、女体山が朝日に映えている山峡のR377を快調に下りました。きょうは長距離なので遍路道の峠越えを敬遠して五味トンネルを通り県道2に入り、白鳥温泉への峠下りは、遍路道が昨秋の台風禍で通行止なので車道を下りました。黒川温泉、三宝寺遍路道分岐などを過ぎ、与田山付近で初めて店がありパンと牛乳で一息いれて、県道40を下り引田ICで遍路道をはずれてR11へ出て徳島方向へ向かいました。引田駅前でうどん昼食にして、あとは排ガスのひどいR11を進み讃岐相生あたりから遍路道に入ってほっとしました。
 すぐに旧讃岐街道の大坂峠越えの上り坂になるがグッドな散歩道です。途中の大坂峠展望所に立ち寄ったが、下草が茂ってあまり展望がよくないのですぐ戻りました。県境がすんでも上り坂が続き「豆茶屋跡」あたりからやっと下りになりました。下りきると田園地帯の阿波大宮にでます。あとは舗装道路をひたすら歩きました。長い距離を歩いた後での大坂峠越えなのでしんどいルートでしたが、大坂峠の旧讃岐街道は展望といい雰囲気といい一度は通ってみたい街道だと思います。

●港町引田
引田浦は江戸時代、讃岐でもよく栄えた港でした。現在は漁港として栄えていますが、当寺は商港としても栄えていたようです。当然、商家も多く文政の時代には百軒以上あったと記録されており、酒、醤油、穀物、そうめん、タバコなどを商う店が多かったといいます。

●大坂峠と豆茶屋
この旧道は明治8年に完成し、「歩荷」の道から「駄荷」の道へ、それまで険しかった山道が平坦な道に大改修されたのです。県境付近が峠になっており、昭和10年3月高徳線が開通すまで営業していた「豆茶屋」がありました。豆茶は一説によると「半つき米と大豆を一晩水につけたものを蒸し塩味を加味したものに谷間の清水を煮立てて入れたもの」だそうです。県道、国道の開通と共に道行く人の姿もなくなり、いまはその跡形もありません。

★ルート断面図

★地  図