月山(1984m)

 

★ひとこと   「弥陀ヶ原八合目から仏生池小屋でガス強風引き返し」

弥陀ヶ原湿原と鳥海山


★行った日   2016年10月17日(月) 曇後雨    単独

★コース
(道の駅)庄内みかわ(16℃)6:28(県道50、県道115、県道47、県道211)=7:28弥陀ヶ原8合目7:45→周回路分岐7:59→9:14仏生池小屋9:26→周回路分岐10:26→10:30休憩10:39→中ノ宮11:00→11:10弥陀ヶ原8合目(県道211、県道46、R345、R7)=にかほ市14:00(R7)=(道の駅)庄内みかわ16:00(車中泊)・なの花温泉(日帰り温泉)

 会津・東北シリーズ7座目は出羽三山の主峰月山(がっさん)だ。以前、姥沢(うばさわ)から登っているが山頂直前で風雨のため撤退、今回はそのリベンジとして弥陀ヶ原8合目から山頂をピストンの計画だ(今回も途中退却)。未明には星空だったが夜明けはむっとした曇り空だ。薄霧のかかる山里から羽黒山を左に分けて10月24日から冬季閉鎖に入る月山公園線に入る。標高が上がるにつれて霧も晴れ、見事な紅葉に彩られたドライブで閉じられたレストハウスの建つ寂しげな大駐車場に到着だ。
 登山口から反時計回りに湿原の周回路に入る。休憩ベンチもあるなだらかな湿原の木道をしばらく進むと周回路分岐点だ。枯野の湿原に別れを告げて月山めがけて南下だ。飛び石が置かれたなだらかな山道を進む。月山方面は雲がかかり視界不良だが振り返ると山頂は雲をかぶっているが優美な裾野を引いた鳥海山が湿原の彼方に望めた。P1758東下のガレた所を過ぎて鞍部に近づくと急に強風だ。標高1700あたりで雲底に達し、強風とともに視界も閉ざされそうだ。

                (月山道路から鶴岡方面を望む)

  (駐車場の8合目山名盤)       (弥陀ヶ原マップ)         (8合目登山口)

   (湿原を木道で進む)    (周回路分岐から月山へ向かう)  (草紅葉の草原を行く)

  (笹原をなだらかに登る)      (鳥海山を振り返る)      (石畳のような道を行く)

 波立つ仏生池畔の小屋は冬季閉鎖なので風下の軒下で小休止だ。山頂へ向かって少し歩き出したが、ガスとともに吹き付ける風で飛ばされそうだ。これ以上強行しても展望もなく霧雨を伴った強風中の単なるピークハントだけ、退却決定だ。下山中に白装束の先達に連れられた数人の完全武装の登山者に出会ったが、その必死の形相に気の毒になってしまった。天候がだんだん悪化しつつあったが、何を思ったのか中ノ宮経由で湿原周回路を右へ、途中で雨具を着る暇もなく急に雨が降り出し、風のため傘も役立たずで濡れ鼠で駐車場に滑り込んだ。月山道路を下って鶴岡平野まで戻ると曇り空、まだ昼前なので濡れたものを乾燥させるにはドライブが一番だ。日本海沿いをにかほ市まで往復、秋田から日本海東北道が象潟まで来ているで能代まですぐ、などと想像しながら(道の駅)庄内みかわへ帰着、ここで2夜目の車中泊だ。
 閉鎖寸前の月山道路沿いの紅葉や色鮮やかな山肌の彼方の鶴岡平野の展望が素晴らしい。月山神社までたどり着けなかったが、池塘点在の湿原越しに眺める端正な鳥海山の姿が絶品だ。機会があれば花の時期に湿原を訪れたいものだ。

  (仏生池と閉じられた小屋)    (強風のなか引き返す)       (湿原まで戻る)

                   (強風の湿原を俯瞰)

   (周回路分岐を東回りへ)   (小雨の降りだした湿原を行く)   (雨が強くなりだした湿原)

     (暴風雨の中ノ宮)       (駐車場へたどり着く)      (雨の月山道路)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       鳥海山・月山
・2万5千分の1地形図  月山

Homeへ