弥彦山(634m)

 

★ひとこと   「弥彦神社から越後平野にそびえる弥彦山へ」

学童らで賑やかな弥彦神社奥ノ院


★行った日   2016年9月27日(火) (小国)雨→(弥彦)晴一時曇 猛暑    単独

★コース
白い森りふれ6:05(20℃)(林道)=6:30祝瓶山大石橋登山口6:40(林道、県道261、R113、R290、R7、R8、R116、R460、県道2)=9:52弥彦神社P10:06→登山口10:26→10:543合目10:58→11:065合目11:11→11:398合目11:44→9合目11:49→12:02(634m)弥彦山12:21→9合目12:32→5合目12:55→登山口13:24→13:41弥彦神社P 13:47(30℃)(県道2)=さくらの湯(県道2、R402、R352、R8)=魚津IC19:02(北陸道、名神)=高槻0:30

 朝日連峰の一角祝瓶山(いわいがめやま)の予定だったが雨天のため中止、弥彦神社から弥彦山だ。夜半から雨模様、部屋でおにぎり朝食、小国町五味沢の白い森りふれから荒川に沿って林道を進むと針生平(はんなりだいら)の先の林道終点が4、5台駐車余地のある大石橋登山口だ。小屋泊まりらしい落ち葉に埋もれた2台の車を横目に登山口から荒川の縁を数十メートル行くと細い板切れ一枚の左岸へ渡る吊橋だ。そぼ降る雨の中、清流を中ほどまで渡ってみるが、この先魅力的な名称の鈴振(すずふり)尾根へと続くトレッキングは次の機会に譲ってここまでだ。きょうは道草を食いながらゆっくり一日かけて帰阪の計画だ。小国町から胎内(たいない)まで来ると雨はやんで曇り空、飯豊山塊は雲をかぶっているが青空ものぞいているので、帰途弥彦山へ立ち寄ることにして一般道で弥彦へ向かう。新潟市街近傍で少し渋滞したがバイパスが完備しているので意外に早く弥彦神社駐車場に到着だ。はるか南海上にある台風の影響か、太陽が照りつける上に30度近い蒸し暑さだ。山頂へはロープウエイやドライブウエイもあるが時間が余っているので耐暑登山だ。

   (雨の白い森りふれを出発)   (祝瓶山大石橋登山口)   (登山口の荒川にかかる吊橋)

 いま流行のパワースポット点在の弥彦神社へ。拝殿に手をあわせ、横の万葉の道をロープウエイ駅へ向かって進むと金属製の鳥居があり、そこから登山道だ。美しい杉林の道を登り、休憩茶屋を過ぎると1合目だ。蒸し暑い九十九折の道を汗だくで頑張ると鳥居の建つ5合目だ。左上方には山頂のTV塔が見えている。岩場の道を上ると6合目の先が里見の松の展望所だ。穀倉地帯の先に粟ヶ岳(あわがだけ)や守門岳(すもんだけ)が望める。7合目の水場で喉を潤し、ひと頑張りすると稜線出合の9合目だ。ロープウエイ山頂駅やドライブウエイからの道と合流して左へ登ると弥彦山頂上だ。山頂付近は200人?位の次世代を担う学童らで賑やかだが、さすが教育を重視する米100俵のお国柄らしく、一般人用のベンチや奥ノ院境内には立ち入らず、付近にシートを敷いて食事中だ。奥ノ院からの展望はよく、出雲崎の彼方に米山、その左に守門岳と浅草岳、そのまた左に粟ヶ岳と越後の穀倉地帯の背後に並んでいる。また右下方には宮尾登美子著「蔵」のヒロイン、烈が向かった寺泊の野積(のづみ)が望める。山頂で大休止の後、ベンチに水溜りのような汗の跡を残して水をかぶったようになって下山だ。駐車場から寺泊方向へ少し行くとさくらの湯があり、さっぱりして出発だ。
 帰りは夕暮れの出雲崎から親不知にかけてサンセットドライブだ。土産物屋の立ち並ぶ寺泊港、良寛さんと夕日の出雲崎を過ぎて夕暮れの海岸線を南下、刈羽(かりわ)原発の裏側を通過して柏崎へ。さらに8号線で柿崎、直江津、糸魚川から親不知を通って魚津から北陸道で未明に帰阪した。
 弥彦山は弥彦神社と一体になった越後の名山だ。ロープウエイやドライブウエイがあり、登山道も整備されて四季を通じて誰でも楽しめる信仰と展望の山だ。今回の越中・越後遠征は鍬崎山(9/24)粟ヶ岳(9/25)二王子岳(9/26)ー弥彦山(9/27)だが、この中で僕のお気に入りはブナ林や大杉などの樹林、飯豊連峰や越後平野の展望台、登り易さなどから古刹もある二王子岳だ。

  (巨大杉の弥彦神社参道)     (随神門から拝殿へ)        (万葉の道を進む)

 (ステンレスの鳥居が登山口)   (美しい杉林の道を登る)      (休憩茶屋もある)

  (蒸し暑いしんどい上り坂)    (やっと5合目の鳥居)        (岩場の道もある)

 (6合目の先の里見の松から)    (稜線出合の9合目)      (粟ヶ岳や守門岳を遠望)

               (弥彦神社奥ノ院から柏崎方面を望む)

 (学童で賑やかな弥彦山頂上)  (奥ノ院周辺で憩う学童ら)    (蒸し暑い登山口へ帰着)

★道で出会った花

    ミゾソバ(万葉の道)      ユウガギク?(万葉の道)     ミズヒキ(万葉の道)


    イヌタデ(万葉の道)         ?(万葉の道)       キバナアキギリ(1合目)


  シラネセンキュウ?(3合目)   アキノキリンソウ(5合目)     キンミズヒキ(8合目)


    カニコウモリ(9合目)      ゲンノショウコ(山頂)        ツユクサ(山頂)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  弥彦

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