第1日目(1番霊山寺〜5番地蔵寺)

 

★巡拝寺名

1番霊山寺 2番極楽寺 3番金泉寺 4番大日寺 5番地蔵寺

★ひとこと   「旅だちの日」

霊山寺境内

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★巡拝日   2004年3月1日(月)  曇一時晴
 
★日記

   1番霊山寺山門        1番霊山寺本堂        2番極楽寺山門


   2番極楽寺境内         3番金泉寺山門         3番金泉寺本堂

    4番大日寺山門        4番大日寺本堂         5番地蔵寺山門
    
 
 
 
 
 
 



     5番地蔵寺本堂       高徳線ディーゼルカー    番外愛染院山門
 
 
 
 
 
 
 



    典型的な遍路道        五百羅漢本堂        五百羅漢の羅漢像
 
 
 
 
 
 




 不安を抱えながら、曇り空で少し寒い中を勇躍出発。大阪三番街8時発の高速バスで徳島へむかいました。乗客は10人位で遍路姿は誰もいません、途中、淡路島から時雨が降り始め徳島へ着いても降り続いていました。がらがらの一両のワンマンディーゼルカーで坂東へいくが、田舎へ来た感じのわびしい車両です。殆ど人通りのない坂東の町に降り立ち、さあ遍路の門出です。
 霊山寺の門前一番街で遍路用品を買い揃える。宗教心が希薄なうえ、長距離歩行に不安を感じていたので最低限の準備にとどめ今後必要に応じて揃える事にしました。僕の場合、両手に何も持たずに歩きたかったので金剛杖を省略し、線香とローソクも省略しました。罰が当たりそうなので輪袈裟をつけ数珠をもって般若心経だけを唱えることにし、少しでも形を整えることで心が見えてくることを期待しました。菅笠は頭に当たるワッカの部分にガーゼの包帯を巻き保護して使いました。

●歩き遍路に感心されたこと
 極楽寺からの遍路道で夫婦の土地の人と一緒になり、これから歩き遍路をすることにえらく感心されてしまいました。僕の本心は、金と暇と健康という恵まれた立場にいるだけなので恥ずかしい思いをしました。

●五百羅漢
 五百羅漢に行けば亡くなった人に会えるとの話しがあります。母に会えないかと似た羅漢さんを探しましたが残念ながら駄目でした。羅漢さんは男顔ばかりなのと、皆似たようなお顔をしていました。観音さまのようなお顔の羅漢さんがあってもいいなと思いました。

●きょうの失敗
 礼拝の作法を考えながら一番霊山寺に参り、二番極楽寺で参拝を終わってから一番で納経帳に記入してもらってなかったことに気付き、あわてて霊山寺へ戻り記入してもらいました。お寺の間隔が近かったので助かったが、どうもボケが始まったようです。

●きょうの般若心経
 ぶつぶつ口の中でつぶやくのみで声にならない。まわりの大声のお経が気なって仕方がない。あすからもう少し声を出す予定。

●礼拝時の口のすすぎ方
 先達のRさんから口のすすぎ方の教えを受けました。ヒシャクからじかに口をつけるのではなく、ヒシャクから手の平で受け、そこから口に受けるのが作法だそうです。

 旅館ではお坊さん2人とコタツを囲み宗教界の裏話を色々聞かせてもらいました。オフレコのため内容は省略します。1人は先達のRさんで百回以上回られおり、記念に錦の納札を頂きました。他の1人は東京のお寺さんのSさんで僕と同学年です。現在は息子さんに住職を譲られて悠々自適の生活で今回2回目の歩き遍路だそうです。この方とはこれからずっとあい前後しながら道中を続けて行くことになります。あい部屋に千葉のWさんもおられました。この方は11kgの荷物が重すぎるため明日不要品を返送するそうです。リュックは6〜7kg以下が長続きする大原則です。




★納経帳
                                                                                                  1番       2番      3番      4番         5番

 
 
 
 
 
 




★ルート断面図


 
 
 
 


★地  図