笠ヶ岳(2075.8m)横手山(2304.9m)


★ひとこと   「1時間で往復できる笠ヶ岳とリフト往復の横手山」

横手山三角点と祠

★行った日   2015年10月4日(日)  曇 山頂ガス   単独
 
★コース

12:44笠ヶ岳登山口12:49→13:19(2075.8m)笠ヶ岳13:31→笠ヶ岳登山口13:51(R292)=渋峠14:16(渋峠登山リフト)山頂駅→(2304.9m)横手山14:41→山頂駅(渋峠登山リフト)=渋峠15:08(R292)=(道の駅)六合と応徳温泉17:24(R405)=野反湖白砂山登山口18:10(車中泊)

 信州中野ICからR292で志賀高原に向うが、標高1000メートル以上は雲の中だ。木戸池から県道66に入ってしばらく進むと峠に茶店のある笠ヶ岳登山口だ。
 二輪ライダーがたむろしている登山口から丸太階段を登る。ガスって周りは何も見えないので黙々とただ登るだけだ。やがて交互に足を出して上れない急な階段となり、一歩ずつ足を揃えて休み休み登ると大石のゴーロ道だ。手も使えるので足のみで登る急階段よりましだ。30分ほどで大石の積み重なった山頂だ。小さな祠と大石の上に小ケルンがあるだけで表示もない愛想のない山頂だ。何も見えないのですぐに下山、R292へ戻り、横手山に登るべく渋峠へ向った。
 晴れた日に眺めると菅笠を被ったような山の形だそうだ。ガスったため展望も利かなかったせいか、あまり特徴を感じなかった。多くの人が訪れているのは300名山の一つのせいかも知れない。

   (茶店横の登山口)      (笹原尾根を丸太階段で登る)   (大岩ゴーロ帯を登る)

     (笠ヶ岳三角点)          (山頂の大岩)         (登山口へ戻る)

 横手山は志賀高原の北の岩菅山(いわすげやま)に対峙している南の白根山塊の一つだ。熊の湯からガスが時々晴れ渡る国道をしばらく走ると渋峠だ。折角渋峠まできたので往復リフト(900円)利用の横手山楽ちん登山だ。
 ガスの中から現れた空席ばかりのリフトに腰掛け山頂へ向う。時折、真上から日の光を浴びるが、近場は見えるが遠くは全く視界不良だ。笹原のシラビソの森を俯瞰しながら10分間の寒い空中散歩だ。リフト終点からシラビソの森の遊歩道をちょっと歩くと祠のある三角点だ。展望は良さそうだがきょうはダメ。ぶらぶらする所もないのですぐ下山、渋峠から白根火山を楽しむべくドライブ開始だ。2009年11月に草津白根山を訪れた時と異なり、至る所が駐禁、湯釜の広い見学者用駐車場や建物も立入り禁止で寂れた装いだ。仕方なくノンストップで草津へ下り、コンビニで食料を調達後六合(くに)へ。(道の駅)六合の隣の(日帰り温泉)花まめで疲れを癒し、山口食堂で夕食後、ガスに閉ざされた真っ暗な道をヒヤヒヤしながら野反湖(のぞりこ)の白砂山(しらすなやま)登山口駐車場だ。常夜灯のついた立派なトイレのある霧に閉ざされた広い駐車場に1台だけ、寝酒をあおって就寝だ。夜半には、寒さと車を叩く雨音に目覚め、意気消沈、トイレの灯りだけがぼうっと霞んでいるミルク色の雰囲気はあまり気持ちのいいものではない。
 横手山からは北アをはじめ富士山や浅間山も望めるそうだ。山頂付近の笹原林床のシラビソの林が落ち着きがあっていい感じだ。なお、今の時期の草津白根山観光は諦めたほうが良さそうだ。

   (横手山へリフトで往復)       (山頂へ234歩)         (横手山三角点)

   (山頂のアンテナ群)           (リフトで下る)      (駐禁の白根火山帯を下る)

★道で出会った花

    ヤマハハコ(笠ヶ岳)     ヤナギタンポポ?(笠ヶ岳)     キオン?(笠ヶ岳)


    ヒメジョオン(笠ヶ岳)      シラヤマギク(笠ヶ岳)       モリアザミ(笠ヶ岳)

★ルート断面図
   (笠ヶ岳)           (横手山)


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  (笠ヶ岳)中野東部、(横手山)岩菅山

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